もしかしたら途中で飽きちゃうかも……そんなママにオススメなのが会場と公園が隣接している会場。週末、大きい公園へ遊びに行く感覚で、ついでにパラリンピック観戦、というのも子連れならではの選択ですよね。

チームJAPANのメダルにも期待！四肢に障がいのある選手が専用の競技用車いすで行う競技。パラリンピック種目で唯一車いす同士のタックルが認められており、マーダーボール（殺人競技）と呼ばれるほど迫力満点！ タックルするたび車いすのぶつかる「ガシャーン！」という音が響き、〝戦い好き〟な子どもは目が釘付けになるかも。親子で熱戦を楽しんだ後は、近くのロンハーマンカフェに立ち寄って、ゆっくりお茶をしても♪

競技用車いす、
＼実はポジションによって違うんです！／

毎日決勝＆メダルが見られるさまざまな障がいのある選手が出場するのもパラリンピック水泳の見どころのひとつ。視覚障がいのある選手にはゴールやターンの際、プールの壁が見えないので「タッピングデバイス」と呼ばれる棒で、選手の頭や体をタッチし合図を送ります。

視覚障がいのある選手に
＼ゴールやターンを知らせます／

障がいの程度、種類、運動機能によってクラス分けされて行われます。速さが勝負の基準で難しいルールなしに楽しめるので、スイミングを習っているキッズを連れて見に行きたい。選手それぞれが独自の泳ぎ方をしているのも見どころ。残された機能を最大限に使って水中を突き進む姿は、限界を超える力に気づかせてくれるはず！

組んだ状態からスタートするため、一気に大技を見られるチャンス！柔道と言えばオリンピックが注目されがちですが、視覚障がい者によるパラ柔道も実はすごく面白い！ 一番の特徴はなんといっても技の種類。組み合ってから試合開始となるため、「はじめ」の掛け声の直後から激しい技の応酬が始まります。ダイナミックな投げ技を多く見られるチャンス！ 試合時間は４分で長時間はもたない子にもオススメです。

イラスト／foxco　取材・文／塚本桃子　デザイン／permanent yellow orange