VERY Fes.2日目はテンション高めの座談会からスタート! 抜群のファッションセンスの持ち主であるVERYモデルのクリス-ウェブ佳子さん、最近男の子用のシャツブランドをたちあげたモデル鈴木六夏さん、VERY本誌でも大活躍の売れっ子スタイリスト池田 敬さん、そして自身のスタイル本を今年出版したライター高橋志津奈さんたちによる熱きファッショントークは必聴!秋冬のオシャレに役立つ情報が満載です。
司会:本日はVERYでご活躍されているみなさんをお招きし、題して「チームVERYによるこの秋注目のファッション」について存分に語っていただきたいと思っています。みなさんが今注目しているブランドの秋おすすめのアイテムをひとりひとりに伺います。それではスタイリストの池田さんから。こちらはムートンコートですね。
池田:はい、僕がおすすめするのはザ・シークレットクローゼットのムートンコート。ムートンのわりには価格を抑えているので比較的買いやすいんですよ。しかも肌ざわりもいい!
司会:本当ですね、見た目もゴージャスな雰囲気がしますね。
池田:これにワンピを合わせるのもいいのですが、僕としてはぜひデニム、シャツ&スニーカーにあえてムートンとカジュアルに着て欲しいですね。
佳子:寒いと冬服ファッションってついついダウン一辺倒になりがちだけれど、薄手で軽いから、これは着たくなるかも。
六夏:確かに♡ ただ羽織るだけでデニムがクラスアップする感じも魅力的。
司会:VERYライターさんの目線でいうと高橋さんはどう思われますか。
高橋:お洋服のベースを変えてしまうのって主婦コーデにはかなりハードルが高いんですよ。でもこれならアウターだけ変える!というのが、お手軽だし助かりますよね。これは主 婦にとっても取り入れやすいですね。
司会:なるほど、そういう意味でも主婦にやさしいアイテムなわけですね。すごくわかりやすいです。では次に高橋さんのオススメも教えて下さい。
高橋:私が注目するのはウィムガゼットのセットアップ。パッと見はウール素材に見えますが、実はこれスウェット素材なので洗えて便利なアイテムなんです。
司会:全然スウェットに見えない! 見た感じ上品なウールニットだと思っていました。
高橋:そうなんです。セットで着こなせばちょっとしたおでかけ着としてもいいですし、実はスカートにはファスナーもあって開きが調整ができて歩きやすい。それに、なんといってもすぐに洗える! 汚れても気にならないから、子どもにも優しく接することができるんです(笑)
池田:スタイリスト目線でもセットアップは便利なんですよ。着回せるし、お得感もあるし、地に足の着いた感じに見えるし。
佳子:お洋服って着回しができるとそれだけ愛着がもてますよね。
六夏:いいお洋服買っても、汚しちゃうと困るからってなると着る機会が少なくなってしまって、結局クローゼットにいれっぱなしになっちゃう。もったいないですよね。
高橋:そう、無駄な出費をおさえてくれつつ、ガミガミする自分もおさえてくれる(笑)。
デニムにこそ流行は表れる!?
司会:お洋服が心に余裕を持たせてくれるんですね(笑)では次は、六夏さんのおすすめブランドのアイテムを教えて下さい。
六夏:私が選んだのはBLACK BY MOUSSYのデニムです。きっかけは撮影の時に池田さんが用意してくれたのが出会いなんですよ。「六夏ちゃん、これ似合うと思うよ」って。
池田:ああ。そうだったね。
六夏:デニムにこそトレンド感は表れやすいんですよ。今季はハイウエストに太めのストレートを撮影でもよく履きましたよ。あ。そして、今年はできればロールアップはしない方がいいんですよね、池田さん(笑)?
池田:そうそう(笑)。今シーズンの前までは結構くるくるっとロールアップしては足首みせてたんですよね〜。
六夏:でた! 池田巻き!
池田:あはは。そう、でも今シーズンは池田巻きは封印(笑)
高橋:あ、わたし今日デニムの裾を折ってきちゃった…。
池田:高橋さんのように軽く折っているのはバランスいいですよ。もし今年裾を折りたい場合は、裾の裏がちょっと見えるかなってくらいの半折りがおすすめ。先シーズンよく提案していた池田巻きはこんな感じでくるくるっと。でも今年はこうやって、気持ち折る感じでいってほしいんですよね。
佳子:あ、撮影でデニムを履いた時に、ちょっと裾がめくれちゃっていて直そうとしたら、それそれ、それくずさないで!って言ってたもんね。
池田:さりげない感じがいいんですよ、いかにも折りました!っていうのではなくね。
高橋:そういえば……。さっきデニムにこそトレンド感がでるってありましたけれど、今季のトレンドにロングカーディガンがでてきたのも、デニムがハイウエストになってきたのと関係があるのかも。上半身の面積が小さくなることでロングカーディガンでもバランスよく着こなせる。
チームVERYの指名買いデニムとは!
