クリスマスのごはんに何か一品足したい…そんなときに使えるのが、(ほぼ)切って混ぜるだけで作れる「ディップ」! 夕食やおもてなしの「あと一品」にはもちろん、パンに添えれば朝食も一気にグレードアップ。覚えておけば食卓が簡単に充実します。
1.オニオン&ベーコンディップ
◉材料
・クリームチーズ……100g
・粉末オニオンスープ(市販品)……小さじ2~3
・ベーコン……2枚
◉作り方
① 平皿にキッチンペーパーを敷きべーコンをのせ、ラップをせずに600Wのレンジに1分半~2分かける。カリッとしたら、5㎝幅に切る。
② やわらかくしたクリームチーズにオニオンスープ、ベーコンを混ぜる。
*固いようなら、牛乳(分量外)を加えてゆるめる
オニオンのコクがあとを引く! オニオンスープのパウダーをカリカリベーコンと混ぜて、おつまみにもパンにも合うディップに。余分なオイルをペーパーが吸ってくれるので、レンジでもカリカリベーコンが簡単に作れます。
2.豆腐のバーニャカウダディップ
◉材料
・絹豆腐……1/2丁(200g)
・アンチョビフィレ……3枚
・ニンニク(すりおろし)……1/2かけ
・生クリーム……大さじ2
・オリーブオイル……大さじ2
◉作り方
① 豆腐は600Wのレンジに1分半かけて、ザルにとり、皿など重しをして1時間おき、水気をしっかり切る。
② 水切りした豆腐に全ての材料を加え、スティックブレンダーなどで混ぜる。
*ブレンダーの代わりに、すり鉢で混ぜても。
バーニャカウダはオイルベースのソースなので、水切りした豆腐を混ぜてディップ状にアレンジ。野菜にも絡みやすくなります。生クリームが加わることでコクがアップ。ニンニクはチューブを使えばより簡単に。
3. たらこクリームディップ
◉材料
・サワークリーム……100g
・たらこ……1/2腹(25g)
・ディル(または小ねぎ)……適量
◉作り方
① たらこは皮をとり、サワークリームと混ぜ、ディルを添える。
*固いようなら、牛乳(分量外)を加えてゆるめる
子どもも大好きなたらこは、少し酸味のあるサワークリームを合わせることでシンプルな組み合わせでも深い味わいに。たらこの風味を引き立ててくれます。明太子で作れば、よりお酒が進む大人のおつまみに。
4. オニオンカレーディップ
◉材料
・ギリシャヨーグルト(または水切りヨーグルト)……100g
・フライドオニオン……大さじ4
・オリーブオイル……大さじ2
・カレーパウダー……小さじ1
・塩……小さじ1/3~1/2
◉作り方
① 全ての材料を混ぜる。
*固いようなら、牛乳(分量外)を加えてゆるめる
カレーと相性のよいヨーグルトを合わせたディップは、フライドオニオンの香ばしさがポイント。塩をしっかりめに利かせた方が味がしまります。カレーパウダーの辛さに左右されるので、子どもの好みに合わせて調整を。
5. 即席ワカモレディップ
◉材料
・アボカド……1個
・サルサソース(市販品)……大さじ3~4
◉作り方
① アボカドは皮と種を除き、フォークでつぶす。
② サルサソースを混ぜる。
熟れたアボカドに市販のサルサソースを混ぜるだけ。子どもと食べるならマイルドな「カゴメ」のサルサソースがおすすめです。大人仕様に辛さを足すなら青唐辛子のみじん切りやタバスコをプラス。よりこなれた味わいに!
