美食の国フランスですが、意外や「毎日の食卓は日本のほうがずっと手間をかけている家庭が多い」と料理家・サルボ恭子さん。美味しいご飯と笑顔で食卓を囲めたら、2品で十分。もはや〝手抜き〟と思うことすらないんです。今回は、お刺身が主役の日の2品献立をご紹介します。
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【副菜2品】サルボ恭子さんの「手軽で使える卵と野菜のサブメニュー」
お家ごはんは〝あっさりしたコク〟が
ちょうどいい
手軽なお刺身を洋風にアレンジし、トッピングで食感やコクを足したお刺身丼に、副菜の温豆腐は明太子だけでシンプルな旨味を。こってりにならずに満足できるのも、家庭料理のよさです。
【1品目】お刺身丼で洋風に!
刺身が甘じょっぱい味付けなのでご飯は酢飯にする必要ナシ。フライドオニオンの香味、塩昆布で塩気と旨味で満足感が上がります。刺身は赤・白身、ホタテなど何でもOK。
【2品目】アボカドと明太子で濃厚温豆腐
明太子の塩気と豆腐のクリーミーさなど、食材の美味しさを活かした調味料いらずの一品。切ったアボカドを温めることでとろっと新感覚にいただけます。
Main
お刺身のハニーマスタードのっけ丼
●材料〈2人分〉
刺身用鰤切り身(もしくは白身魚)…… 10~12切れ
A |
粒マスタード……小さじ2
はちみつ……小さじ1/2 オリーブ油……小さじ1 水……小さじ2 |
ブロッコリースプラウト(根を取り除く)…… 1パック
フライドオニオン……ふたつまみ×2人分
塩昆布……ひとつまみ×2人分
ご飯……2膳分
Sub
アボカド明太子の温豆腐
●材料〈2人分〉
豆腐(絹・半分に切る)…… 1/2丁
明太子(薄皮から中身を出す)…… 1/4腹
アボカド(1.5cm角に切る)…… 1/2個
豆乳…… 1/2カップ
【作り方】
1. Main
バットにAを入れてよく混ぜ、刺身を入れよくまぶし、ラップをして冷蔵庫に入れる。
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2. Sub
鍋に豆腐、豆乳を入れ弱火にかけ、ぐつぐつとしてきたらアボカド、明太子の半量を入れて3~4分火を通して火を止める。残りの明太子を加えて器に盛る。
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3. Main
どんぶりにご飯を盛り、1のお刺身を盛り付け、スプラウト、フライドオニオン、塩昆布を添える。
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◎Profile
サルボ恭子さん
パリの有数ホテルに勤務し、帰国後は日本と台湾で料理教室を主宰。仏仕込みの料理本はすべてベストセラーに。24歳の長男、22歳の長女はすでに自立し、夫と2人暮らし。近著『フランス共働き家庭の2品献立』では40通り以上のレシピを紹介。@kyokosalbot
撮影/竹内章雄 レシピ・調理/サルボ恭子 スタイリング/西﨑弥沙 取材・文/石川 恵 編集/磯野文子
*VERY2021年3月号「サルボ恭子さんの頑張りすぎない2品献立」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。