魚料理は手間がかかるわりに地味で家族の反応がイマイチ…と思いがちですが、子どもが好きな肉料理の味付けにしてみるだけで人気メニューになるんです。子育てと日々の食卓をリンクさせたロジカルな料理に定評のある料理家・上田淳子先生におすすめレシピを伺いました。
おかずにバッチリの青椒肉絲風の味！
甘いパプリカで子どもも喜ぶ
ぶりとパプリカのオイスターソース炒め
ご飯がすすむ、青椒肉絲風の味つけ。ぶりは繊維に沿って太めにカットし、崩れを防止。最後に野菜と炒め合わせる時は和えるくらいの短時間でOK。野菜はパプリカや玉ねぎなど、水分が出にくいものを。
かじきでもOK
◉材料（3～4人分）
・ぶり（塩で下処理） 3～4切れ（350g）
＊下処理の方法：魚400gに対し塩3g程度（小さじ1/2～2/3）を振りかけ、手で両面しっかりすり込んで冷蔵庫で一晩置く。使う前にキッチンペーパーで水分を拭き取る。
〈A〉醬油 大さじ１
〈A〉酒 大さじ1
〈A〉しょうが（すりおろす） 小さじ1
〈A〉にんにく（すりおろす） 小さじ1
・パプリカ（8㎜幅に切る） 大1個分
・玉ねぎ（5㎜幅に切る） 1/2個
・オイスターソース 大さじ2
・片栗粉 小さじ2
・ごま油 大さじ1と1/2
◉作り方
① ぶりを〈A〉に漬け込む（一晩冷蔵庫で置く）。
② ぶりの水分をペーパーで拭き取り、棒状に切り、片栗粉をふりかけて手で全体にまぶす。
③ フライパンにごま油（大さじ1/2）を引き中火にかけ、ぶりを並べ表面をこんがり焼く。いったん取り出し、残りのごま油を入れ、野菜を入れてしんなりするまで2～3分ほど炒める。
④ ぶりをフライパンに戻しオイスターソースを入れ、全体に絡ませる。
◉レシピのポイント
魚も野菜も太めにカット。ぶりは脂身の少ない背側を。
◉上田淳子プロフィール
子育てと日々の食卓をリンクさせた、ロジカルな料理論に定評が。新刊『おかずチャートで迷わない！ 即決！晩ごはん』も大好評。
撮影／山田英博 調理／上田淳子 スタイリング／岩﨑牧子 取材・文／石川 恵 編集／磯野文子
＊VERY2020年10月号「「おかわり〜！」が聞こえるお魚レシピ」より。
＊掲載中の情報は誌面掲載時のものです。
