最近、子どもの朝活を始めたママが増加中! 読書や英語かけ流しから、自由時間を満喫する派も。脳科学的にみた“うまくいくコツ”を専門家に伺いました。
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好きなことを、集中して、短時間で」
がうまくいくコツ
朝は英語かけ流しと
少しだけワークも
山田亜利紗さん(主婦・子ども7歳、4歳)
<6:00起き>
「意識すれば時間を作りやすいのは実は朝だったので、英語学習タイムに固定しました。KIDSNEWSのかけ流し、BRAIN QUEST(ワークブック)、NASAのサイトのクラフトなどをやっています」
学習は土日にまとめて1時間よりも
毎朝7分で負担減!
八重沢友香子さん(主婦・子ども8歳、6歳)
<6:30起き>
「小2春から、そろばん初段合格を目標に土日3ページずつやる習慣でしたが、30分〜1時間かかっていたのが辛かったようで、“毎朝起きたら1ページ”に変更。7分ほどで終わりストレスも軽減。初段も見事クリアできました」
早起きしたら自由時間に!
動画もOK
田辺佳織さん(会社員・子ども8歳)
<6:15起き>
「夜には見ない約束なのですが、朝はYouTubeやAmazonプライムビデオ、Switchでマイクラなど何でもOKにしています。その代わり7時半になったら朝食を食べること、夜は早く寝ることが約束。夜ふかしで悩んでいましたが、朝のご褒美で解決」
朝活のメインはお手伝い!
朝食作りが日課です
西郷みどりさん(自営業・子ども11歳、4歳)
<6:45起き>
「毎朝食べる卵料理を長男におまかせしています。ツナやトマトを入れる日もあればゆで卵の日も。徐々に自分でできることが増えました。下の4歳も卵を割るのだけ参加。今は慌ただしいけど、親も楽になるし子の自立のためにも」
好きな読書、宿題も朝派!
朝の光で気持ちよく◎
堀越久子さん(医師・子ども9歳、7歳、4歳、7カ月)
<6:00起き>
「年中くらいから図鑑にハマり、図鑑、歴史、百人一首や地図帳などを読んでいます。朝は誰にも邪魔されないと感じているようで、登校や朝食の時間が決まっていてダラダラしないのがいいところ。自分で考えて時間を使って欲しい」
脳科学的にみた
“朝活がうまくいくコツ”は?
◎しっかり寝ていることが朝活の大原則です
成田奈緒子先生
文京大学教育学部教授。小児科専門医・医学博士・公認心理師・子育て科学アクシス代表。
幼児なら教科書通りなら11時間、せめて5歳で10時間眠れていれば、朝は何をするにしてもゴールデンタイム。勉強も運動も、しっかり寝ているなら何でも効果的です。朝からしっかり活動するためにおすすめなのは、朝風呂。そして朝に料理してしっかり食べること。その代わり夜はお風呂に入れなくても、ごはんも朝の残り物で簡単に済ませてOK。寝る前のお風呂では子どもは暑くて寝付けなくなるので、園帰りにすぐ入るか、濡れタオルで拭いてあげればいい。また睡眠前に大量にエネルギーを摂る必要はなく、我が家は鍋も焼き肉も朝です。その代わり夜は納豆ご飯などで簡単にすませます。子どもの朝活でも、一番おすすめなのは料理なんです。段取り力、手際、想像力、計画性など料理には脳を育てる要素が詰まっています。これは勉強にも将来の仕事にも役立つもので、ワークをやるより脳科学的には効果的だと思います。親とのコミュニケーションとしても最適です。
\最大の難題/
どうすればスッキリ
起きてくれる?
● 当たり前だけどしっかり寝ることを最優先にしています。11時間を目標に、園児は最低10時間!(田所さん)
● 朝7時から朝食と固定。朝しっかり太陽の光を浴びると気持ちよく、リズムが作れました。(堀越さん)
● ゲームなど、好きなことからしてもいいルールなのでさっと起きてきます。(田中葵さん・主婦・子ども8歳)
● 早く寝ることが基本。あとはスーパーで一緒に好きな食材を買い、それを朝食べられるようにする!(西郷さん)
撮影/草間智博〈TENT〉(静物) 取材・文/有馬美穂 取材協力/高萩理奈 編集/井上智明
*VERY2024年5月号「おとなりさん、「子どもの朝活」やっていました」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。