AIやプログラミング、STEAMなど理系の能力や習い事が話題の昨今、子どもに「算数が得意、好き」と思ってくれたらいいな…と願うママも多いはず。そこで、おうちで楽しく遊んで、算数が好きになったというママたちの声から、おすすめのおもちゃをピックアップ!今回は、3〜5歳の子ども向けのおもちゃをご紹介します。
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\知っておきたい!/
❝10歳までは正解を出すことより、
夢中になって
遊ぶ時間を大切にしてください❞
そもそも算数とは、1個・2個という数や丸・三角のような図形の具体的なものから、分数や小数、立体図、後には三角関数や因数分解と、だんだん抽象概念に積み上げていくもの。例えば、「1枚のピザを4人で分けて」はイメージしやすいけど、「3枚半のピザを4人で分けて」は一見難しい。これを自由自在にイメージで捉えられる勘所の良さを持てると、算数は一気に身近なものになります。そのために10歳頃までは創造力を膨らませて形にする遊びが大切。
なぜなら計算力は後からでも鍛えられますし、正解を求めることが目的になると、一番大事な考える過程が抜けてしまいがち。おもちゃや生活の中で「こうしたらどうなる?」と考える訓練は、新しい概念に直面した時にも考えることが好き・楽しいに繫がります。アプリなどのデジタルな遊びも、立体を斜めに切るなど、リアルでは再現しにくいことをイメージする助けになるので、うまく取り入れてもいいですね。勉強させようと構えるよりも、おもちゃで存分に遊ぶことこそ算数・数学を好きになる近道だと思います。
STEAM教育通信教材「ワンダーボックス」
思考力育成アプリ「シンクシンク」開発者
ワンダーファイ株式会社代表 川島 慶さん
学習塾や児童養護施設、東京大学、さらにアジア各国でも多種多様な子どもの指導を経験。算数オリンピックの問題制作にも携わる。
\3〜5歳の遊び方/
【3〜5歳】
豊富なパーツで何通りも
ビー玉が流れるコースが作れる!
玉の動きを変化させるシーソーパーツやうずまきコースなど、大量のビー玉を一度に流せて完成後も楽しい。
クアドリラ・ツイスト&レールセット¥17,600(ボーネルンド)
木の板を積み上げたり
ドミノ遊びしたり遊び方無限大
外箱の絵は「カプラのお城」と言われて大人も夢中になる楽しさ。
KAPLA280J-日本仕様〈赤〉¥20,130(カプラジャパン)
算数が好きな小学生3人のママが
0〜10歳まで遊ばせている
おもちゃって?
◉PROFILE
撮影/皆川哲矢 取材・文/八重沢友香子 編集/石川穂乃実
*VERY2023年10月号「算数が好きになる0~10歳のおもちゃ」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。