園生活とともにママにとってはちょっぴり憂鬱なお弁当生活もスタート。なかでも悩みの種はおかずのバリエーション。「赤・緑・黄」のマンネリ化を解決できる、丸暗記レシピを伝授します!
今回は、見た目もパッと華やかになる「赤」のおかずバリエーションをご紹介。プチトマトの調理バリエを増やしたり、ときにはケチャップにも頼ることが肝心。オレンジ食材も同カテゴリーです。
■タンドリーサーモン
朝は「焼くだけ」のらくちん漬け込みレシピ。表面はカリッと香ばしく、中はふわふわの鮭は晩ご飯のメインにも活躍しそう。
【材料】
サーモン、ヨーグルト、ケチャップ、カレー粉、オリーブオイル
【作り方】
ヨーグルト、ケチャップ、カレー粉に漬け込んでおいたサーモンをオイルでソテーする。
■お花のキャロットラペ
みんな大好きだけど刻むのが面倒。食べづらさもあるキャロットラペは型で抜いて簡単&食べやすく。少し厚めの方が食べ応えアリ!
【材料】
にんじん、塩、きび砂糖(砂糖なら何でも可)、オリーブオイル、ハム
【作り方】
にんじんを、塩もみして水分を絞り、砂糖、オイルでマリネし、ハムとピックに刺す。
■プチトマトのオープンオムレツ
油をひきながら何度も返す厚焼き卵を作るのが面倒な時はミニフライパンにざっと卵液を流し込むだけの簡単オムレツが得策。
【材料】
プチトマト、卵、粉チーズ
【作り方】溶き卵に粉チーズを混ぜ、プチトマトと小フライパンで流し焼きする。
■れんこん梅酢
食材や調味料を使って野菜を染める方法もテクニックのひとつ。前日に漬け込んでおくだけなので翌朝はお弁当箱に詰めるだけ♪
【材料】
れんこん、ゆかり、酢、はちみつ
【作り方】
茹でたれんこんを、ゆかり、酢、はちみつを混ぜた液に一晩漬け込む
■えびのマーマレードソテー
ほんのり爽やかな甘みを感じる子どもが大好きな味。常備できるマーマレードと塩というシンプルな調理法で時短にも!
【材料】
えび、塩、マーマレードジャム
【作り方】
えびをごく少量の塩とマーマレードで炒める。
お弁当を残されない
ための3カ条
1.味が濃いものはひとつだけ
2.プチトマトとブロッコリーをそのまま入れ続けない
3.彩りをシリコンカップやおかずカップに頼らない
「冷めても美味しいように」と濃い味のおかずばかり入れると子どもは飽きてしまうもの。メインにひとつ入れたら副菜はなるべく甘味、酸味など最小限の調味料で味付けを分けるのがオススメです。プチトマトとブロッコリーに頼りがちな彩りは、食材だけでなく赤はケチャップ、黄色はカレー粉、緑は青のりなど、調味料で色を足すのもひとつの方法です。
赤・黄・緑のおかずがバランス良く配置されるとお弁当はこんなに鮮やかで美味しそう。あとは、子どもの年齢別や大人用に分量を調節すればOK。お弁当ハードルがグンと下がります!
◉教えてくれたのは
料理家・橋本彩子さん
11歳の男の子ママ。広告の料理&スタイリングや数々の女性誌で人気。食材の勉強も兼ねた料理教室を築地で定期的に開催。
Instagram:@saiko_hashimoto
撮影/sono〈bean〉 調理・スタイリング/橋本彩子 取材・文/石川 恵 編集/磯野文子
*VERY2019年5月号「トマト、ブロッコリー、卵のスパイラルから抜け出せる お弁当の“彩り”一行レシピ」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。