VERY July 2025

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2025年6月6日発売

1000円(税込)

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【赤ちゃんの寝かしつけ0秒】睡眠のプロに聞く!ネントレ悩みの解決策

昨年開催したVERY児童館では、『寝かしつけ0秒は誰でも叶う!』をテーマにスリープコンサルタントの吉岡ゆうこさんをお迎えして、今夜からすぐに役立つようなアイデアやコツを教えていただきました。今回は、イベント中に頂いたみなさんからの「赤ちゃんの睡眠」についての質問を一問一答にしてまとめて公開!

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Q. 横で一緒に寝ていても赤ちゃんが心配で眠れません

A.「以下の4つを実践して『安全な寝床』にするだけでもかなり改善すると思います。あのおくるみが…あのぬいぐるみが…など不安な材料がないことが大切です。別の部屋で寝ている人は、ベビーモニターもおすすめです」
①硬くて平らなところに寝かせること。
②まわりには布団を含めなにも置かないこと。
③親と同室の場合は別の寝床を準備してあげること。(ベビーベッドが一番おすすめ)
④仰向けに寝かせること。

提供・BABY SLEEP SCHOOL TOKYO

Q.背中スイッチが敏感で、抱っこでしか寝てくれません

A.「寝かしつけ0秒はいきなりできないので、すぐに置いてみようとせず5つの基礎をひとつずつ試してみることから始めてみてください。(※基礎についてはこちらの記事で解説しています)ネントレを開始したら『泣いたから今日は抱っこ』など、日によって対処方法を変えないのが鉄則です。赤ちゃんは『いつも同じ』に安心します。寝返り前の3~4カ月の赤ちゃんが実践するならおくるみやスワドル、それ以降はスリーピングバッグに入れてあげると、寝る前のルーティンとして認識して『ベッドで眠る』と前向きになってくれます。赤ちゃんの安全と安心感のためにもおすすめです」

※画像はBABY SLEEP SCHOOL TOKYOの「くるまる おくるみ」(睡眠コンサルタントが開発したひんやり感のある伸びの良い生地が特徴のおくるみ。暑がりな赤ちゃんの快適な睡眠をサポートしてくれます)

「2024年よりこども家庭庁の方針が変わり、『掛布団は使用しない』とガイドラインで定められました。寝返り前の赤ちゃんならおくるみに包んであげるだけでモロー反射も防げますし、赤ちゃんに安心感を与えて入眠に誘うことができます。住環境やお住まいの地域によって素材や生地の厚みは適宜選んでいただくのがよいと思います」

Q.寝かしつけしていると一緒に寝落ち!改善策はありますか?

A.赤ちゃんはみんな生まれつき自分ひとりで眠る力を持っています。いざネントレを開始しても、今までの寝かしつけの癖を変えるためには忍耐がいるもの。まず『3日ブレずに続ける』と思っていただくと気持ち的に楽かもしれません。赤ちゃんが眠いタイミングでベッドに連れていき、一貫性のある対応を継続することで習慣化し、定着します。いずれセルフねんねができるようになると、添い寝が必要なくなるので、必然的に寝落ちもなくなります」

Q.赤ちゃんの睡眠が乱れている時期の乗り越え方を教えてください

A.赤ちゃんは成長してできることが増えると睡眠が乱れるといわれています。特に0歳時期は、首座り、おすわり、ハイハイ、離乳食開始…と成長が著しいので、睡眠が乱れます。具体的には4ヵ月8ヵ月12ヵ月18ヵ月24ヵ月のタイミングで起こるとされています。そんなときはまず、前編でもお伝えした5つの基礎を整えてみて、すでにセルフねんねが定着している子に関しては動じずにいつもと同じことを続けること。セルフねんねの習慣がない子は寝かしつけ方の見直しをしてみてください。夜泣きが特に増えるといわれている5~6カ月ごろについては、五感や情緒の発達、分離不安なども始まり、成長の段階として仕方ない部分ではあるのですが、こういうことなんだと知っておけば少しどっしり構えて向き合えるのはないでしょうか」

Q.夜泣き対策はありますか?

A.「夜泣きの原因は様々ですが、添い寝や添い乳、抱っこでの寝かしつけをしている場合、そもそも夜泣きが起こるのは、誰かが『寝かしつけ』をしているからと考えられます。子どもは入眠したときの環境と眠りが浅くなったときの環境が同じでないと不安になってしまうので、誰かに干渉されずに入眠できるようになるのが理想です。また、夜泣き=日中の疲れすぎによるものだったりするので、活動時間を見直してみるのもよいかもしれません」

Q.どうしても授乳が必要で睡眠不足になる新生児期の向き合い方は?

A.「新生児期は、胎内環境を外の世界に作ってあげる意識でいましょう。おくるみで包んであげると、お母さんのお腹の中にいた時と同じ姿勢にしてあげることができ、ぐずりや夜泣きを減らす効果があります。寝やすい睡眠環境を整えたり、セルフねんねの習慣はできても、3~4カ月までは眠りが浅く、また、夜間授乳もあるので細切れ睡眠は致し方ないところも。とはいえ、今後のためにこの時期にできることは 昼夜の区別をつけていくことです。朝、光を浴びることで体内時計をリセットし、夜、適切な時間に眠くなるようになります

 

Q.夜間授乳卒業のタイミングと方法を教えて

A.まず日中に授乳寝落ちせず、ミルクに頼って寝ることがない状態にするのが先決です。だいたい生後9カ月くらいになると、日中の栄養を確認しておなかが満たされているなら夜間の授乳は必要なくなってくるといわれているので、目安にしてみてください」

最後に、寝かしつけに悩むママへ吉岡さんからメッセージをお願いします

「赤ちゃんの睡眠はきちんと正しいステップを踏めばいつでも整えられます。ご自身で試してみてうまくいかずに悩んでいる方も、大丈夫。きっとあと少しコツが必要なだけなので、子どもの気質に合った方法をぜひ専門家に相談してみてほしいと思います。子どもの成長発達を促すのはもちろんですが、ママの睡眠不足を解消することにもつながるネントレ。毎日親子でたっぷり寝て、乳幼児期のかけがえのない時間を、笑顔で過ごしていただくご家族が増えることを願っています」

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取材・文/小川理蓉

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