妊活中の食事で意識したいのは「腎によいものを食べる」こと。体の中で「生命力」や「生殖、性ホルモン」をつかさどっているのが中医学では「腎」という臓だからです。今回のキー食材となるブロッコリーは「補腎(ほじん)」といって腎を健やかに保ちます。腎によい食材は黒っぽいものが多く、黒ごまの他にも黒きくらげやしいたけ、ひじきなどもおすすめ!腎をケアすることはアンチエイジングにもつながります。
「ブロッコリーの黒ごまナムル」
◉材料(作りやすい分量)
・ブロッコリー 1株
・にんにく(すりおろし) 少々
・〈A〉しょうゆ、酢 各小さじ1/2
・〈A〉鶏がらスープの素(顆粒) ふたつまみ
・塩 適量
・黒すりごま、ごま油 各大さじ1
◉作り方
①ブロッコリーは小房に分ける。鍋に湯(分量外)を沸かし塩適量を加え、2分茹でる。ザルにあげて水気を切り、広げて粗熱を取る。
②ボウルに〈A〉を合わせ、鶏がらスープの素を溶かす。1、にんにくを加え塩で味を調え、黒すりごま、ごま油を加えて和える。
◉レシピのポイント
・ブロッコリーは冷ますと同時に水気が飛ぶように、広げるのがおすすめです。
・黒すりごまは調味料を吸いやすいので、最後に加えましょう。
◉今回のキー食材
・ブロッコリー…腎を健やかに保つ、アンチエイジング
・黒すりごま…腎を健やかに保つ、アンチエイジング
◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。教室情報はInstagram@nanako.yakuzenにて。