パパたちの育児参加が増えてきたとはいえ、育児の中心はやはりママ。ワンオペ育児や働くママたちの人口増加など、ママ同士の助け合いが必要になる世の中で自然と広がっているのが、集まりの新しいスタイル。
ママ友の〝おうち〟に集まりランチやお茶をするのは今も昔も変わりませんが、その場面を、ママ友との距離を縮める「外交の場」として活用しようというもの。
VERYではそれを「おうち外交」と命名しました。
「おうち外交」って何をするの?
誰かのおうちに集まり、料理を囲んで親交を深め合う。でもそれは、ホームパーティやおうちカフェのようなものとはちょっとニュアンスが違います。
国の大使が相手国の重鎮を私邸に招いてもてなし、互いに心をほぐし、腹を見せ合って友好な関係を築いていく、そんな意味合いを含んだママ友同士の集まりを指します。
〝外交〟といっても場は〝おうち〟。気張らないのがルール
たとえば保育園のお迎え帰りなら、招く側が用意するごはんはふだんの食卓レベルで充分。集まる道すがら一緒に買い物をしたり、デリバリーや出来合いのものを上手に組み合わせれば、招かれる方も気を遣わなくてすむ。平日ならちょっとくらい家が散らかっていてもOK。
ふだんの暮らしぶりをさりげなく相手に見せることで、相手の心も開きやすくなるというわけ。
おうち外交で築けるママ同士の関係とは?
ママ友同士がリラックスして食卓を囲むことで、自然と本音で語り合うことができ、日々の小さな悩みも共有。「頑張っているのは1人じゃない」と思わせてくれる貴重な時間になります。仲間として絆が深まれば、助け合える場面はどんどん広がるでしょう。
「おうち外交」成功のための心得
<その1>
招いたママ友を尻込みさせるもてなしは厳禁
料理はあくまでも「ふつう」がベター。お金をかけ過ぎない、頑張りすぎないことが大事。
<その2>
相手に気を遣わせない。逆に、適度なリクエストはOK!
休日に集うなら手土産も喜ばれそうですが、ごく平日の夜に集まるなら、手ぶらで当然。
<その3>
「部屋着」以上、「外着」未満の「家着」を探す!
自分たちに合ったリラックスの場が作れたら、この先の育児にも自信が持てそう。あなたも、「おうち外交」はじめてみては?
漫画/小沢かな 構成/渋澤しょうこ
※VERY 2018年1月号「漫画で解説 おうち外交ってなに?」より。