インスタフォロワー数が55万人を超える仲良し夫婦のお料理ユニット@gucci_fuufuが、VERY読者の料理の悩みを“ゆるっと”解決してくれる大好評連載。第4回は、献立のマンネリ化に悩む、ワーママからのお悩みです。
<今回のお悩み>
ハンバーグは多めに作って冷凍しておくのですが、「またハンバーグ?」って言われないにはどうすれば?
仕事も復活し、勤務後に大急ぎで夕食を作るのですが、息子が残さず喜んで食べてくれるハンバーグやから揚げに走りがち…ハンバーグもいつも倍量作って冷凍するのですが、ついに先日、あんなに大好きだったハンバーグを「またハンバーグ~?」と言われてしまってドキッ。作り置きを生かしつつ、まったく違うメニューに変えてしまうことってできるのでしょうか。献立のバリエーションを増やしたいです。(29歳・5歳男の子ママ)
<今回の解決レシピ!>
ハンバーグからは想像もつかない
コーンチリコンカンと
和風そぼろチャーハンに変身!
<まずは基本のハンバーグ>
少し工程も多いので、
時間があるときに多めに作って
焼いて冷凍しておくのがおすすめ
【材料2人分】
合いびき肉…300g
玉ねぎ…1/4個
添え野菜…適量
オリーブオイル…適量
〈A〉パン粉…1/2カップ
〈A〉卵…1個
〈A〉牛乳…大さじ1
〈B〉ナツメグ…少々
〈B〉塩…小さじ1/4
〈B〉こしょう…少々
<ソース>
酒(あれば赤ワイン)…大さじ2
ウスターソース…大さじ2
ケチャップ…大さじ4
【下準備】
・玉ねぎはみじん切りにする。
・〈A〉を合わせておく。
【作り方】
① 熱したフライパンに、オリーブオイル、玉ねぎを入れ炒め、しんなりとして透明になったら器に移して粗熱を取る。
② 大きめのボウルに合いびき肉と〈B〉を入れ、白っぽくなるまでよくこねる。
③ 合わせた〈A〉と①を入れ、混ぜ合わせる。4等分にし、手でキャッチボールをするように空気を抜き、小判型にする。
④ フライパンを熱してオイルを入れ、③を並べて強火で焼く。片面にしっかり焼き色がついたら、ひっくり返して水を100ml(分量外)入れて中火にし、蓋をして蒸し焼きにする。
⑤ 蓋を取って水分が少なくなってきたら、竹串を刺し、透き通った肉汁が出てきたら取り出し、皿に盛る。
⑥ フライパンに残った肉汁を加熱し、酒を入れてひと煮立ちさせる。ウスターソース、ケチャップを入れて煮詰めてソースをつくる。
⑦ 皿に添え野菜をのせ、ハンバーグの上にソースをかける。
【POINT】
蒸し焼きをすることでしっかり火が入るので、オーブンを使ったりする手間も省けて簡単&安心!
<アレンジその①>
包丁いらず!
くずしハンバーグの
コーンチリコンカン
【材料】
ハンバーグ…2個
ミックスビーンズ…100g
コーン…大さじ2
トマト缶(ダイスカット)…1缶
〈A〉ケチャップ…大さじ1
〈A〉ウスターソース…小さじ1
〈A〉コンソメ…1個
〈A〉酒(あれば赤ワイン)…大さじ1
〈A〉ローリエ…1枚
オリーブオイル…小さじ1
塩・こしょう…少々
パセリ…お好み
【作り方】
① 両手鍋にオリーブオイルを熱し、ハンバーグを崩しながら炒める。
② トマト缶、ミックスビーンズ、コーン、〈A〉を入れて煮込む。
③ 塩・こしょうで味をととのえ、皿に盛りパセリをふる。
【POINT】
洋風肉団子のような味付けで子どもも喜ぶ1品です!おかわりしてくれるハズ!大人用にはチリパウダーを入れて辛さをONしてもいいですよ♡
<アレンジその②>
和風もおまかせ!
お肉ゴロゴロ
そぼろハンバーグ
【材料(2人分)】
ハンバーグ…2個
青ネギ…1~2本
卵…2個
〈A〉マヨネーズ…大さじ1
〈A〉塩・こしょう…少々
ごま油…小さじ2
しょうゆ…小さじ2
塩・こしょう…少々
【下準備】
・青ネギは小口切りにする。
・卵は小鉢などに割り、〈A〉を加えて混ぜる。
【作り方】
① フライパンに、ごま油をひき、ハンバーグを崩しながら炒める。
② ハンバーグがほぐれてきたら、端によせ、そこに卵液を流し入れる。
③ ごはんを加えてほぐしながら炒め、しょうゆを鍋肌から回し入れる。青ネギ、塩・こしょうで味を調え、皿に盛る。
【POINT】
大きめに崩すと食感を楽しめていいですよ!炒めるだけ簡単レシピなので、初心者パパでも作れます!一緒に作ってみてもいいですね。
<解決するのは…>
ぐっち夫婦
美味しいことはもちろん、20分で完成を目指し、少ない工程で簡単にできちゃう栄養満点のレシピを次々発信するぐっち夫婦は、まさにママの味方! 仲良し夫婦のかけ合い料理動画も話題です。ご飯がすすむ一品料理が得意なTatsuyaさんと、栄養士でもありサラダや副菜の引き出しが多いShinoさん。インスタフォロワー数は55万人を突破。週末のお昼はインスタライブを開催することも多いのでぜひチェックしてみて!
<今回のゆるっとアンサー>
ハンバーグのタネは
万能選手です!
ひき肉を使った料理は
だいたいアレンジできる
夫:まかせてください、ハンバーグのタネは形状が自由自在!その特性を生かしてさまざまな料理にアレンジすることができますよ!
妻:スーパーで形成されたものを買ってきてアレンジすることもあるくらいだよね。
夫:あるある。今回は、子どももきっと好きな味、“コーンチリコンカン”とパパでも簡単に作れる“和風そぼろチャーハン”という全く違う料理にしてみました。
妻:いいね!ハンバーグは焼くところまで完成させて冷凍しておけば、アレンジの日は火を通す時間も短縮できるので時短料理にもなりますよ。
夫:ひき肉を使った料理なら何でも置き換えられるから、お肉がゴロゴロした食べ応えのあるミートソースなんかにも応用できるので、ぜひ作ってみてください!
<ライター・ワタナベが作ってみた!>
正直ハンバーグ自体ちょっと面倒な
イメージも……
こんなにメニューが広がるなら
使わない手はない!
「炒めて、粗熱とって、こねて、丸めて、焼いて…って、面倒なイメージがあったハンバーグ。こんなにアレンジが効くなんて驚きで、すぐに倍量で作り置き。チリコンカンは、最初トマト缶から水分がたくさん出て、失敗した?と思ったけどグツグツ煮込むうちにゴロゴロの濃厚チリコンカンが完成!一緒にお野菜もたくさん摂れて嬉しいです。冷蔵庫に余っていたブロッコリーの芯も入れちゃいました。翌日の一人ランチはパスタにかけて食べました♪ チャーハンはパパに作ってもらう予定です。」
ひとりランチの時も助かる!
この企画を担当しているライター・ワタナベは5歳女の子・3歳男の子のママ+食にこだわりを持つ夫と湘南住まい、4人暮らし。
取材・文/渡邊里衛