ラグジュアリーホテルブランドとして知られるザ・リッツ・カールトン。憧れがあるものの、子連れで行っても大丈夫?子どもも楽しめる?……と躊躇している人も多いかもしれません。今回は、VERY読者さんが特に気になっているに違いない【ザ・リッツ・カールトン沖縄】をレポートします。
今回ご紹介するホテル
【ザ・リッツ・カールトン沖縄】
喜瀬カントリークラブに隣接し、グリーンのゴルフコースに囲まれた、ゴルフ&スパリゾートの【ザ・リッツ・カールトン沖縄】。海の目の前ではなく沖縄本島で最も美しいといわれる名護湾を一望できる高台にあり、沖縄の他のホテルとは趣の異なるリゾート。琉球のシンボルとなっている首里城の赤瓦と白い城壁、また古来より聖地とされ崇められてきた水の湧き出る場所(うなー)がモチーフになったつくり。客室97室、レストラン3店のあるホテル棟と、受賞歴のある大人気スパ棟がある、リピーターの絶えないラグジュアリーリゾートです。
【アクセス】
沖縄県名護市喜瀬1343-1
0980-43-5555
那覇空港より車で約75分
那覇空港から
那覇空港から、リムジンバスエアポートシャトルで約105分「かりゆしビーチ」下車後お車で約4分
空港リムジンバスで約115分「ザ・リッツ・カールトン沖縄」下車、もしくは「オリエンタルホテルズ&リゾーツ」下車後お車で約3分※「オリエンタルホテルズ&リゾーツ」や「かりゆしビーチ」発着便をご利用の方は、無料送迎サービスをご利用いただけます。
【ザ・リッツ・カールトン沖縄】のおすすめポイント
注目ポイント① キッズフレンドリー
子連れに優しいサービスが充実
なんとなく大人向けのホテルという印象の高いザ・リッツ・カールトンですが、実は、かなりキッズフレンドリーなホテルなんです。今回は、キッズフレンドリーなサービスを詳しくご紹介いたします。
リッツ・キッズ(Ritz Kids®)プログラム
ザ・リッツ・カールトンには、「お子さまを歓迎し、ご到着の瞬間からホテルや周辺環境の光景や音を探険する」という手厚いサポートが。各ホテルのリッツ・キッズ®では、水、土地、環境責任、文化をプログラムの重要な4本柱としてさまざまなアクティビティが体験できます。【ザ・リッツ・カールトン沖縄】では、まず到着時に、お風呂用のアヒルさんが入ったリッツ・キッズ®のミニバッグ(5色から好きな色をセレクト)をプレゼント。また「シーサーの絵付け」「フォトスタンドづくり」や、「リッツ・キッズ® ナイトサファリ」という、客室に特別なキャンピングテントを設置してホテルにいながらアウトドア気分を味わっていただけるようなプログラムなど、沖縄ならではの思い出に残るアクティビティが体験できます。また「キッズフォトグラファー」というインスタントカメラによる写真コンテストなど、参加型のイベントもたくさん用意されています。
オーダーメイド型託児サービス
ゆっくり夫婦で旅先ディナーを堪能したい、スパを体験したい、大人だけでゴルフやスノーケルに参加したい、など、せっかくの沖縄旅行では、子どもだけでなく、大人の楽しみも満喫したい!という人も多いはずです。【ザ・リッツ・カールトン沖縄】では、キッズルームは設置されていませんが、リクエストベースで、外部の託児サービスを依頼できます。ディナータイムの数時間、ベビーシッターさんが、お部屋でお子さんと過ごしてくれたり、遠足プログラムに参加させてくれたり、それぞれの家族の旅のプランに合わせて、オーダーメイドで託児サービスを組んでくれます。託児サービスは、日程や人数に限りがありますので、ぜひお部屋を予約したらお早めにホテルに相談してみてください。
プールは屋外と屋内の合計2つ
朝から晩までずっとプール三昧というお子さんも多いのでは?【ザ・リッツ・カールトン沖縄】には、屋外・屋内の2ヶ所にプールがあります。
屋外プール(4~10月、8:00~日没まで。※16歳未満のお客様は保護者の同伴が必要)
オーシャンビューではなく、高台にある緑に囲まれたプールエリア。まるで海外のアジアンリゾートにいるかのような気分で過ごせます。キッズプールはありませんが、一部底が浅いエリアもあるので小さなお子さん連れでも安心。ちなみに「カバナルーム」というお部屋に宿泊すると、お部屋のテラスからそのままプールへアクセス可能。家族連れにはこちらのお部屋がおすすめです。
屋内プール(通年 9:00~21:00営業。16歳未満のお子さまのご利用は17:00まで。16歳未満のお客様は保護者の同伴が必要)
ホテル棟から徒歩3分のスパ棟内にある屋内プール。こちらは少し深めなので、小さいお子さんが泳ぐ際は、浮き輪などの使用が必須です。外には、おしゃれなジャグジーや豪華なカバナ(デイベッッド)があり、ゆったりとした時間が流れています。
プライベートビーチはないのですが、ホテルから車で5分圏内の場所であれば、トゥクトゥク等で往復の無料送迎をしてくれるので、ビーチへ行きたい場合は相談してみてください。
24時間離乳食サービス
24時間いつでもシェフ手作りの離乳食を届けてくれます。旅先では、お子さんが大人のディナータイムに寝てしまって、夜中に起きてしまう、なんてことも!これは本当にうれしいサービスですよね。ぜひ利用してください。
6タイプある客室は家族利用でも広々&美しい眺め!
