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【ママたちの“二人で起業”】エンタメ企業の元同僚と目指す理想のスクール

働き続ける女性は増えましたが、働く環境はまだまだ厳しいのが現状。それならば、良い環境を自分たちで生み出そうと考えた女性起業家たち。それも、一人ではなく二人での起業は多くのメリットを感じられるようです。今回は、

 

目指すゴールが同じ
二人の縁とタイミングが
パズルのようにハマっていきました

プリ・アフタースクール A STAR INTERNATIONAL 
栗原沙織さん エン ミンさん

某エンタメ企業の同期入社。入社8年目にミンさん、翌年に栗原さんがそれぞれ独立。フリーでマネージメントを手がけるほか、ミンさんはアルコールハンドスプレー「THE PUSH」をプロデュース。

子供の五感を大切にし、
創造性豊かな場所を提供

同期入社というだけでなく、仕事で初めて関わった時に同じ方向を見ていける人だとお互いに感じたそう。それぞれが退社して独立後、ミンさんが結婚、出産しました。子供の預け先が必要なのに納得のいく気に入った預け先が見つからない。そんな状況を相談した相手が栗原さんでした。栗原さんの夫はインターナショナルスクールの英語教師、さらに義母はアメリカでプリスクールを経営しており、教育に携わる下地がありました。それならば自分たちの手で理想のスクールを作ろうと起業。主に知人の子供たちを生徒に開校しました。

必要なものが見えているミンさんと教育関係にツテがあり、哲学のある栗原さんが意見を分かち合えることが二人で起業したことの最大のメリット。また、性格も違う二人だからこそ、自然と役割分担ができています。「私は陰キャですが(笑)、ミンはアウトサイダー、発想豊かで人の縁を持ってきてくれる人」と栗原さん。ゴールは利益追求ではなく、自分たちが心地よく感じ、安心して子供を預けられる場所作り。まだまだ理想は進化中です。

「お昼寝はテントの下で、また幼少期から視覚を大切にしてあげたい」そんな思いでカラフルなテントのイメージを絵におこし、そのままに作ってもらいました。

History

栗原さんが働き始めた頃。多くの人との繋がりが今の仕事にも生かされています。

ミンさんは海外出張も多く、アーティストとの交流も盛ん。起業には様々な人の応援が。

スケルトン状態のスクール内。知人が所有していた空き事務所の場所が気に入って交渉し、スクールにすることに。室内にはシンボルツリーを運び込み、内装スタート。

まさにスタートの日の記念写真。中央は栗原さんの夫で校長先生。インドマス、サイエンス、音楽、そして創造性を大切にし、プリスクール、アフタースクールを運営。

いつも木の下でランチを食べさせてあげたいという思いで作った場所。運び込んだシンボルツリーに葉が茂りました。温もりのある素材や色で楽しさを演出。

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撮影/オノデラカズオ ヘア・メーク/杉村理恵子、石井織恵 取材・文/金沢由紀子 編集/永吉徳子
*VERY2021年10月号「「二人で起業」は「補い合える」からうまくいく」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

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