スマホカメラが大活躍の卒入園シーズン。ずっと残したくなるオシャレPhotoを撮りたいけれど「カメラセンスがない」「上手く撮れるか不安」というママパパも多いはず。そんなお悩みを解決!ちょっとした工夫でぐっとエモい写真になる撮り方テクをご紹介します。
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子どもらしいパーツや作品を主役にすると新鮮!
教えてくれたのはフォトグラファー・須藤敬一さん!
フォトグラファー 須藤敬一さん
ファッションから食まで幅広い撮影を手がけるフォトグラファーであり、2児のパパ。
何気ない瞬間をおしゃれに切り取る抜群のセンスに定評あり。似顔絵は長女・作
スマホカメラの良さは、なんといっても瞬間的に撮れること。「あっ」と思ったときにすぐに撮れるから、僕も子どもの写真はiPhoneで撮っています。子どもの成長って何気ない日常にこそ表れるので、食事中やおもちゃで遊んでいるときなど、普段のルーティーンこそシャッターチャンス。いつもとは違う角度から撮ってみたり、思いきって寄り引きをつけるだけでも新鮮な写真になります。あえて顔を写さず、子どもらしい体のパーツや描いている絵なんかを主役にするのも味が出ていい。さらに写真をおしゃれに仕上げたいなら、iPhoneの写真編集機能を使って色味を調整するのも手。今回の企画で撮った写真でも活用していますが、青味か黄色味(アンバー)に少し大胆に振るとムードのある写真になります。フィルターを選ぶだけで簡単に雰囲気のある写真が撮れる『Foodie』などのアプリを使っても。子どもを撮るときに意識しているのは、流してしまいがちな日常にこそ目を向けること。例えば保育園のお迎え時に自転車の後ろに乗っている子どもをふいに撮ってみたり、寝かしつけ前の歯みがきの瞬間や泣き顔だったり(笑)。あえて普段撮らない部分を切り取ることで、いつもの日常が特別な思い出に変わる気がします。それって「急いで‼」とか「もう、早く‼」とか言ってしまいがちなバタバタとした時間だったりするのですが、逆に「シャッターチャンス!」と捉えると、こちらも少しは心の余裕が持てるはず⁉
撮影/須藤敬一 撮影協力/琳太郎 取材・文/山木晴菜 編集/太田彩子
*VERY2022年2月号「「なんでもない日」のオシャレな写真の残し方」より。