服を買う時の基準のひとつは「おうちで洗えるかどうか」。このところ、よりその傾向が強くなってきましたよね。つまり洗濯機を回す回数も増えたということ。効率的に洗える、子ども汚れもちゃんと落とせる、そして洗い上がりも心地いい、毎日やることの「もっと」、なるべく簡単な方法を調べました!
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\ベアーズ・高橋ゆきさんに聞きました/
泥、食べこぼし、おむつ漏れ、血液…「子ども汚れ」、
本気で落としたい時の
完全マニュアル
教えてくれたのは
家事代行サービス「ベアーズ」
高橋ゆきさん
取締役副社長。ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」「極主夫道」の家事を監修。著書『ズボラさんでも暮らしが整う楽ラク家事』(主婦の友社)。
子ども汚れがほぼ落ちる
万能〝重曹ペースト〟
頑固な汚れが落ちる万能〝重曹ペースト〟を作るのに必要なのはこの3つ。右から重曹、液体の酸素系漂白剤、食器用洗剤。基本は最初の2品。食器用洗剤は油っぽいケチャップやマヨネーズ、色の濃いぶどうジュースなど取れにくい頑固な汚れに追加で使います。この組み合わせを知っておけば、いざという時に慌てない!
重曹ペーストを使って汚れを落とす時に必要な必須アイテムは、はけ(筆でもOK)、歯ブラシ、ペーストを混ぜるためのコップやお皿。
汚れを吸い取ったり、汚れ移りを防ぐために古いタオルもしくは当て布を用意して。2枚あると便利です。
持ってると便利!ありとあらゆる
汚れに対応してくれる専用シミ取り剤
ドクターベックマン ステインデビルス 血液/ミルク/アイスクリーム/卵用、コーヒー/赤ワイン用、食用油/トマトソース/カレー/醤油用、口紅/ファンデ/泥汚れ用、ボールペン/クレヨン用、機械油/ペンキ用 各¥550(すべてエコンフォートハウス)
基本の落としかた
汚れの種類によって、水の温度や
プラスするものが違います
【水系のもの】
お茶、オレンジジュース、コーヒーはシミになりにくいですが、時間が経ったら食器用洗剤を混ぜた水やぬるま湯でもみ洗いすると落ちやすく。
【乳製品系】
牛乳やヨーグルトはタンパク質を含み、熱を加えると固まるので重曹ペーストは冷まして使い、お湯でのすすぎはNG。
【油っぽいもの】【色の濃いもの】
赤ワインなどは色素を含んで時間が経つと酸化して落ちにくかったり、マヨネーズ、ソースなどは油ジミが残りやすいので、重曹ペーストで落ちなかったら食器用洗剤をプラスして洗浄力をパワーアップさせます。
アンケートで愛用者の多かった
「ウタマロ」「オキシクリーン」、
どう使ってる?
・ウタマロ石けん(右)
60年以上のベストセラーの部分洗い石鹸。泥、食べこぼし、皮脂、口紅などの化粧品、インク、黒ずみなど何でも落ちる! 消臭効果も。リキッドタイプもあります。ウタマロ石けん オープン価格(東邦)
夫より頼りになるウタマロ石けん。家の中で一番の信頼を置いてます。リキッド洗剤より白いものがより白くなる石鹸を愛用しています。
臭すぎるサッカー靴下、ユニフォームはウタマロでこすって手洗いしてから洗濯機に入れれば汚れも臭いも取れるし、長持ちするのも◎。
まるで消しゴムなの?と思うほど。ファンデ、食べこぼし、赤ちゃんのウンチ汚れまで万能。100均のミニ洗濯板と一緒にして常備。
・オキシクリーン(左)
漂白と消臭、除菌ができる酸素系漂白剤。食器の茶渋やトイレなどの掃除にも使え、家じゅうの汚れに。SNSで〝頑固な汚れにオキシ漬け〟が話題に。〈左〉オキシクリーン ¥1,518 (グラフィコ)
ニオイが気になる梅雨から夏は毎日洗濯機に投入。それ以外は汚れものを洗う時だけ。室内干しでも生乾きのニオイがなくなりました。
〝オキシ漬け〟がマイブーム。ビニールに洗剤とお湯と上履きを入れてシャバシャバして時間をおくとこすらず上履きがキレイに。
一時期は外出したら、着た服をこれを溶かした水に1時間以上漬けおきして除菌してました。今の時代、消臭+除菌できるのも安心。
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撮影/相澤琢磨(取材)、草間智博〈TENT〉(静物) スタイリング/荒木里実 取材・文/立花あゆ 取材協力/高丘美沙紀、持田理沙 編集/井上智明
*VERY2021年6月号「洗える服だからこそ、もっと上手に洗いたい!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。