司会:今年のデニムの変化は、他のアイテムをトレンドにおしあげる効果もあったのかもしれませんね。ところで高橋さん、今年はもうデニムを買われました?
高橋:今シーズン3本新調しましたがすべてハイウエスト。私身長が159㎝でわりと小柄なんですけれど、ハイウエストは脚長効果があるので重宝しますよ。今季はダメージのないストレート、あと冬用には細身のものも買いました。スニーカーにノンウォッシュの細身デニムを合わせて着ようと思っています。
池田:細身だけどゆったりしていてカジュアルだけれどきれいに着こなせる。今年のデニムのトレンドは久しぶりの変化があったと思いますよ。股下が深いか浅いかで今年っぽさがかなり違ってくる。
六夏:大人になるとローウエストだと下着が見えちゃうし、生地がおへその下まであるとお腹が冷えないし、今年のハイウエストは大人にやさしいトレンドですよね。
司会:本当にそうですね。では、クリス-ウェブさんのおすすめは?
佳子:…えっとですね、今回チームVERYが選ぶアイテムって本当に打ち合わせなしで純粋に選んだんですけど、実はわたしもデニムでして、かぶってしまいました…。しかも私が選んだのはハイウエストのストレートデニムではなくて、それほどハイウエストでもない細身のデニムなんですけれど…今どうやってフォローしようかなって思って(笑)
司会:あ、じゃあ今日は、両方の良い点をお聞きするということで(笑)
佳子:今季のトレンドで ハイウエストのストレートデニムを撮影でたくさん履いたんですけれど、雑誌を作っている側の身としては、その先のトレンドも常に探していかなきゃいけないという使命感があって(笑)。そこでネクストボトムスは黒の細身デニムかと思うんです。このディーゼルのFAYZAの細身デニムは、立体裁断がすごくてヒザの後ろに切り替えがあってヒザ下が細く見える! 本当おすすめです。
司会:すごい! 説明の仕方が店員さんみたいですね(笑)
佳子:昔アパレルでアルバイトしたことあるんで(笑)
高橋:確かに、さっきのシルエット(=ハイウエストのストレート)だと黒は見かけなかったかも。デニム+スニーカーの組み合わせは、ついついご近所感がでちゃいますけれど、こういうブラックデニムだとこなれ感でますよね。
司会:クリス-ウェブさんだったら、このデニムをどういった感じでコーデされますか?
佳子:私ならハイカットのスニーカーに、トップスはボロボロスウェットとかやわらかなニットを合わせてみたいですね。
司会:スタイリストとしての意見としてはどうですか、池田さん?
池田:僕は、フリンジのトップスを合わせてもいいと思いますよ。トップスはきれいめなアウターをあわせたいかな、きれいなハイゲージニットをさらっと1枚で、とかね。
六夏:テーラードJKを合わせればマニッシュな感じになるよね。
今季トレンドのカギは色にあり!
司会:あ。そろそろお時間が迫ってきましたが、最後にみなさんが今季注目しているものがありましたら一言で教えて下さい。
池田:今季おすすめしたいのはアイテムというよりも色!ですね。深みのあるダークグリーン、もしくはボルドーやバーガンディをどこか小物でもいいので取り入れて欲しいですね。そうするだけで今季らしさが生まれるので。
司会:そうおっしゃるだけあって池田さんご本人はネイビーのパンツ×ジャケット、インナーにダークグリーンを効かせていますものね。
佳子:私は全身黒コーデを楽しんでみたいです。むかし、公園にも全身黒で遊びに行ってたら、まわりから「黒子」ってよばれてました(笑)でも、その時の「威圧感ある黒」ではなくて、VERYでコンサバ→カジュアル→スポーティを経験したからこその「魅力的な黒」を着こなせたらって。黒は素材のよしあしがすぐに出るので黒ってきちんと選ばなくちゃなんですよね。素材を変えた黒コーデ、がんばります。
高橋:私の場合は全身「黒」だときつい印象になるので(笑)、今季は逆に白を狙っています。ふだんダーク系を着ることが多いので今日みたいにアウターに白を取り入れてるいるのは珍しいんですけれど、今年の秋冬はコートだけあえてキャメルや白などでやさしい雰囲気をだしていきたいですね。で、インナーコーデは黒で統一する感じで!
