東京国立近代美術館VERY特別鑑賞会アフターレポート
絵を見た後は
〝絵手紙〟を描こう!
美術鑑賞の新たな楽しみ方に
挑戦しました
@東京国立近代美術館
昨年12月11日(月)、東京国立近代美術館で開催中の
「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」の
VERY読者貸切鑑賞会と絵手紙ワークショップが行われました。
普段はなかなか子連れで美術館へは行けないというママ達ですが、
この日ばかりはゆっくり満喫。その後は、日本絵手紙協会の
先生を招いての絵手紙ワークショップを開催しました。
子供達は初めての筆でのお絵描きに大興奮!作品鑑賞で
インプットしたものを絵手紙でアウトプットするという豪華な内容で、
大盛り上がりだったイベントを振り返ってみたいと思います。
分かりやすい絵、ギャラリートークで
子供達も楽しく鑑賞
明治から昭和にかけて活躍した画家である熊谷守一。彼は花や鳥や虫など、身近なものを明快な線と色で描く作品で広く知られています。子供達に一番人気だったのは、ずらりと猫の絵が並んでいるコーナー。広々した室内で指をさしながら次々見て回っていました。
そして、展示作品を前に学芸員や研究家が作品解説や見どころを説明する〝ギャラリートーク〟も。今回は、学芸員の蔵屋さんが2枚の絵について、お話ししてくださいました。「瓜ってよく見たらボコボコしていたり、一個一個の色も違うよね」と瓜の写真を広げながらの説明や、「紙の上の方に描くことでトンボが本当に飛んでいるように見えるね。それによって余った場所に名前を書いたらバランスがいいね」など、絵手紙の参考になるお話もしてくださり、一同絵手紙ワークショップへの期待が高まりました。
筆を使うと子供の絵もサマになる!
実物を見ながら描くことが重要です
作品を一通り見たら、次はいよいよ絵手紙ワークショップ。絵手紙は、描きたいモチーフを見ながら筆と墨と絵の具を使って描くもので、絵が上手ではなくても味が出ると言われています。今回は、筆を使うのが初めてという子供がほとんど。まだ早いかな?と心配になる子もいましたが、一枚描いたら「もっと描く!」と、次々に葉書を取りに来て何枚も挑戦していました。
「普段から虫や果物などの動きや1つ1つの違いに注目してみてくださいね。そういった小さいところを忠実に描くとより素敵な絵手紙になりますよ」と日本絵手紙協会の梅坪先生からのアドバイス。
12月だったので、クリスマスカードや年賀状を描いた子が多く、他にもパパへのメッセージなど、もらったら喜ばれること間違いなしの心のこもった絵手紙が完成。必要なものは筆と墨と絵の具だけなので、お誕生日カードやおじいちゃんおばあちゃんへのお手紙など、普段からお家でも描いてみられそう。「一歩進んだお手紙が描けて嬉しいです」「まさか子供が筆でお絵かきできるとは思いませんでした!」という参加者の満足げなお声もいただけました。美術館には見るだけじゃなく、その後も色んな楽しみ方があるんですね!
- 東京国立近代美術館の入り口には芝生が広がっていて、子供達が駆け回っていました
「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」は
3月までやっています!
- 会期:2017年12月1日(金)~2018年3月21日(水・祝)
- 会場:東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
【このイベントに関するお問合せ】
光文社ブランド事業部
TEL 03-5395-8143
(土日祝日を除く平日 10:00~17:00)
brand-event@kobunsha.com