ぐっち夫婦の「悩みごとなんて料理で解決できる!」㊿
SNSの総フォロワー数が100万を超える仲よし夫婦のお料理ユニット@gucci_fuufuが、VERY読者の料理の悩みを“ゆるっと”解決してくれる大好評連載。
記念すべき第50回目は、ぐっち夫婦のレシピでときどき登場する、“包丁&まな板不要のキッチンばさみ完結レシピ”。それに加えて今回は、ナポリタンというメニューでありながら、フライパンも使いません!
”料理=片付けが大変”という、毎日だからこそ感じる手間を究極に減らして、手抜きじゃないボリューム満点料理が完成する工程すべてをぜひチェックしてみてくださいね。
<今月のお悩み>
究極のお悩みが登場!
洗い物が苦手問題も
キッチンばさみ&レンジで
解決します!
料理自体は嫌いではないのですが、なにせ洗い物が嫌いです。
なので、なるべく少なくしたいのですが、包丁とまな板を使わなくてもいいメニュー、ないですか?
本当はボウルも使いたくないくらいです。
ふだんは夫が我が家では洗い物担当なんですが、毎日、というわけにもいかなくて。
(33歳/8歳、6歳男の子ママ)
<今回の解決レシピ>
カットも調味もお皿の上で完結
レンジでもちもち感もUP
してボリューム満点
「冷凍うどんのもちもちナポリタン」
【材料(1人分)】
冷凍うどん…1個
ウインナー…2本
ピーマン…1個
玉ねぎ…1/4個(80g)
【A】
トマトケチャップ…大さじ2
ウスターソース…小さじ1
オリーブオイル…小さじ2
塩、こしょう…各少々
粉チーズ…お好みで少々
【作り方】
①深めの耐熱皿に、冷凍うどんを入れる。
②冷凍うどんの上で食材をキッチンばさみで切っていく。ピーマンは種を除いて5mmほどの細切り、玉ねぎはほぐして2枚ずつにし、繊維を断って5mmほどの幅に、ウインナーは斜め切りにする。
③2に【A】を入れる。
④ラップをして、電子レンジ600Wで5分加熱する。いったん取り出して混ぜ、再度600Wで3分加熱する。
⑤塩・こしょうを加えて混ぜ、仕上げに粉チーズを振る。
【POINT】
冷凍うどんでお手軽、キッチンばさみを使って包丁いらずのナポリタン。玉ねぎは繊維を断つように切ると、火通りがいいですよ。
お好みで味を強めにしたい方はコンソメ、具材はコーンやベーコンなどを入れてもおいしいです。
<解決するのは…>
ぐっち夫婦
美味しいことはもちろん、20分で完成を目指し、少ない工程で簡単にできちゃう栄養満点のレシピを次々発信するぐっち夫婦は、まさにママの味方!仲よし夫婦の掛け合い料理動画も話題です。ごはんがすすむ一品料理が得意なTatsuyaさんと、栄養士でもありサラダや副菜の引き出しが多いSHINOさん。
現在発売中のVERY9月号P.160~では、料理家の今井 亮さんと対決方式で「チャーシュー十変化」企画に挑戦!平日ササっとできるチャーシューと、週末に時間をかけて作る本気チャーシューのレシピを紹介しています。しかもそのチャーシューを使ったアレンジレシピも掲載されていて、一度作ればその後の4食分のメニューが決定するありがたさ。夏の疲れで食欲がない方も、料理疲れで考えるのも嫌になってしまっている方も、何も考えず、まるっと真似してみるのはいかがですか?
<今回のゆるっとアンサー>
パスタって結構洗い物が大変!
麺を冷凍うどんに変えるだけで
簡単でもちもち美味しい
新鮮ナポリタンができますよ!
夫:包丁を使いたくないときにやっぱり便利なのが、キッチンばさみ!
妻:意外といろいろなものが切れるし、まな板を使わなくていいのも楽だよね。
夫:今回は、冷凍うどんを使ってナポリタンを作ってみたよ。うどんを入れた器に食材を直接切って入れて、調味料も加えて、あとはレンチン!
妻:すごく簡単だけど、レンジ加熱だから、麺がもちもちしておいしいんだよね。
夫:パスタとはまた違った食感でおいしいよね。
妻:ケチャップとソースで子どもも好きな味だし、洗い物も少ないし、夏休みのランチにもいいね!
<ライターワタナベが作ってみた!>
「パスタでいいよ」「で?!”で”じゃないよ!!」パスタって茹でるだけで大きな鍋に、ザル、ソースによってはフライパンと、洗い物が大きくて大変です。しかも1人分の麺を茹でるとか、面倒だから、在宅ワークのひとりランチメニューに加わることはほぼなく。そんな事情を察してくださった”レンジでできるナポリタン”に感動しました。
このお盆、実は我が家は一家でコロナに罹りまして・・・私は味覚と嗅覚がなくなり、料理を作るのも億劫で、みんな食欲もなく(1歳児だけずっと食欲ありだったのも大変でしたが)食べることの喜びではなく、体のために栄養を補給するという感じでした。作ることだけで精一杯で、洗い物をする気力が残っていない・・・そんなときにこのレシピが届き、藁をもすがる思いで作りました。素うどんにも飽きてきていた子どもたちは、「美味しい!もちもち!」と食べてくれて、ホッとひと安心。少量ずつ作れるのもうれしいポイントでした。これなら在宅ワークのひとりランチのレパートリーにも最適です!
この企画を担当しているライター・ワタナベは7歳女の子・5歳と1歳の男の子のママ+食にこだわりを持つ夫と湘南住まい、5人暮らし。
夏休み前半、上の子二人、7歳(小1)と5歳(年中)児が、はじめて二人だけで私の田舎に帰省しました。お盆には私も合流予定が、コロナに罹って帰省叶わず…。鮎の摑み取りや虫取りや盆踊りなど、普段できない体験ができて、うれしそうに帰宅しました。普段、家族でいると、好き嫌いも承知済みだし、親頼みで生活できてしまうけど、大家族の中に放り込まれると、自己主張をしたりコミュニケーションを取らないと好きなものも食べられません。帰宅後驚いたことに、子どもたちのコミュニケーション力が高まっていたことに気付きました。お店の人に話しかけるのも勇気が必要だった娘も、進んで「これはどこですか?」と聞けるようになっていたり、電話でも、ウジウジせずに大人と会話ができていたり。過保護にしているつもりはなかったけれど、「かわいい子には旅をさせよ」という言葉を胸に、毎年の恒例行事にしたいと思いました。
取材・文/渡邊里衛 撮影/須藤敬一(ぐっち夫婦) 編集/井上智明
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