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2020年5月7日発売

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「防犯対策」子どもに伝えたい3つのこと|未就学児から始める防犯対策

子どもを狙う犯罪者は、絵や漫画にあるような〝いかにも不審者〟な雰囲気とは限りません。それなのについ「変なおじさんについていったらダメ」などと教えていませんか?今日からできる防犯対策と、低年齢の子どもでも理解できる、具体的な伝え方を教えてもらいました。

1.対人距離、行為で危険を教えよう

子どもを狙う人は、自分にとって悪い人に見えないことが多いので、気づくのは難しい場合があります。目安として、「対人距離」があります。

●「ぴったり距離」
パーソナルスペースは自分だけの縄張り。ここに入っていい人はパパやママなど家族で、抱っこすれば距離はゼロメートルですね。親子が手をつなぐ、抱きしめるなど。
●「ゆったり距離」
お友達と少し離れて手をつなぐ距離。初めて会った人がここまで来るときは注意し、嫌なら嫌と言うように教える。
●「きっちり距離」
目上の人やはじめましての人が、お互いが手を伸ばして手が届かない距離。

⇒お散歩などのときに「お母さんとはこれくらいぴったり距離でいいね」などと伝えていきましょう。きっちり距離を超えてゆったり距離に入ってこようとしたら断っていいということを教えて。

 

2.我が家の約束を決めよう

例えば
「他人の前でパンツを脱がない」
「下着で隠れるところや下着姿を人に見せない」
「通学路での一人区間は、防犯ブザーに手をかけておく」
「学校の帰りに誰かに声をかけられてどこかに誘われても、絶対まず家に帰る」
「たとえ知っている人でも、他人の車に乗ってはいけない」
「判断に迷ったときは、お母さんに必ず聞きなさい。自分で決めない」

⇒幼いうちは、突然行動が変わるようなことは基本させないこと。イレギュラーなケースを教えると混乱するので、杓子定規くらいのほうがいい。知り合いのママに車で送ってあげると言われても、基本は断りなさいと言ってもOK。そこはママ友同士で連携して、あらかじめ子どもに伝えておくこと。また、「車のナンバーや犯人の服の特徴を覚えて」などは、子どもに言う必要はありません。身を守る行動をシンプルに教えて。1年生くらいからは、事件事故について理解できるようになってくるので、発達に応じて起こりうる危険について伝えて。

 

3.小学校にあがったら防犯ブザー&スマホのフィルタリングはマスト

⇒全国で90%の1年生が防犯ブザーを持っていますが、6年生になるとその数は激減。電池が切れてそのままにしたり、壊れたからそのままの子も。防犯ブザーを持つことはとても大切。つけっぱなしにしていると意識がいかないので、出かける前に一回鳴らすのを習慣にして。また実際危険な場面では声を出せない子どもがほとんど。持つことに意味があります。また、これを渡すことで「危険な目にあうかもしれない」と子ども自身も気が
引き締まるという意味合いも。また、スマホのフィルタリングは必ずしましょう。スマホで被害に遭った子の9割以上がフィルタリングがかかっていなかったという報告があります。

 

ケータイ禁止の学校に通わせる場合GPSを持たせるのも手

ケータイ禁止の学校もあるなか、子どもを見守るGPS端末が進化中。46g、5㎝角の「GPS BoT」はこれまで難しかった屋内や地下での位置特定も可能。居場所は親のスマホで確認できます。ランドセルなどに忍ばせて。端末は¥4,800、月額¥480(ビーサイズ株式会社)

教えてくれたのは……

NPO法人日本こどもの安全教育総合研究所 理事長
宮田美恵子さん
順天堂大学研究員・放送大学非常勤講師として大学生への講義のほか、児童・生徒への安全体験学習プログラムを推進。著書に『うちの子、安全だいじょうぶ?新しい防犯教育』(¥1,500/新読書社)など。

〝とにかく明るい性教育〟「パンツの教室」代表理事
のじまなみさん
「家庭でできる性教育」を伝えるべく、全国を飛び回っている元ナースママ。著書に『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』(¥ 1,400/辰巳出版)などがある。

取材・文/有馬美穂 編集/羽城麻子 イラスト/なおこちゃん

*VERY2020年3月号「”知らない人についていったらダメ”という言葉じゃだめ? 未就学児からはじめたい・防犯、子どもにどう伝える?」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

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