Vol. 2 Dora The Food
大皿にひとり分のコース料理を盛る〝ほったらかし〟おもてなし
【1】茄子とグレープフルーツのミルフィーユ 【2】ビーツとポテトのサラダ 【3】ゆでたまご アンチョビケッパーソース 【4】ローストポーク プルーン赤ワイン煮添え
■茄子とグレープフルーツのミルフィーユ
素揚げした茄子とグレープフルーツの組み合わせが美味!スパークリングワインと一緒に!茄子...2本 揚げ油...適量 ルビーグレープフルーツ(普通のグレープフルーツでも可)...1/2個 ミント...数枚 塩...適量 エキストラバージンオリーブオイル...適量
<作り方> ❶ 平切りした茄子をフライパンで揚げ焼きにする。 ❷ ルビーグレープフルーツ1房を半分に切る。 ❸ 茄子とルビーグレープフルーツを交互に重ねミントを飾り、上から塩とオリーブオイルをかける。 ★茄子の色に透明感が出るまで揚げ焼きにする。フライパンを使えば油の量も少なくてOK! 動画でチェック!
■「ビーツとポテトのサラダ」
最近はスーパーでも手軽に買えるビーツで、ヴィヴィッドなピンク色のポテトサラダを作ってみよう。仕上げのカルダモンスパイスで爽やかな味に!<材料> 2人分
ビーツ...80g程度 サワークリーム...30ml じゃがいも...大きめのもの1個 塩...小さじ1/3 カルダモンパウダー...2つまみ
<作り方>❶ビーツを洗いアルミホイルに包んで200℃のオーブンで60分焼く。
❷じゃがいもを箸がすっと通るくらいに茹で、ポテトマッシャーで粗めに潰しておく。
❸②が温かいうちにサワークリームと塩を混ぜる。
❹焼きあがったビーツは触れるくらいに冷ましてから手で皮をむく。ブレンダーで潰せる大きさに切る。
❺③と④、カルダモンを全て合わせブレンダーで混ぜる。
POINT ビーツは難しくない まだ家庭料理でなじみの少ないビーツも、実は扱いが簡単。アルミホイルに包み、オーブンで1時間放っておくだけで柔らかくなる。■「ゆでたまご アンチョビケッパーソース」
ゆでたまごの黄色をプレートに添えるとオシャレ映えする。しかも、超簡単!ゆでたまごがツルッと剥けるテクも教えます。たまご...2個 水...100cc アンチョビ...1枚 ケッパー...小さじ1程度
<作り方> ❶たまごは冷蔵庫から出し、常温に戻しておく。お鍋に100ccの水、たまごを入れて蓋をし、中火で6分ゆでる。火を止めて余熱で3分半熱を通せば、黄味がしっとりしたゆでたまごになる。❷ゆでたまごを、糸で半分に切る。
ミシン糸をゆでたまごの真ん中にかけて左右に引っ張るとスパっとキレイに切れる。
❸アンチョビとケッパーをみじん切りにし混ぜ、ゆでたまごの上にのせる。
■「ローストポーク プルーン赤ワイン煮添え」
はちみつ入りの甘醤油タレに漬け込んだ豚肉と甘酸っぱいプルーンソースとの相性は抜群。赤ワインと一緒に!豚(肩ロース)...500g <A>赤ワイン...大さじ1 醤油...大さじ2 蜂蜜...大さじ1 ニンニク...すりおろしたもの小さじ1/2 生姜...すりおろしたもの小さじ1/2 シナモン...小さじ1/4 クローブ...2つまみ <プルーン赤ワイン煮ソース>バター...40g プルーン...8〜10個 赤ワイン...大さじ6 塩...小さじ1/2 砂糖...小さじ1
<作り方>❶ <A>の材料をボールに入れてよく混ぜ合わせる。
❷豚肩ロースの両面にフォークで数カ所穴を開け、①のマリネ液と一緒にビニール袋に入れてよく揉み込む。冷蔵庫で2~3時間くらい寝かせる。
❸230℃のオーブンで片面10分づつ焼き、150℃に下げて40分焼く。 ※お肉はオーブンで焼く30分くらい前に室温に戻しておく。 ※焼きあがったらすぐ切らず、オーブンの中に20~30分置いて肉汁がよく馴染んでから切る。
❹お肉を焼いている間に「プルーン赤ワイン煮ソース」をつくる。鍋にバターを入れ弱火で温める。バターが溶けたら赤ワインを入れ中火にする。
❺沸騰しアルコールが飛んだら弱火にし、塩、砂糖、プルーンを入れてソースがとろりとするくらいまで煮詰める。
❻スライスしたローストポークにソースをのせる。 ※ソースは作り置き可能。
●フードクリエイター 松島由恵 母親が味噌作りをするような、丁寧な手作りの味のある環境で育つ。盛岡から上京後、日常的に作る料理が友人の目に止まり、展示会でケータリングを担当することに。色鮮やかで斬新な料理が話題となったことで、2年前に「Dora The Food」を立ち上げる。この仕事に携わる前は、建築士という経歴も。 HP:http://www.dorathefood.com Instagram:@dorathefood 撮影/在本彌生 取材/藤井そのこ