コロナ禍の1年、家族間コミュニケーションの重要性に気づいた人は多かったはず。
先日行われた6回目の「VERY Academy」、「家事シェア料理シェア、もっとみんなで話そうよ!」の回に登場した近藤千尋さん。お笑いコンビ・ジャングルポケットの太田さんと“仲良し夫婦”として有名ですが、そこには見習いたいコミュニケーションの工夫がありました。
笑顔のちぴちゃんが夫に激怒した“お手伝い事件”
「家事育児の分担目標は50:50。でも実際のところは、私が70で夫が30かなぁ? 夫は45はできてると思っていそうだけど、まだまだ全然できてないからねって」と笑うちぴちゃん。いつも笑顔のイメージがあるちぴちゃんですが、太田さんをびっくりさせるくらい怒った“事件”があったそう。
「夫から、『何か手伝うよ』って言われたんですよ。え?って。家事も育児も2人のものなのに、ばあばに言われるのはわかるけど、あなたは第3者なの?と思ったんです。その時、結婚して初めてくらいに怒りました。『確かに産んだのは私だけど、あなたと私の子だし、家事も育児もシェアするのが当たり前でしょ!!』って」
優しい太田さんだからこそ、ちぴちゃんへの「気遣い」のつもりで出ただろう一言。でもちぴちゃんの怒りで太田さんは衝撃とともにやっと腑に落ちたそうで、「ちーぼぉちゃんを怒らせたらこんなに怖いんだって思われたのと、『手伝う』なんて他人行儀な言葉は出なくなり、すっかりNGワードとなりました(笑)」
「ごめんね」「ありがとう」は、前置きが効きます!
とはいえ基本的には、ちょっとイラッとしてもぶつけずに、言葉のクッションで和らげることで夫を思い通りに!?しているちぴちゃん。
「こちらも余裕がなくてイライラしている時、お願いしたゴミが捨てられていなかったりすると、『もうゴミくらい捨ててよ!』って思いますよね。そういう時も『ゴミ出してよ!』じゃなくて、『ごめんね、ひーぼぉくんゴミ出しておいてくれる?』(柔らかい口調)と、最初にごめんね、ありがとねと言うだけで言葉が柔らかくなりますよね。
そして、ゴミを出したら『ありがとう〜!』ってめっちゃ褒める。そうすると、ゴミの日じゃなくても出しに行っちゃったりします(笑)」
ラクすることに、罪悪感が減ってきた最近です
下の子がキッチンをウロウロ、仕事も忙しいちぴちゃんは、「基本的にはご飯は手作りしたい派だったけれど、最近は出前やテイクアウトみたいな便利グッズを使うことにも罪悪感が減りました。疲れてイライラして当たるくらいなら、ラクしてご飯を用意できて、みんなで笑顔でいられた方がいい! 味がマンネリ化しちゃうのが悩みだったけど、自分とは違う味が楽しめるし、一石二鳥です」
家事シェア率70:30、太田さんはまだまだ成長中!?のようですが、最近ぐっと進歩を感じることがあったそう。2回目に続きます!
撮影/相澤琢磨 取材・文/有馬美穂