自分の子どもや夫が誉められたとき、思わず「そんなことないよ〜!」って言っちゃうこと、ありませんか?これを「代理謙遜」と呼んでいるSHELLYさん。「日本人らしい反応かもしれないけど、実は子どものためにも、夫婦のためにもならないのでは?」と指摘しています。今回はママ友との会話に困った時、とりあえず相手の子を褒めてしまうというママのお悩みに応えます!
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Bさん(2歳女の子のママ)からのお悩み
会話に困ると、とりあえず
相手の子を褒めちゃうんですが…
とりあえず話題がないときは、ママ友の子どもを褒めることがほとんど。背が伸びたねとか、かわいいとか当たり障りがないつもりですが、自分も褒められるとどう返そう?と思ってしまうので、褒めすぎもよくないのでしょうか。
行動や考え方は、
どんどん褒めていい!
褒めすぎるのが悪いとは思いません。ただBさんの例のように、見た目のことを褒めるよりも、その子ががんばっているところや、思いやりある行動を褒めてあげてほしいです。だって子どもって本来、宇宙一褒めやすい存在でしょう? 行動を褒められたら、親もすごくうれしいじゃないですか。子どもの成長を感じてうれしいし、気づいてくれた友達の愛も感じるなあ。だから皆さんバンバン子どもの〝素敵なところ〟を観察して褒めましょう!
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SHELLYさんから最後にメッセージ
子どもや夫=自分じゃない。
そう思えば代理で謙遜しなくなるはず
偉そうなことを言いつつ、私も代理謙遜しちゃうことあります。長女が優しいねと褒められたとき「人の妹ちゃんには優しいよね〜」とか本人に嫌味を言っちゃうこともあって、反省しているところ。代理謙遜問題で共通して言えるのは、子どもや夫を「一人の人として見よう」ということ。以前脳科学者の中野信子さんが、日本人は子どもを自分の延長と捉えている、と話されていて、なるほどと思いました。子ども(自分)のことを褒められると恥ずかしいし、文化として謙遜しているということなんですよね。それが、欧米と考え方が異なるところ。どちらが正しいということではないけど、代理謙遜問題では、自分の一部と思わないほうがいいと私は思います。子どもを謙遜しそうになったとき、これから頭の中でフラッグを立てていきたい。それで、「誰に似たんだろうね」「顔じゃなくて中身でモテてほしいな」とか、明るくうまく切り返して、みんなでちょっとずつ価値観をアップデートできたら素敵じゃないでしょうか? 以上、SHELLYがお伝えしました!
撮影/須藤敬一 スタイリング/野田さやか ヘア・メーク/高橋純子 取材・文/有馬美穂 編集/羽城麻子
*VERY2022年5月号「自分じゃないのに謙遜しちゃう「代理謙遜」癖ついてませんか?」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。