パリの可愛い住人「リサとガスパール」。フランス生まれの名作絵本と滝沢眞規子さんのコラボレーションがついに完成しました。タキマキ・スタイルのニュアンスも取り込まれたデザインの誕生秘話をインタビュー♪
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『リサとガスパール』滝沢眞規子さんお気に入りの一冊は?
私のワードローブと
子供の頃に着ていた服が
イメージソースに。
「リサとガスパールの絵本を読むと、さすがはパリっ子。すでに色々なオシャレを楽しんでいて、「私に何ができるんだろう」と、すごく悩みました。パリに住んでいる二人をイメージしたとき、その街並みに合うような、ちょっと大人みたいな格好がいいんじゃないかって思ったんです。それに、子どもって大人の真似っこが大好きですよね! うちの子どもたちもそうでした(笑)。
リサはママ、ガスパールはパパ…みたいな、ふたりのペア感もあって可愛い服ってなんだろうと考えた時、私自身も大好きで、ワードロープでも活躍する「ジャケット」がまず思い浮かびました。デザインはベーシックだけどオシャレで、色は絵本の世界観にもぴったりのネイビーに決定♪ もうひとつの方は、私が小さい頃に母が編んでくれたベストからインスピレーションを。今、考えると「手編みだなんて、お母さん、すごいな」って、改めて感謝しながら描きました(笑)。男の子と女の子、どちらが着ても可愛いドット柄にしてみたんですが、温かみのあるニットベストと、リサとガスパールの油絵のタッチも相性がいいなと思いました。
私が描いたデザイン画もお見せしていますが、もともと絵に自信がないので、頑張ってもこのクオリティ(苦笑)。打ち合わせ時にプレゼンするなら……と主人が見兼ねてPCで仕上げてくれました。私が考えた服を着たリサとガスパールが20周年記念のグッズになるなんて、今からドキドキだけど、楽しみです!」
私や子どもたちが小さいときに好きだった思い出の服を着せました!
絵本はすべてブロンズ新社より刊行 ©2019 Anne Gutman & Georg Hallensleben / Hachette Livre 撮影/須藤敬一 モデル/滝沢眞規子 スタイリング/中村真弓 ヘア・メーク/神戸春美 取材・文/櫻井裕美 デザイン/安藤恵美