「憧れの顔」という声もよく聞くVERYモデル・辻元舞さん。プライベートでは2人の元気いっぱいな男の子のママで、おうちに帰ればすっぴんで子育てに奮闘中。「全然完璧じゃないんです」という、育児についてお伺いしました。
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—やんちゃ真っ盛りの男の子2人を育てる中で、普段意識していることはありますか?
愛情表現はめちゃくちゃ多いと思います。名前を呼ぶときに「大好きな〇〇くん」と付け加えるだけで言うことを聞いてくれたりするんですよ。名前の前に“大好きな”とか“可愛い”と加えるだけで、自己肯定感が上がるって何かで読んだか聞いたことがあって。良いときだけ褒めるんじゃなくて、なんでもないときにも愛情を伝えるのが大事だと知って、いつも意識しています。実はこれ、夫にも使えるんですけどね(笑)。
—昨年末、ご自宅での子育てに密着したリアルな様子がMBS/TBS系バラエティ『100%!アピールちゃん』で放送されました。放送後の周りからの反響や、SNSへのコメントに変化はありましたか?
「見たよ!」っていう反響はたくさんいただきました。「勇気づけられました」とか、ちょっと先輩の方たちからも「もう一度子育てがしたくなりました!」なんていうコメントをSNSでいただいたり、同じマンションに住む方からもエレベーターなどで声をかけてもらうことが増えました。今までもSNSで「男の子2人だから大変」ってことは書いていたのですが、みなさんが想像していたものを遥かに超える壮絶な様子が映ったようで、「うちの子も大変だと思ってたけど、辻元さんの放送を見て、うちなんて全然だなって思いました」というコメントもあったくらいです(笑)。
—番組冒頭、夫さんのこぼした観葉植物の土が散らばったままのシーンがありましたが、あれは誰が片づけたんですか?
この時は私がそうじしましたが、余裕がないときは絶対にやらないと決めています。「自分で片づけてね」って(笑)。私に余裕があるときと、私が自分でやろう!と思ったときだけ手を出すってことにしています。そして、自分からやったときは見返りを求めない。余裕がないのに手を出してしまうと、「やってあげたのに何で気付いてくれないの⁉」と思ってしまうことがあるんですよね。「私ばっかりこんなに頑張ってるのに!」って。だから余裕がないときはちゃんと「自分でやってね」と伝えるようにしています。
—撮影後に泣きながらヨーグルトを食べていたそうですね。
子どもたちの暴れっぷりが過去最高だったんです(笑)。 放送されたのはほんの一部ですが、あの50倍くらい大変で! 夫も自分は映っちゃいけないと勘違いして、定点カメラが何台もあるなか必死に映らないように隠れているし、子どもはスタッフさんたちを「ママのお友達が来た!」と思っていたみたいで、「なんでこの大人たちは自分たちと遊んでくれないの? かまってくれないの?」と、注意を引こうと絡みに行ったり機材を触ったり…もう大変で。怒らなきゃいけないくらい大変なことになっているけど、暴れているのは私の仕事の撮影が原因だから…って思うと叱ることもできなくて。大変すぎてごはんも作れなくて、こんなはずじゃなかった…、と撮影が終わったら一気に涙が溢れてきました(笑)。
—舞さんは育児もプライベートも完璧なイメージがありましたが、そうじゃない面を公開することにためらいはなかったですか?
今は良かったな、と思っています! というか、普段も意識して完璧な部分ばかりを選んで載せてきたわけではなかったんです。大変なときって、カメラを向ける余裕すらないのでそういう写真がなくて。自然と余裕のあるときに撮った写真を使って発信することが多くなっちゃって、いつしか“完璧にこなす人”というイメージがついてしまっていたみたいです。放送後に「ちょっと安心しました」「私だけじゃなかったんだって思いました」って言われて、私自身も肩の荷が下りてラクになったというか、そういう部分も見せていいんだ、と思いました。この番組のおかげで、完璧じゃない姿もSNSなどで発信していくほうが、逆に救われる方もいるのかもしれないって気づきましたね。いいきっかけになりました。育児って孤独なことが多いから、共感することで気持ちが楽になりますよね。
—そうですよね。本当にあの放送で救われた人はたくさんいると思います。「頑張りすぎるより笑顔でいるようにしよう」って思うようになったと仰っていましたね。そう思えたのはいつからですか?
はじめは長男出産後半年くらいです。今思えばそのころ、産後鬱みたいな状態だったのかもしれません。「もうだめだ…」って思って、夫に相談しました。そこで軌道修正したのですが、さらに次男が生まれると、長男の赤ちゃん返りがすごくて手に負えなくなって。頑張ってるはずなのに、それが悪循環になっている…みたいな状態に陥ったんです。「なにをひとりで頑張ってるんだろう…」って。これは頑張る方向が違うかもしれない! “頑張らないことを頑張ったほうがいいかもしれない!”と思い直しました。子育てって無意識で頑張っちゃうんですよね。でも頑張りすぎて笑えなくなっちゃったりすると、本末転倒だと思うので、笑顔が減っちゃってるなって思ったら、頑張りすぎてるかも?と思って、意識的に頑張らないようにして「かまへん!」精神で笑顔を優先しています。
—最後に、舞さんにとって22時はどんな時間ですか?
ちょっと前までは、寝かしつけをして、起き上がって、洗い物、洗濯、明日の準備、残った仕事…と永遠に終わらない慌ただしい時間でした。やりたいことなんてなにひとつできない。でも、最近は夫と話し合って絵を描く時間などに充てています。寝かしつけは夫、息子たちには私の姿が見えないように別室に行ったり、マンションのロビーに移動して創作時間にしています。
辻元 舞
つじもと まい・1987年2月6日生まれ。美肌を生かしたビューティモデルとしてキャリアをスタートし、現在は157cmという等身大のモデルとしてVERYなどで活躍中。趣味の絵はプロもうなる実力で、VERY本誌では自身の連載のイラストも手掛ける。6歳と3歳の男の子ママで、インスタグラム(@mai_tsujimoto)も人気。昨年末始めたYouTubeでは、ぽろっと出てくる関西弁も魅力。
子育て中の芸能人ママの育児奮闘中の様子のほか、普段キラキラして見える芸能人の実は頑張っている姿が見られると共感を集めている。指原莉乃さんと麒麟・川島 明さんほか、Hey! Say! JUMP・有岡大貴さん、ハリセンボンさんなどが出演。ほかにも、芸能人の偏愛を語る「語りたがる芸能人」、コンプレックス克服や昔からの夢に向かって頑張る「芸能人、〇〇への道」など寝かしつけ後のリラックスタイムに見られると人気上昇中のバラエティ番組。
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