夏は太陽の動きに合わせるように、私たちの活動時間も無意識のうちに長くなりがちに。それによって、不眠になりやすくなります。睡眠がとれない状態が続き、疲労が取れないなどの影響を自覚するようになると「不眠の状態」といえます。エネルギーや血液が十分に作ることができず、慢性的な疲労体質や貧血、便秘を引き起こす原因にもなるそう。
体調を整えるためにも、寝つきがよくなる食材を日々の食事に取り入れたいですね!
「ひじきとピーマンの佃煮」
◉材料(作りやすい分量)
・芽ひじき(乾燥) 10g
・ピーマン 2個
〈A〉酒 大さじ2
〈A〉しょうゆ、みりん 各大さじ1
〈A〉砂糖 小さじ2
・白いりごま 小さじ2
・サラダ油 小さじ1
◉作り方
①ひじきは袋の表示通りに戻し、ザルにあげて水気を切る。ピーマンは縦半分に切り、種とワタを除き、横向きにおいて端から細切りにする。
②鍋やフライパンにサラダ油を熱し①を炒め、油が回ったら〈A〉を加える。水気がなくなるまで中火で加熱し、白いりごまを入れてさっと炒め合わせる。
◉今回のキー食材
・ひじき…睡眠の要となる、夏に弱りやすい心(しん)という臓を強く保つ、血を作る
◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。教室情報はInstagram@nanako.yakuzenにて。