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柴田陽子の「育て力」vol.5 子どもを叱りたくなるとき

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<格言>
子どもには
背景をしつっこく話す

 

子どもには、
世の中で必要とされるひとに育って欲しいです。
ひとから頼られることは、幸せなことです。
何より、ひとを喜ばせられることは、大切な能力のひとつです。

「きっとあのひとは○○○だから、○○○してあげると嬉しい」、
ということを、息子たちにその都度考えさせるようにしています。
それを続けていれば、自然と気遣いができて、ひとのためにどうやったら助けになるか?という、いい思考回路が身についてきます。

ついつい子どもを叱ってしまいたくなる場面は、たくさんあります。
でも、そこをぐっと我慢して、「なぜそれはいけないことなのか」、
物事の背景をきちんと伝えることを徹底しています。

たとえば・・・
レストランで「もうお腹いっぱい」と息子が食事を残そうとした場合。
「もったいないから、食べなさい!」ではなく、
私:「じゃあ、厨房で何人のひとが働いているか見てきてごらん」
子ども:「6人」
私:「6人のひとは一生懸命な顔してお料理してた?ふざけてお料理してた?」
子ども:「一生懸命な顔して作ってた」
私:「その6人の一生懸命お料理してたひとたちは、
食べて欲しいと思って作ってる?食べて欲しくないと思ってる?」
子ども:「食べて欲しいと思ってる」
私:「じゃあ、そういう想いで作ったものを残したら、作った人は嬉しい?悲しい?」
子ども:「悲しい。食べます!」

たとえば・・・
ボーダーズアットバルコニーのショールームに友人が遊びに来たときのこと。(注:ボーダーズアットバルコニーは私が手がけるファッションブランドです)

私:「今日はラインナップが揃っていないから、買わないほうがいいよ〜」と助言したところ
子ども:「ママ、お洋服売れたほうがいいのに、なんであんなこと言うの?」
私:「だってあのひと似たようなお洋服をたくさん持っているのに、ママがいるから無理して何かを買おうとしてたからね。だからママが買わなくていい!って言ったら、気持ちが楽になるでしょ?」
子ども:「そうだね!そしたら、また来てくれるもんね!」

このようなやり取りで、日々訓練(笑)。
まだまだ子育ては道半ばですが、
少なくとも子どもたちは、ひとに思いやりを持てる子に育っていると思います。

YOKO’S Diary

子どもたちと本気でエンジョイ!

春休みやGWなど長いお休みには旅に出かけ、子どもたちと思う存分一緒に過ごします。今年の春休みは、ニセコ、長崎、グアム。GWは軽井沢に行って自然の中でおもいっきりあそんだり、本気で(!?)DIYをしてきました!

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◉柴田陽子

神奈川県生まれ。大学卒業後は、外食企業に入社し、新規業態開発を担当。
その後、化粧品会社での商品開発やサロン業態開発なども経験し、2004年「柴田陽子事務所」を設立。
ブランディングプロデューサーとして、コーポレートブランディング • 店舗プロデュース • 商品開発など多技に渡るコンサルティング業務を請け負う。

「自分が本当に納得のできる、ものづくりがしたい。」という思いから、理想の洋服作りをはじめ、
2013年秋「BORDERS at BALCONY」を立ち上げる。

2014年セブン&アイ・ホールディングス「グランツリー武蔵小杉」総合プロデューサーを務める他、2015年 東急電鉄「(仮称)代官山東横線上部開発計画」「渋谷ヒカリエ レストランフロア」プロデュース、 2015年ミラノ国際博覧会における日本館レストランプロデュース、パレスホテル東京「7料飲施設」、ローソン「Uchi café Sweets」、ルミネ、日本交通などのブランディングに携わる。また、都内にて飲食店を直営店として経営。

■BORDERS at BALCONY
HP: http://www.bordersatbalcony.com/
Instagram:@bordersatbalcony_official

■シバジム
HP: http://www.shibajimu.biz/

☆「BORDERS at BALCONY × VERY」のコラボアイテムを光文社のショッピングサイト「kokode.jp」 にて発売しています。現在、新学期のデイリーに使える「白×紺」をテーマにしたニット、カーディガン、そしてセットに着こなしやすいニットスカートを販売中。コンサバに〝ボーダー〟を利かせたアイテムは、ママのいろいろなシーンで大活躍するはずです。
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