花火大会に夏祭り……、夏のイベントに浴衣を着せてあげたいシーンって多いですよね。ばあばにお任せしたり、ママ友にお願いしたり……、これまではなんとか人の手を借りて浴衣を着せてもらってきたけれど、突然の「今日浴衣で行きたい!」に対応してあげるためにも今年はそろそろ自分で!と思っているママへ。自分でできる浴衣の着付け方を「子ども編」「ママ編」に分けてお届けします。
まずは「子ども編」。というのも、しゃがんだり立ったりを繰り返すと着崩れしやすくなるから。子どもとママが浴衣を着る際は子どもから着付けをするのがオススメです。実は、子どもの浴衣は多少着崩れても簡単に修正できるんですよ。
【子ども編】
浴衣選びの際に、年齢と身長の表記で選ぶタイプでも、なるべく子どもの体型に合わせ、肩上げ、腰上げの調整をしておくとキレイにバランス良く着られます。
1.子どもの着付けは男女ともに衿を抜かないようにします。
2.子ども用浴衣には必ず紐が付いているので、脇の下から紐を出します。
必ず左が上になるようにし、衿をV字に深く合わせます。
3.紐は背中で交差させ、前でリボン結びにします。
4.リボン結びの余った部分は紐の内側にしまいます。
そうすることで三尺帯がすっきりと見えます。
5.三尺帯の中心を前に当て、後ろで交差させます。
6.再度前で交差させます。
7.背中でリボン結びにします。
この時右手で輪っかを作り(写真②)
左を上から下に回し(写真③)リボンを作ることで
キレイなリボンの形ができあがります。(写真⑤)
8.これで完成にしてももちろん可愛らしいですが、リボン結びで垂れた長い方をリボンの結び目をくぐらせ(写真⑥、⑦)上から垂らすことで(写真⑧)、より可愛らしく、ママの帯と似せることができます。
“ママとお揃い”は子どもも大好きな言葉。このひと工夫でグッとおしゃれに見えます。
子どもの着付けはこれで完了!
浴衣・三尺帯・下駄の三点セット※5歳~6歳用¥8,800髪飾り¥3,000(ともに銀座もとじ)
着付け指導・撮影協力/江森正枝、銀座もとじ http://www.motoji.co.jp/
取材・文/徳良未夢