四国の南西端に位置し、高知市内から車で約100~150㎞もの距離がある高知県・幡多(はた)半島地域。アクセス至難な地域だからこそ守られた雄大な自然、古の姿を残す絶景が数多くあります。日本最後の清流といわれる四万十川(しまんとがわ)や、足摺(あしずり)岬、大堂(おおどう)海岸など、手付かずの自然が残されています。そんな恵まれた環境下での森、川、海の生態系は、豊かな海産物、農産物を育む食材の宝庫で、素朴ながら豊かな食文化が今も根付いています。今回は、幡多半島の数ある特産品のなかからVERY編集部が厳選した「お取り寄せグルメ3選」をご紹介します!
宿毛冷菓[小夏、直七、文旦]セット¥1,836/タン・プル・タン
3種類の柑橘の美味しさを味わえる
宿毛冷菓セット
高知県宿毛市で開業31年を迎える洋菓子店[タン・プル・タン]。地元の農家や自治体と協力し、地産地消、地産外商を目指し、地場産品を使ったスイーツを全国に届けています。「宿毛冷菓(すくもひゃっか)」は、宿毛産、高知県産の果汁を使い、ひとつひとつ手作業で充填したゼリー。同じ柑橘素材でも、それぞれに違う味わいを表現するために、柑橘の種類に応じて寒天の量を微妙に変えているそう。シールや懸け紙のデザインも宿毛市在住のデザイナーに依頼し作られた、地域の魅力が詰まった商品です。
開けた瞬間、爽やかな柑橘の香りがふわっと広がり、生の柑橘を食べているような香り高さに驚くはず。特に『直七』は、宿毛市でしか生産されていない貴重な幻の柑橘。その持ち味をしっかりと味わえますので、ぜひお試しください。
1個110g(風袋込み)×6個入り 計6個セット
羊羹ぱん5種類セット¥1,188/菱田ベーカリー
羊羹コーティングが施されたあんぱん
羊羹ぱん5種類セット
創業70余年、宿毛市[菱田ベーカリー]の看板商品「羊羹ぱん」。発売開始から半世紀を超えるロングセラーで、高知県民のソウルスイーツとして、近年、話題再沸騰中の人気商品。表面を羊羹でコーティングをしたあんぱんは、菓子パンのような、和菓子のような、上品で満足感のある美味しさで、子どもからお年寄りまで幅広い層に愛されているそう。定番の5種に加え季節限定のフレーバーもあり、商品バラエティの豊富さも魅力です。
羊羹とパンの組み合わせに驚かれるかもしれませんが、なぜか不思議と懐かしい気持ちになれるはず。あんこも羊羹も甘さ控えめで、あっという間に食べてしまう美味しさ。子どものおやつにもぴったりで一度食べたらやみつきになります。
こしあん、抹茶、柚子、紫芋、栗の5種各1個 計5個セット
きびなごフィレ¥1,180/有限会社土佐佐賀産直出荷組合
そのままでもおつまみでも、お料理にも役立つ
きびなごフィレ
〝旬の時季に大量に水揚げされた魚や市場に出回らない魚を無駄にしたくない〟と、幡多郡黒潮町の浜町明恵さんが立ち上げた[土佐佐賀産直出荷組合]。創業から20年、漁師やその家族、大学生など、地域の幅広い人々を巻き込んだ加工品製造を通じ、若い漁業者を育てながら、そのプロダクトを全国に発信しています。組合を代表する商品のひとつが「きびなごフィレ」。宿毛産の新鮮なきびなごを一尾一尾三枚におろし、黒潮町天日塩で約3カ月間塩漬けし、チュニジア産有機エキストラバージンオリーブオイルで漬け込んだ商品。シンプルですが、惜しまぬ手間暇と妥協のない素材選びが味を決める一品です。
天然塩の塩辛すぎない、絶妙な塩加減でお酒が進む一品。きびなごは骨がきれいに取りのぞかれていて、どれほどの手間をかけているのだろうと驚くはず。そのままでご飯のお供としても最高ですが、オイルごとサラダに混ぜたり、パスタソースに加えたりしてもとても味わい深く、まるでレストランのような味が自宅で簡単に楽しめます。
日本全国の半島の食文化を新発見するために誕生した、“半島応援メディア”。新鮮で、美味しくて、おしゃれ…いままで知らなかった半島の食の魅力を、多方面からたっぷりお届けします。もっと幡多半島のこと知りたい人はこちらへ
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