コロナ禍の1年、家族間コミュニケーションの重要性に気づいた人は多かったはず。
先日行われた6回目の「VERY Academy」、「家事シェア料理シェア、もっとみんなで話そうよ!」の回にMCとして登場したのは、VERY専属モデルになった笹川友里さん。
旦那様はフェンシング金メダリストの太田雄貴さんですが、「家事シェア」「料理シェア」では今後かなり有望ということが判明…その理由とは!?
今回のVERY AcademyではMCとしても活躍した笹川さん(左)。ほか、今尾朝子編集長、近藤千尋さん、犬山紙子さんが登場。
コロナ禍の食卓を救ったのは「太田鍋」でした
「夫はもともとアスリートだったので、競技に集中してもらうためにも私があれやって、これやってとお願いすることを避けてきました。でも今は引退していることもあり、最近は素直に甘えられるようになりました。送り迎えなど、ハードルの低い娘周りのことからシェアを始めています」という笹川さん。そんななか料理シェアは、コロナ禍をきっかけに前進したのだそうです。
「朝、昼と作って疲れると、夜ご飯は『太田鍋』と呼んでいるのですが、夫がお鍋を全部作ってくれることも」
VERY Academyでは、パパが料理をする割合が大きいほど、女性の家庭満足度が高いというデータも紹介されていました。残念ながら日本ではパパの料理率も、ママの家庭満足度も世界的に見てとても低いという結果に。
「料理にストレスを感じている人は多いですよね。毎食となるとレパートリーを考えるのも大変。コロナ禍を機に、夫がお鍋を作ってくれるようになったり、私も完全手作りへの呪縛から解放されて、ランチはテイクアウトを探したり、時々楽するように。あとはフリージング能力がアップしました! 前までは冷凍庫のうち6割くらいは使えていなかったのですが、一度全て整理して、冷凍庫を駆使できるようになりました。かなりスキルが上がったなと思います」
上手にラクをしつつ、スキルも上げつつ、パパと料理シェアできるのが理想ですが、その点は今後に期待できそうとのこと。その理由は?
「実は、夫の実家では、昔からお父さんがおもに家事担当なんです! お母さんが褒め上手で、『パパのご飯美味しい!』ってとにかく褒める(笑)。すごく先進的な家なんですよね。だから夫にこれお願いしていい?と言っても、嫌な顔は一回もされたことなくて。親がどれだけ家事シェアしているかは、子どもにかなり影響しているなと思うので、私たちが子どものためにも見せていくのが大事なのかなと思っています」
登園の15分間で濃いコミュニケーションを
今回のVERY Academyでは、夫といかにコミュニケーションをとっていくか、というお話が主軸に。笹川さんが、太田さんとのコミュニケーションに活用しているのは朝時間だそうです。
「保育園まで大人の足で15分くらいなのですが、一緒に送りに行ってその間にわーっと昨日あったことや、最近会った面白い人の話を喋って、じゃ!ってお互いに仕事に行く。とても濃密なので、時間の長さだけではないなと思っています」
一緒に登壇した近藤千尋さんが家事育児を「手伝う」とパパに言われて怒った話を聞き、「おおもとの概念に齟齬があるとずっとズレていくから、日頃の会話が大事ですよね」と頷いていた笹川さん。
「今日お話しして、夫と話し合う機会をライトに持つことが大事なんだなと思いました。家事育児のタスクの見える化も大事だなって。あとは、自分が肩の力を抜いた方が家族みんながハッピーになるし、これからもどんどん会話していきたいなと思いました!」
パパとママの姿、言葉、関係性を子どもはしっかり見ていますよね。夫との家事シェア・料理シェアは子どものためでもあると再確認。今日からもっと夫婦で会話してアップデートしていこう!…そんな気持ちが湧いてきた今回のVERY Academyでした。
取材・文/有馬美穂