クリスマスまで指折り数えて待つ、私も母が毎年用意してくれていたワクワク感を、私も子どもにも贈りたい。プレゼントの小箱やリース、エンジェル、雪の結晶などのクリスマスの王道モチーフ、子どもの好きなリスやウサギの動物、そしてヨーロッパでは縁起物として喜ばれているヤドリギにヒイラギ、松ぼっくりなど、花屋としては思わず目がいってしまう植物モチーフもあり、大人も一緒にワクワクできます。

フローリストという仕事柄、クリスマスは注文が立て込む忙しい時期なのでツリーもままならずでしたが、今年からはしっかり飾る予定。ウェッジウッドの代表的な製法であるジャスパーウェアを思わせる質感のオーナメントは、淡いブルーと白のコントラストがとてもきれい。ウェッジウッド自体がクリスマスの雰囲気ととてもよく合い、テーブルに飾るだけでもとても素敵な空間になります。年号入りのものはプレゼントにもぴったり。

イギリスに留学中によく足を運んだノッティングヒルの骨董市で、ヴィンテージのマグカップを少しずつ集めてコレクションしていました。繊細なカップ&ソーサーも素敵ですが、絵柄が揃っていなくても、むしろそれが楽しいぐらい気軽に使えるマグカップも好き。ウェッジウッドのウィンターホワイトシリーズは透明感のある乳白色にシルバーで表現されたツリーやスワッグのデザインが風景を感じさせてくれます。息子たちは、ピーターラビットシリーズを。私も子どもの頃から愛用している大好きなモチーフです。

ウェッジウッドというと食器のイメージが強いのですが、ベース類（花器）も素敵なものがたくさん。シンプルなフォルムとマットな風合いの白や極々淡いピンクのジャスパーは愛用しています。コニファーなどの針葉樹に、ローズヒップなどの赤い実物があれば即座にクリスマスの雰囲気に。そこにネイティブフラワーを足すのが私らしさです。背の高さが違うものやサイズ違いのものにそれぞれに生けて寄せ植えのように組み合わせても素敵です。

クリスマスからお正月までのこの時期は家族が集まったり、お客様をお招きしたりと賑やかな時間が増えますよね。そんな時に飾っておきたいのが一年の始まりにぴったりの干支のイヤープレートや年号入りのタンブラー。毎年出される干支プレートはコレクションする楽しみもありますし、眺めているだけで幸せな気持ちになるし、お雛様もあるんですね。仲の良い友人や大切な方へのプレゼントにしてもきっと喜んでいただけると思います。