6. おからフムスディップ
◉材料
・おからパウダー……20g
・白ごまペースト……大さじ3
・オリーブオイル……大さじ3
・クミンパウダー……小さじ1/2
・塩……小さじ1/3~1/2
◉作り方
① ボウルにおからパウダーを入れ、水80㏄(分量外)を注ぎふやかす。
② ほかの全ての材料を入れ混ぜる。
③ 皿に盛り、オリーブオイル、クミンパウダー(共に分量外)をかける。
手間がかかるひよこ豆の代わりにおからパウダーを使うことで、手軽にヘルシーなフムスが実現。パンやクラッカーとの相性は抜群です。スパイスが苦手な子どもと食べるなら、クミンパウダーをカレーパウダーに変えても。
7. いぶりがっこのスモークディップ
◉材料
・マスカルポーネ……100g
・いぶりがっこ(みじん切り)……40g
・スライスアーモンド……適量
◉作り方
① 全ての材料を混ぜ、皿に盛り、スライスアーモンドをのせる。
おつまみの定番、いぶりがっこのスモーク感を生かしたディップ。スモークフレーバーと相性のよいアーモンドを加えれば味に深みも出て、ワインに合う一品に。いぶりがっこのザクザクとした食感が、いいアクセントになってくれます。
8. 梅おかかの和ディップ
◉材料
・クリームチーズ……100g
・梅しそ(チューブ)……小さじ1~2
・かつおぶし……2g
・牛乳……適量
◉作り方
① 全ての材料を混ぜる。
*固いようなら、牛乳(分量外)を加えてゆるめる
クリームチーズと梅とおかかは、実は相性のいい組み合わせ。和風のうまみと程よい酸味が効いたディップは、野菜スティックにつければ日本酒や焼酎のおつまみにぴったり。意外とごはんにも合うので、おにぎりにしても美味しい。
9. グリーンカレーディップ
◉材料
・サバ缶……1缶
・グリーンカレー(市販品)……大さじ3~4
・ミニトマト(4等分に切る)……5個
・マヨネーズ……大さじ1
◉作り方
① サバ缶は水気を切り、ボウルに入れフォークでつぶす。
② グリーンカレーの汁の部分を加え、ミニトマト、マヨネーズと混ぜる。
レトルトのグリーンカレーとサバ缶で、ビールがすすむエスニックなディップが手軽に! ミニトマトで見ためにも味わい的にもさわやかなアクセントを添えて。好みでパクチーをトッピングすればより本格的な味わいになります。
10. メープルパンプキンディップ
◉材料
・かぼちゃ……120g
・クリームチーズ……100g
・きび砂糖……大さじ2
・メープルシロップ……適量
・グラハムクラッカー……適量
◉作り方
① 平皿にキッチンペーパー、その上に一口大に切ったかぼちゃをのせる。ラップをし、600Wのレンジに3~4分かけ、やわらかくする。
② 粗熱が取れたら、皮を取り除き、フォークでつぶす。
③ やわらかくしたクリームチーズにきび砂糖を混ぜ、❷を混ぜる。
④ 皿に盛り、一口大に割ったグラハムクラッカーを刺しメープルシロップをかける。
かぼちゃをキッチンペーパーと一緒にレンジにかけると、余分な水分が飛び、ほっくりと簡単に蒸せます。パンプキンチーズケーキがイメージのスイーツディップは、緑黄色野菜も一緒に摂れるというところもママ的には嬉しい。
11. ゴルゴンゾーラとりんごディップ
◉材料
・りんご(小)……1/2個
・マスカルポーネ……100g
・ゴルゴンゾーラ……40g
・ローストくるみ(粗みじん切り)……大さじ1
・はちみつ……適量
◉作り方
① りんごは皮つきのまま、小さめのいちょう切りにする。
② マスカルポーネの中にゴルゴンゾーラをちぎり入れ、りんご、くるみと混ぜる。
③ 皿に盛り、はちみつをかける。
甘じょっぱ味のディップは大人のおやつやアペロにも。ゴルゴンゾーラの塩味があるので、はちみつはたっぷりかけてバランスよく。こっくりとした味わいの中に、しゃきしゃきとしたりんごがさっぱり感をプラスしてくれます。
12. チョコバナナパイディップ
◉材料
・クリームチーズ……100g
・バナナ……1本
・板チョコ(粗きざみ)……1/2枚
・パイ菓子……適量
◉作り方
① バナナは皮をむき、フォークで粗くつぶしておく。
② やわらかくしたクリームチーズに❶とチョコを入れ混ぜる。
③ 皿に盛り、パイ菓子を崩してのせる。
*バナナを色どめしたいなら、レモン汁を少量混ぜて
子どもが大好きなチョコバナナパイをディップ仕立てに。しっかり熟れたバナナを使えばつぶすのも楽だし、甘さもたっぷり。市販のパイ菓子を活用することで、サクサクとしたトッピングを楽しめます。
13. いちごミルクディップ
◉材料
・クリームチーズ……100g
・いちごジャム……大さじ2
・コンデンスミルク……大さじ1~2
・いちご……適量
◉作り方
① やわらかくしたクリームチーズにコンデンスミルク、いちごジャムを混ぜる。
② 皿に盛り、半分に切ったいちごをかざる。
ジャムとクリームチーズを混ぜるだけで、手軽なフルーツディップが完成。他にもブルーベリーなどお好みのフルーツジャムで作れます。コンデンスミルクがなければ砂糖で軽く甘みをつけても。
撮影/清水奈緒 料理・スタイリング/岡本ゆかこ 取材・文/佐々木陽子 編集/羽城麻子
※材料の写真はあくまで参考です。
*VERY2021年1月号「年末年始、ディップがあれば何とかなる」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。