六夏:私は今日会場のみなさんも何名かかぶっていらっしゃるフエルト素材のエレガントな冬帽子に注目しています。
司会:会場にいらっしゃるみなさまもおしゃれな方が多いですよね。ところで鈴木さんは、こちらの玉川高島屋でご自身のブランド服も置かれていらっしゃるとか。
六夏:ありがとうございます。two elevenという男の子に特化したシャツブランドなんですが、これアイロン要らずで、くるくるまるめてバッグにポンっといれてお出かけできちゃう便利なアイテムなんです。
高橋:私もこれ買いましたよ。男の子の服ってわりといつもパーカー×デニムで、同じようなコーデになりがちなんですけれど、これは襟にワイヤーが入っているので、襟を立たせることも出来て、さらっと1枚で着せてもいいし、羽織ってもいいし、ほんと絵になるシャツですよね。
六夏:わぁ、ありがとうございます。
池田:パーカーをシャツにチェンジするだけでも、ちょっとよそ行き感がでるしね。
六夏:お洋服をただ着るのでなく「着こなす」ことを感じて育って欲しくて作ったブランドなんです。日本のモノ作り、技術、手作業の温もり、普段当たり前に着ているお洋服がたくさんの人の手によって生まれているということ、物を大切にする心を育てたくて。
佳子:服に愛着を持ってもらうことで「服育」にもつながりますよね。
司会:今日は最新のトレンドから服育まで幅広いお話が聞けて楽しかったです。どうもありがとうございました!
UGG
撥水性のあるシルキースエード×トスカーナシープスキンの新作ショートブーツMeadowに同系色のガウチョパンツを合わせボヘミアンシックで登場したクリス-ウェブ佳子さん。その他オススメのUGGの新作紹介をしつつ、特にイチ押しだったのは、定番クラシックブーツがスリム&モードに進化したイタリアメイドのCLASSIC LUXE。「細身なのできれいめなお洋服にもコーデしやすいから本当におすすめ」と絶賛するほど。
gelato pique
あのジェラート ピケから高級素材を取り入れたジョエル・ロブションとのコラボ部屋着が新発売。「主人もこういう部屋着を着てくれたら嬉しいな」と大人なジェラート ピケの魅力にはまるクリス-ウェブ佳子さん。また店頭では、トークあり抽選会ありで盛り上がりました。
花育トークショー
お花をアレンジをしている間は「無」になれるのが気持ちよくてフラワーアレンジメントの世界にハマったVERYモデルの畑野ひろ子さん。今ではご家族で取り組まれるほどに。情操教育にはもちろん、決断力がつく「花育」をもっと広めていきたいと語りました。
LA ROCHE-POSAY
「最近、腸内環境を整える“菌活”が話題ですが、実は今こそ肌も菌活の時代です!」と話すのは敏感肌のためのスキンケアブランド「ラ ロッシュ ポゼ」の福岡さん。畑野さんも「それは初耳。でも、すごく興味ありますね」と楽しそうにトークを展開しました。
VERY select
今回のイベント期間中、玉川高島屋では、スタイリスト池田敬さんらが選んだVERY selectのコーディネイトやアイテムなど、なんと計110もの各店舗でパネルとともに展示されました。まるでVERY誌面から飛び出したかのような3D展示で賑やかに。
撮影/野崎慎吾〈studio aim〉 出演/クリス-ウェブ 佳子、鈴木六夏、高橋志津奈 スタイリング/池田 敬 ヘアメーク/野口由佳、林 由香利、Chisa、RYO(すべてROI) 取材・文/加藤理恵(MeeT VERY) 構成/関城玲子(MeeT VERY)
[ウェブさん]ジャンプスーツ¥37,000 ジャケット¥46,000 ブラウス¥21,000(すべてベイジ,/オンワード樫山)靴¥15,000(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店) [UGGトークショー]ニット¥14,800(アダム エ ロペ)パンツ¥13,000〈マカフィー〉ハット¥8,000〈トゥモローランド/GG〉(ともにトゥモローランド)靴¥38,000(UGG)[畑野さん]トップス¥80,000 パンツ¥20,000(アンルート/EN ROUTE 二子玉川) バングル¥56,000(シンパシー・オブ・ソウル/ビームス ハウス 丸の内) 靴¥47,000(ペリーコ/ユナイテッドアローズ 丸の内店)※その他すべて、スタイリストまたは本人私物
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