客室は、デラックスツインからスイートルームまで6タイプ。いちばん小さいお部屋でも45平米という広さ。どのお部屋からも素晴らしい眺めが堪能でき、心からリラックスできます。広々としたバスルームは窓辺にあり、入浴しながらゴルフコースや蒼い空、沖縄らしい美しい景色も楽しめます。
子どもも大喜び!リッツ・ニック(ピクニック)体験
ランチ代わりにオーダーしたいのがリッツ・ニック。専用バスケットに、季節の食材を使ったプラントベース(植物由来)のお食事、ドリンク、ブランケットマットがセットになったピクニックボックスです。
お部屋はもちろんプールサイドなどの館内でも、ホテル近くの公園、ビーチなど好きな場所で食べることができます。遠足気分でいい思い出が作れそう。¥4,600/1名分
注目ポイント② お食事
ホテル内の3つのレストランとロビーラウンジで沖縄らしいお食事を堪能!
【ザ・リッツ・カールトン沖縄】のレストランでは、地元の市場からの新鮮な食材を使った沖縄ならではのメニューが用意されています。「ちゅらぬうじ」ではイタリア料理を、「喜瀬」では和牛の鉄板焼きを、「グスク」では沖縄料理が楽しめます。
注目ポイント③ スパ
絶対に予約して行きたい!受賞歴のある「ザ・リッツ・カールトン スパ 沖縄」
ホテル棟から徒歩3分、亜熱帯の植物が生い茂る庭園の小道の先に「ザ・リッツ・カールトン スパ 沖縄」があります。ホテル宿泊者さん以外からも人気のスパなので予約必須。ぜひパパとお子さんがプールで遊んでいる時間などを利用してご体験を!極上タイムで日頃の疲れを癒してください。
スパの敷地内には、和風の温水浴場、ひのきのドライサウナ、風化珊瑚タイル岩盤浴、レインシャワーがある温浴施設「ヒートエクスペリエンス」(9:00~21:00)が。宿泊者はもちろん、他のホテル滞在者でスパのみご体験の方も、その日一日無料で利用できます。こちらもぜひ利用してほしい施設です。
注目ポイント④ 『Good Travel with Marriott Bonvoy™』体験
【ザ・リッツ・カールトン沖縄】の『Good Travel with Marriott Bonvoy™』は……
「Good Travel with Marriott Bonvoy™」は、マリオット・インターナショナルの「Serve360:Doing Good in Every Direction(あらゆる角度からの社会貢献)」の方針に基づいた、有意義な旅を提供する体験型プログラム。このプログラムは、日本を含むアジア太平洋地域のマリオット・インターナショナル系ホテル約100軒で展開し、環境保全、地域活動、海洋保護の3つの軸に焦点が当てられています。
環境保全 環境悪化、汚染、気候変動による自然環境の保全に寄与
地域活動 文化の体験やボランティア活動を通じて地域社会を支援
海洋保護 海洋生態系と生物種の回復と保護
【ザ・リッツ・カールトン沖縄】で体験できるのは
海洋生態系の回復と保護を目的とした体験型プログラム
「サンゴの苗づくり体験」
沖縄ダイビングサービス『Lagoon』のご協力のもと、沖縄の豊かな海の生態系を作り出すために大切な役割を果たしているサンゴの働きや種類、沖縄近海のサンゴ礁が現在直面している危機について考え、その後、恩納漁港へ移動し、「サンゴの植え付け」を体験。 この体験を通じ、サンゴ礁の生態系の成長と回復を助ける重要な活動の一端を担い、サンゴ礁の未来に積極的に貢献することができます。
「サンゴの苗づくり体験」講習、サンゴ苗作り、送迎サービス¥9,000
「サンゴの苗付け体験オプショナルツアー」スノーケリング 上記に+¥6,000 5歳~参加可能 その他ダイビングもあり。
「赤土流出防止 プロジェクト」についての講義も受講
今回は特別に『NPO 法人おきなわグリーンネットワーク』の方による「赤土流出防止 プロジェクト」についての講義を受けました。沖縄の土壌と分布、特徴について、そしてパイナップルなどを育てる畑の赤土が、雨によって海に流失し、赤土がサンゴ礁に与える影響、それを食い止めるための取り組みについてお聞きしました。
講義の後は、赤土を使ったキャンドル作りを体験。こちらはまだホテルのアクティビティにはなっていないそうですが、ゆくゆくは、子どもたちが楽しめるアクティビティとして追加される予定だそうです。
いかがでしたか?やっと夏休みが終わったばかりですが、真夏以外の沖縄も爽やかで心地よく過ごせておすすめです。次の休みの沖縄旅行計画の際に、ぜひホテル候補に入れてみてくださいね。
取材・文/沼田珠実