6月最終週は妊活中におすすめのレシピをお届けします。体の中で「生命力」や「生殖、性ホルモン」をつかさどっているのが、中医学では「腎」という臓。腎をケアしつつ体を温める“海老”をメイン食材に、今回はきのこをたっぷり加えてヘルシーさと旨味を加えた一品です。
体を温める「きのこと海老のチリソース」
◉材料(2~3人分)
・バナメイエビ 15尾
・長ねぎ 10センチ
・しいたけ 2枚
・えのき 1/2袋
〈A〉ケチャップ 大さじ4
〈A〉酒 大さじ1
〈A〉鶏がらスープの素、砂糖 各小さじ1
〈A〉酢 小さじ1/2
・塩、こしょう、片栗粉 各適量
・片栗粉 大さじ1
・サラダ油 大さじ2
・おろしにんにく、おろししょうが 各小さじ1
・豆板醤 小さじ1/3
・水 80ml
・ラー油 お好みで
◉作り方
①しいたけは石づきを落とし、かさと軸は薄切りにする。えのきは石づきを落とし長さを3等分に切る。長ねぎはみじん切りにする。〈A〉を合わせる。
②エビは殻を剥き、背に切り込みを入れ、背ワタを包丁の切っ先でかき出す。塩、片栗粉を各適量をまぶし、にごりがなくなるまで何度か水を変えながら洗う。水気を切りキッチンペーパーで水気をしっかりと拭きとる。塩、こしょうをふり、片栗粉大さじ1をまぶす。
③フライパンにサラダ油を熱し、エビを入れる。強めの中火で両面をさっと焼いて、油を残し海老のみ取り出す。
④残った油におろしにんにく、おろししょうが、豆板醤を入れて炒める。香りが出てきたらきのこ、みじん切りのねぎを入れ炒め合わせる。きのこがしんなりしたら、〈A〉を加えぐつぐつと30秒ほど加熱する。水を加え、沸いたらエビを戻し炒め合わせる。器に盛り、好みでラー油をかける。
◉レシピのポイント
・海老は片栗粉をまぶし、サッと火を通すことで、パサつかずにぷりぷり食感が保てます。
・辛さは豆板醤とラー油でお好みの量に調整してください。
◉今回のキー食材
・エビ…体を温め、腎をケアする
・しいたけ…腎をケアする
・ねぎ、しょうが、にんにく、豆板醤…体を温める
腎によい食材は他にも、黒米、黒豆、きくらげ、しいたけ、黒ゴマなど、黒い食材が多いのが特徴。腎をケアすることはアンチエイジングにもつながるそう!特に妊活中は「腎によいものを食べる」「体を温める」ことを意識した食事を心がけましょう。
◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。教室情報はInstagram@nanako.yakuzenにて。