0、1歳の赤ちゃんと過ごす新米ママたちがゆるく繋がれる場になれたら、との思いからスタートした「VERY児童館」。8/29に開催された第21回目のテーマは、「赤ちゃん家族の防災対策」! 台風シーズン到来の季節、突然の大雨や水害に慌てないために、防災アナウンサー環境省アンバサダーもされている奥村奈津美さんに赤ちゃん連れでの避難や防災についてお話をお聞きしました。たくさんご質問もいただき、今回のゲスト、副館長の東原亜希ちゃんの防災意識の高さを感じさせる“さすが…!”なエピソードもあり、熱量高めの1時間でした。
■VERY児童館とは…
コロナ禍の中で出産されたママたちと繋がりたい!応援したい!とスタートした「VERY児童館」。おうち時間が長くなっている新米ママのみなさんの、ちょっとした息抜きや気分転換になれるようなオンラインでの集いを月に1回開催しています。
教えていただいたのは
防災アナウンサー×環境省アンバサダー・奥村奈津美さん
3歳の男の子ママ・著書「子どもの命と未来を守る!防災「新」常識~パパ、ママができる‼︎水害、地震への備え~」
赤ちゃんと家にいたら、外はすごい大雨!避難したほうがいい?家にいたほうが安心…?
最近特に増えてきたと感じる「大雨」。防災アイテムや備蓄品など、“もしも”の水害に備えて普段から準備できることはしておきたいですよね。ただし、地震時の揺れやすさ、液状化の可能性、浸水の可能性、土砂災害の可能性に応じて、避難したほうがいい場合と家にいたほうがいい場合にわかれるそう。そのためにも「まずは自分の住んでいる場所をしっかり確認して、避難したほうがいいのか、家にいたほうがいいのか」を知ることが何よりも大切という奥村さんからのアドバイスでした。
避難=体育館じゃない…!?
いざ、避難が必要!となると、頭の中に浮かぶのは体育館の光景…、という人も多いはず。でも、「避難=体育館とういうことではないんです」と奥村さん。車で過ごす車中避難や、ホテル滞在、お友達の家に避難させてもらうという選択肢も。一時的な避難場所にはいろんな選択肢があるから、普段から家族で認識を共有しておくと安心です。そのためにも地域のママ友と、もしもの時に助けあえる関係性を築いておくのも大事という話もありました。
亜希ちゃん一家は車中避難を想定した備え
東日本大震災後、防災意識が高くなり防災アイテムを揃えていたけど、最近では頻繁に見直しができていないから、今回で防災知識をアップデートしたい!という亜希ちゃん。車移動の多い東原亜希ちゃんは、普段から水や毛布を積載しているそう。とっさの車中泊にちゃんと備えられていて、さすが…!さらに災害時に使えるヘッドライドも家に常備しているとということについては、奥村さんからもつい懐中電灯を備えがちですが、子どもと一緒に避難するときは手がふさがってしまう懐中電灯よりヘッドライトがベスト!ということでこちらも、さすが!な亜希ちゃんでした。
旅先でも使える!
所要時間約1 分、「地盤サポートマップ」で防災リスクを把握
自宅地域の防災情報を確認するのに便利な「地盤サポートマップ」を紹介していただきました。
QRコードを読み取って自宅の住所を入れると、住んでいる地域の防災情報がすぐに表示。地震時の揺れやすさ、液状化の可能性、浸水の可能性、土砂災害の可能性が色別のグラフで表示されるので一目で危険度を知ることができます。(※津波の情報については表示されないので「ハザードマップ」を参照してくださいとのこと)例えば、浸水の可能性が高い地域に住んでいることがわかれば、すぐに「避難」したほうがいいとう判断基準に。1分ほどで地域の防災情報が分かるので、「旅行先の防災情報も事前に調べられていいね」と東原亜希ちゃんも興味津々でした!
赤ちゃん連れでの一時避難をスマートにするために必要なアイテムは、VERY児童館のインスタグラムで公開しているのでそちらもぜひ、見てみてください!
>投稿を埋め込みます。
ちなみに、「避難勧告」という言葉はなくなって、今は「避難指示」という言葉に変わっているそう。停電時も消えない電球や、5年保存できてそのまま食べられる非常食おにぎりが出ている(!)など、 防災も日々アップデートしていることを実感しました。
次回は9月末に開催予定です。赤ちゃんと一緒に“アートな秋”を楽しめる内容を考えています!
ご参加、お待ちしています!
取材・文/北山えいみ