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「子連れ旅行 オススメの持ち物」VERYママ旅新連載vol.2

<VERYママ旅新連載> 脳医学者 瀧先生に聞きました!

『旅が子どもにもたらすもの』 

第二回「子連れ旅行 オススメの持ち物」

 

 

多くのママたちが行きたくても行きにくかった子連れ旅。

 

昨年、とある取材で出会った脳医学者の瀧 靖之先生にふとVERYママ旅プロジェクトの話をしたところ

「子どもの頃にどんどん旅行に行った方がいいんですよ」という一言が。

脳科学的に見た、旅と子どもについてのお話をもっと詳しく聞きたいと思ったことがこの連載をするきっかけになりました。旅が子どもにもたらすものの大きさを、全3回に分けてお伝えしたいと思っています。

二回目は「子連れ旅行 オススメの持ち物」です。

 

お話をお伺いしたのは

 

  靖之教授

東北大学加齢医学研究所 教授・医師・医学博士。一児の父。脳の発達や加齢のメカニズムを明らかにする研究者として活躍。読影や解析をした脳MRIはこれまでに16万人に上る。

 

最新の脳研究とご自身の子育て経験を踏まえた「科学的子育て法」に基づく、著書『「賢い子」に育てる究極のコツ』は10万部を超えるベストセラー。

VERYママ旅 Q.1 

「子どものために旅先に持って行べきものはありますか?」

 

瀧先生 A. 1 

「旅は緊張の連続。慣れ親しんでいるものを持参しましょう。」

 

2019/02/IMG_2539-1.jpg

おもちゃでも、絵本でも、マンガでも緊張を解くためのアイテムは必須。

 

旅は、大人でも常に緊張感が付きまといます。子どもならなおさら。

移動中でも旅先でも、なるべく緊張感を解いて、リラックスできるように慣れ親しんだものを持参するといいでしょう。

おもちゃでも、ぬいぐるみでも絵本でもマンガでも、その子が好きなものを最低ひとつは持っていくようにしてください。

「あっちで買えばいい」は大人の考え。

同じものでも慣れ親しんだものが子どもにとっては重要です。

難関は、飛行機や新幹線などの移動!

ゲームやスマホなどのタブレットに頼るのはダメ?

2019/02/7.jpg

飛行機や新幹線など、長い移動時間にじっとすることができないお子さんも多いでしょう。

ママが旅に出ることが億劫になる理由は、この子どもの移動時間問題が大きいはずです。

そんな移動時間に、ゲームやスマホなどのタブレットを与えることは、医者の立場から、手放しではオススメはできませんが、子どもがリラックスを優先するためにもぜひ前向きに利用してください。

でも、最初にゲームやタブレットを見せると、そちらに興味が行ってしまうので、最初のうちは他のもので気を紛らわして、最後の手段にしてくださいね。

まずは、絵本や本、折り紙などをママと一緒に楽しむのもいいでしょう。

折り紙なら1歳くらいから楽しめます。

1歳だとクシュっと丸めるだけだと思いますが、そういった紙遊びとして取り入れられるので、ひとつの旅に1セット持っていくことをオススメします。

0、1、2、3、4、5歳以上でも、すべてのお子さんにオススメの持ち物とは……

2018/12/VERY_201812_167-000.jpg

旅先にぜひ持って行ってもらいたいものは、図鑑です。

これも日頃お子さんが慣れ親しんでいる図鑑がいいですね。

昆虫図鑑が好きならそれ、乗り物図鑑が好きならばそれをぜひお持ちになってください。

今まで図鑑の中でしか見たことのなかったものと実物が繋がることは、脳の発達にとっても大変重要な体験となります。

日本にはいない昆虫を親子で見つける……

そんな旅先での行動は、子どもにとって大切な思い出+大きな経験となります。

図鑑の代わりに、スマホで検索すればいいのではないか?というご意見もあると思います。

でもスマホやタブレットだと、ネットサーフィンによって、あちこちに注意力が分散してしまうという弊害があるので、数分前に見た昆虫のページにすぐ戻って見返すことができる図鑑が最適なのです。

子どもの視覚や聴覚は生まれてすぐにすさまじいスピードで発達するので、実は赤ちゃんの時期から、図鑑や絵本で絵や写真をたくさん見せ、読み聞かせをすることが、脳の発達にとって大きなプラスとなります。

そして図鑑や絵本で子どもが興味を持ったものを実際に体験・見せる=仮想の世界と現実の世界を結びつけることを繰り返すことで、世の中の広がり、深さを感じていきます。

「図鑑をあまり見てこなかったので、子どもの好きな図鑑がわからない」そんな人は、例えば、次に行く旅が沖縄だったら、魚の図鑑や植物の図鑑などを見て、旅の事前準備をしてみてはどうですか?

子どもも大人もその旅へのワクワク感が大きくなり、旅がより一層充実したものとなるはずです。

瀧先生のお話を受けて……

 

子どもにとっても大人にとっても、緊張感が伴う旅。

慣れ親しんだものを持っていくことが大切だということがわかりました。

また図鑑や絵本と実物をつなげる行為が、子どもの脳の発達にとって重要な体験となるということも。

でもくれぐれも「この旅を通して何かを学ばせたい」という考えは二の次にして、旅は楽しんでリラックスすることを目的にしてくださいね。

 

心からリラックスしたママと一緒に思いっきり楽しんだ旅から、子どもは多くのものを吸収していくはずですから。

 

旅は好きだけれど、子連れだと不安と思っていた人、ぜひ今年こそ、ママ旅デビューしてみませんか?

 

VERYママ旅プロジェクト

 

VERYママ旅は、今年もたくさんのツアーを企画中です。

詳しくはこちらから >>>

 

 

取材・文/沼田 珠実(VERYママ旅プロジェクト)

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