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2020年5月7日発売

890円(税込)

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高学歴の夫が娘にパワハラ!?態度が気になります|専門家が答える“教育虐待”Q&A

Q.5

夫が娘の勉強を見ながら、脅すような言葉をかけるのが気になります。「これができないとテレビを見せない」「終わらないと出かけない」など、まるでパワハラ上司のようで、娘は焦って余計にうまくいかず叱られる始末。夫は高学歴で仕事も成功しているので、自分の子もという期待が強いのかもしれません。けど、こんなやり方でいいのか不安です。(10歳・女の子ママ)

 

A.父親による受験指導は、まずうまくいきません

子育てに関わろうと頑張る父親が増えていますが、頑張り方を間違えているケースがとても多いです。タスクを渡してノルマで縛って力を発揮させるなんて、大人でも間違いだと証明されていますよね。上司から「この仕事を終わらせないならボーナス減らすぞ」と言われて、やる気になりますか? 対大人ですらマイナスなのに、ましてや子ども相手になんて大間違いです。自分自身の価値観や行動パターンに子どもを当てはめようとするのは、全て教育虐待予備軍。従えて動かしたいのでしょうが、それは子どものためでなく自分の安心のため。成果をあげられない自分が許せない。家族に自分の存在を見せつけたいわけです。お母さんは「焦っているのはあなたでしょ」「うまくいかなくてもあなたのせいじゃない」と言ってあげてほしい。ぜひ夫婦でしっかり話し合いを。中学受験において父親が何か手伝いたいのであれば、まず奥さんの話を聞くこと、そして感謝すること。最後に「何か僕にできることある?」と聞き、頼まれたことだけやるのが父親の正しい関わり方です。

答えてくれたのは…
●小川大介さん
教育専門家。中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員。京都大学卒業後、中学受験のプロ個別指導教室SS-1を創設。個別面談の実施数は6000を数え、受験学習だけでなく、幼児期の能力育成や親子関係の築き方指導にも定評あり。著書に『頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て』も。中学受験においては、夫婦の子育てビジョンが重要であると指摘し、著書『親も子も幸せになれるはじめての中学受験』には、中学受験の成功のカギがたっぷり。

撮影/古本麻由未 取材・文/宇野安紀子 編集/フォレスト・ガンプJr.
*VERY2020年4月号「受験勉強だけじゃない、過剰な習い事も… もしかして、教育虐待?」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

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