寒さが本格化する時期、薬膳では「辛味(しんみ)」という少しピリッとした刺激のある食材(ねぎ、ニラ、しょうが、など)を摂るのが良いとされています。中でも長ねぎの白い部分は「葱白(そうはく)」という生薬として、冷えによる風邪薬にも使われます。今回は真冬にぴったりの食材、長ねぎをたっぷり使った1品。レンジで完成する手軽さ!副菜に困った時にぜひお試しください。
「ねぎの中華マリネ」
◉調理時間:約5分
◉材料(作りやすい分量)
・長ねぎ 2本
・〈A〉酒 大さじ2
・〈A〉鶏がらスープの素(顆粒) 小さじ1/2
・〈B〉ごま油 小さじ2
・〈B〉しょうゆ、酢、砂糖 各小さじ1
・〈B〉輪切り唐辛子 1/2本分
◉作り方
・ねぎは1センチ幅の斜め切りにする。耐熱のボウルにねぎと〈A〉を合わせてさっと混ぜ、ふんわりラップをして600Wのレンジで3分加熱する。〈B〉を混ぜ、そのまま冷ます。
◉今日のポイント
・レンジ加熱で簡単な副菜です。ねぎが余っているときや、もう一品簡単に足したいときにもおすすめ。
◉本日のキー食材
・長ねぎ…免疫力を高める、体を温める
◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。著書『基本調味料で作る体にいいスープ』が好評発売中。教室情報はInstagram@nanako.yakuzenにて。