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2020年7月7日発売

890円(税込)

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子どもに「こんなにお金をかけてるのに」と叱ってしまう…|専門家が答える“教育虐待”Q&A

Q.4

夫婦ともに英語が流暢ではないですが、将来のためにとインターナショナルスクールに。親が教えられないので宿題は自力、補習や塾で平日は全く休みナシ。やりたくないと泣かれたら「こんなにお金をかけてるのに!嫌なら辞めていい!」と言ってしまいます。言いすぎたと反省して、寝顔を見て泣くことはしょっちゅう。けど、子どもの将来を思うと、鬼と言われても頑張らせなきゃと思います。(8歳・男の子ママ)

 

 

A.信頼できる第三者に委ねるのも一つの手

経済的なことを持ち出して子どもを支配しようとする、心理的虐待です。嫌なら辞めていいと言っても、辞める選択肢はない言い方で、どうせ辞められないことも子どもは気づいています。寝顔を見ながらいくら泣いても子どもには伝わりませんし、親が辛いなら、子どもはもっと辛いはず。そもそも、親の期待で何かを強いるのはスタートとしては好ましくありません。今の状態では、子どもと話し合っても本音は出にくいので、信頼できる第三者に入ってもらうのも一つの選択肢。親抜きで子どもと話してもらいましょう。自己肯定感は8、9歳からドーンと落ちていきます。この時期に自分をはっきり持てるようにならないと、何をやっても自信が持てなくなってしまうので注意が必要です。

答えてくれたのは…
●古荘純一先生
小児精神科医。青山学院大学教育人間科学部教授。現在も医療臨床現場において、神経発達に問題のある子どもや不適応状態の子どもの診療を行っている。「親の期待に応え続けることは、子どもにとって本来の姿を否定され続けること」だとし、そういった子どもたちは精神疾患を発症するリスクを抱えてしまうと警鐘を鳴らす。著書に『教育虐待・教育ネグレクト』『日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか』など多数。

撮影/古本麻由未 取材・文/宇野安紀子 編集/フォレスト・ガンプJr.
*VERY2020年4月号「受験勉強だけじゃない、過剰な習い事も… もしかして、教育虐待?」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

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