撮影現場のロケ弁でも人気のケータリングやさんに教えてもらう、おもてなし料理。冷めても美味しい&オシャレ見えのアイデアは、ママ友たちを招くホムパでも活躍するはずです。
Vol.5 チオベン
憧れ〝チオベン〟の独創的美味とアートな盛り付けをマスターしたい!
ロケ弁のレジェント的存在!?の「チオベン」が登場。今回は、誰でも挑戦しやすいよう少ないステップで作れるレシピを提案。さらに、千織さんの「絵を描くように」盛り付ける様子を動画でご紹介!
▪️黒酢鶏
「チオベン」で人気の定番メニュー。事前に仕込んでおけるので、ゲストが来る直前に盛り付けるだけでOK。ツヤツヤの照りがごちそう感、食欲をそそる一品。
<材料> 作りやすい分量
鶏モモ肉…500g 砂糖…80g 黒酢…80ml 千鳥酢…40ml 醤油…20ml にんにく…一片
<作り方>
❶鶏モモ肉の皮を取り除き、一口大に切る。
❷調味料をすべて混ぜて、①とともにすべて鍋へ入れる。
❸強火にかけ、沸騰したら弱火にして45分〜1時間煮る。煮汁がなくなるまで煮詰める。
★ポイント
弱火で煮ている間に煮汁がなくなってきたら、水を足して時間調整を。
▪️オクラのスパイスフライ
フォルムの可愛いオクラをフライに。衣にハーブやスパイスを混ぜ合わせることで、味も風味もおもてなし感がアップ。レモングラスやこぶみかんの葉を入れると、エスニックになります。
<材料> 作りやすい分量
オクラ…10本(今回使用したのは「ヒルカントリーレッド」という赤みがありころんとしたオクラ。一般的なグリーンのオクラでもよい)
【A】レモングラス…1本(18g) こぶみかんの葉…10枚(5g) コリアンダーパウダー…小さじ1 レモンペッパー…小さじ1/2 チリペッパー…小さじ1/2 塩…小さじ1/2
パン粉、小麦粉、卵、揚げ油…適量
<作り方>
❶オクラは筋が気になるようだったら、筋剥きをする。
❷レモングラス、こぶみかんの葉をかなり細かいみじん切りにする。
❸【A】をボールで混ぜ合わせ、そのほぼ同量のパン粉を混ぜ、ハーブパン粉を作る。
❹オクラにしっかり小麦粉をつけ、卵液にくぐらせる。③の衣をしっかりつけ、180℃の油で揚げる。
★ハーブパン粉
ハーブやスパイスとほぼ同量のパン粉と合わせたハーブパン粉。いろいろな揚げ物に応用できます。
オクラの下ごしらえを動画でチェック!
オクラの揚げ方を動画でチェック!
▪️いちぢく黒酢鶏ペースト
上記の「黒酢鶏」をちょっとアレンジした、超簡単にできるペースト。イチヂクとあわせれば、ワインにぴったりのおつまみに。ペーストをパンに塗ってきゅうりのスライスを挟んでサンドイッチにするのも美味しいです。
<材料> 作りやすい分量
黒酢鶏の煮崩れたものや小さくなったもの…200g 生クリーム…50ml イチヂク…適量
<作り方>
❶黒酢鶏と生クリームをフードプロセッサーに入れ、ペースト状に撹拌する。
❷スプーン2本を使って①をすくい、イチヂクを添える。
〝絵を描くように〟盛り付けたら完成!
<盛り付け方>
❶盛り付けるお皿に、まずハーブや葉を流れるように敷く。
❷絵を描くイメージで、料理を配置していく。
「絵を描くように」盛り付ける様子を動画でチェック!
●料理人 山本千織
北海道出身。幼少期から台所に立つことが好きだった。美大を卒業後、北海道で料理屋を営む。その後上京し、2011年に「chioben」をスタート。代々木上原を拠点に、日々〝見たことのない味〟を生み出し続けている。小誌モデル・滝沢眞規子さんもチオベンの大ファン。
Instagram:@chiobenfc
撮影/在本彌生 取材/藤井そのこ