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June/July 2020

2020年5月7日発売

890円(税込)

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ケンカも3食作るのも大変!ロックダウン・ロンドン3人ママの効率的育児

日本よりもひと足早くロックダウン(1日1回の外出制限、同居家族単位以外での行動原則禁止)が始まったロンドン。昨年家族の都合で渡英した、ロンドン郊外に住む宮地歩子さんは、10歳、7歳の女の子と4歳の男の子のママ。年齢も性別もバラバラな3人の子どもたちと家の中で過ごすこの状況を、より快適に、より前向きに……。「ママが笑顔でいられるのが一番」「自分が楽するためですよ」と語る、ママも子どもたちもハッピーに過ごすために編み出した割り切り育児術は目から鱗。

 

平日は「時間割」を決めて規則正しい生活に

●登校する代わりにお散歩&ラジオ体操

学校がないと、朝何時に起きてもいいし、そうなると寝る時間もつい遅くなりがち。だから平日は学校に行っている時と同じようなタイムスケージュールで動けるように時間割を作りました。学校から送られてくる課題をもとに、アレンジ。登校時間には家族でお散歩をして、広場でラジオ体操第一を。私は自分が小学生の時も、子どもたちが小学生になってからも、ラジオ体操に参加したことがなかったのですが、まさか異国の地で人生初のラジオ体操に挑戦することになるとは(笑)。

 

●午前中はルーティーン、午後は我が家流に

9時から授業開始です。娘たちの学校はキリスト教なのでSpiritual Reflection (お祈りの時間)から始業。その後、Maths(算数)、PE(体育)を。体育ではみんなでズンバをやったり、家で体を動かせることを考えています。その後スナックタイムなどの休憩を挟んで、英語、Guided Readingという本を読んで調べものをしたりという学校の課題を。続いて理科や社会など幅広い範囲を扱うBroader Curriculumの課題をしたら給食、お昼ごはんです。膨大な時間をマネージメントするのは大変なので、午前中は基本的に毎日同じ時間割に。そのぶん、午後は音楽だったり図工だったり、「今日は何をやろうか?」と、いろいろなことを勉強に見立ててやっています。マミーズワークでは、私が先生となり漢字など、主に日本語を。週に1回の夫が先生役のダディ授業では、子どもたちに「なんでバンドエイドを取ると臭いの?」「えびせんはなんで揚げると膨らむの?」など、日頃から疑問に思ったことをリビングに置いてある専用ノートに書いてもらい、それについて夫が授業をしてくれます。パワーポイントを使い、かなりしっかりと資料を作り、夫も真剣。子どもたちも毎週とても楽しみにしています。

 

ポイント制を導入して、兄弟ゲンカを減らす作戦

●姉弟で協力してポイントを貯め、ボーナスゲット

我が家に限らずだと思いますが、兄弟が3人集まればケンカが絶えず……。週末だけならなまだしも、それが毎日ともなると私の方が耐えきれない。そこでポイント制を導入して、3人で協力してポイントを貯めたら、週末限定のゲームタイムが1時間プラスされたり、土日だけと決めているアイスクリームを平日も食べられるなどボーナスを。宿題の期限を守る、思いやりのある行動をとると1ポイント加算されるキッズポイント。知恵カード、サービスカード、忍耐カード、友情カードをゲットするとそれぞれ3ポイント加算。

 

●姉弟ゲンカにもペナルティで減点

悪いことをしたら、もちろんペナルティでマイナスポイントに。説明中に関係ないおしゃべりをしたり、決めたタイミングで勉強に取り組まないとターンカード。ターンカードが1日に2枚たまったり、物を投げるなど悪い態度にはイエローカード。暴力をふるったり、もっと悪い態度にはレッドカードが出ます。それぞれカードが出されると減点。加点も減点も基本は連帯責任。減点カードやポイントは「授業の時間なのに何度呼んでも来なかったからターンカードね」というように事後報告で、できるだけさりげなく出しています。ケンカが起こりそうになると「カードが出されちゃうよ!」と姉弟同士お互いに声を掛け合い未然に防げることも。今までよりもケンカが減った気がします。

 

ラッフル(くじ引き)制度でモチベーションアップ

ポイント制度とは別に、イギリスの学校でよく行われている〝ラッフル〟を我が家でも導入。勉強を頑張ったり、思いやりのある行動をしたり、積極的にお手伝いをしたら、自分の名前を書いた紙を決まった箱に入れることができます。それを週末のたびに夫が一枚引いて、当たった人にスペシャルプレゼントを。私がこっそり日本から持ってきていた紙ふうせんやメモ帳など、ちょっとしたものなのですが、子どもたちはうれしいみたい。毎回大盛り上がりします。

 

給食&お当番制にしてママの負担を軽減

●固定メニューにしてメニューに悩まない

姉弟ゲンカともうひとつの課題はお昼ごはん。それまでも毎日お弁当を学校に持たせていたのですが、毎日何を作るか悩むのが嫌なので、スープジャーを活用したメニューを固定化。月曜日はお味噌とおにぎり、火曜日は中華スープとおにぎり、水曜日はサンドイッチ、木曜日はトマトスープとパン、金曜日は日本風のお弁当と、まるで給食のように決めていました。なので、休校中もそれをそのまま踏襲。しかも日本の素晴らしい給食スタイルを体験してほしかったため、当番表を作り、準備、配膳、片付けを子どもたちにやってもらうように。おかげで親の負担もかなり軽減しました(笑)

 

●15時までは自分の水筒で水分補給!

もうひとつ、家でも水筒作戦を実施中。朝から15時までは、それぞれが自分の水筒から水を飲むことに。みんな飲みたいタイミングが違うので、3人それぞれに対応していたらいくら時間があっても足りません。水筒にしたおかげで、コップを毎回使うよりも洗い物が減るし、こぼしたりグラスを割ったりするリスクも減って、片付ける手間もなくなり一石三鳥。ちょっとでもママが楽するための工夫は必要だなって思っています。

 

取材・文/塚田有紀子

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