先日のVERY児童館では、「虫歯と歯並びは歯が生える前に決まる!」をテーマに歯科医師で3児の父でもある萩原 岳先生をお迎えして、0~1歳のお子さんに向けたアドバイスをいただきました。今回は、イベント中に募集した赤ちゃんの歯に関する質問に一問一答形式でお答えいただきます。また、VERY児童館会員になると萩原先生おすすめ「コンビの仕上げ磨き歯ブラシセット」のプレゼントが当たるダブルチャンスも!ぜひあわせてチェックしてみてください。
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Q.ミルクや母乳の虫歯リスクが知りたいです
「ミルクや母乳にも確かに糖分は含まれていますが、一般的には虫歯を生じさせるほどの量は含まれていないので、この2つだけの摂取に関しては虫歯のリスクはほぼないと考えてよいです」(萩原先生・以下同)
Q.赤ちゃん用のスポーツドリンクも大人用と変わらない砂糖が入っているという話が衝撃的でした。ほかの「赤ちゃん用ジュースやおやつ」についてもそうなのでしょうか?
「厳禁ではありませんが、積極的に摂取することはおすすめしません。特に乳幼児の期間では味覚の発達にもあまりよい影響はありません。特別なときに出てくるおやつ、もしくは電車や車移動でどうしてもご機嫌が…といったときのアイテムとして食べさせるのがベターです」
Q.フッ素入りの歯磨き粉の使用適齢年齢はいつごろからですか?
「歯が生えた段階からOKです。年齢別使用量が決まっていて、歯が生えてから2歳までは900~ 1000ppmFを米粒程度使用できます※」
※「フッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法について」4学会(日本小児歯科学会・日本口腔衛生学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会)合同の提言より引用
Q.自宅と歯医者さんでのでフッ素塗布の違いは?
「最重要なのは毎日のフッ素ジェルの使用ですが、歯科医院のフッ素塗布も補助的な役割として有効です。イメージはフッ素ジェル=歯の強化、フッ素塗布=歯のコーティングです。定期的なフッ素塗布に通院することで口腔内のトラブルを早期に発見できるメリットもあります」
Q.黄ばみが気になる場合、研磨剤入りの歯磨き粉を使用してもよいのでしょうか?
「基本的に乳歯の間はジェルのみで良いとされています。気になる際は歯科医院でクリーニングしてもらいましょう」
Q.すすぎ不要のジェルを使用しています。歯磨き後のうがいをしないで本当に大丈夫なのでしょうか?
「使用量を守ればうがいは不要です。少量であれば飲み込んでも問題はありません。年齢とフッ素ジェル使用量に関してはお子さんの年齢に即した量を使用してください」
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お話を伺ったのは…
萩原 岳先生
歯科医師。日本歯科大学生命歯学部卒業。現在、医療法人同風会 萩原歯科医院 院長。小児歯科にもお詳しい三兄弟の父として、先日のVERY児童館でも講師として登壇。
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