7/26に開催された0・1歳パパママ向けオンラインイベント第20回「VERY児童館」では、とても暑いこの夏、赤ちゃんとどう過ごせばいいか気になっているママも多いと思うので、小児科医の森由佳先生に赤ちゃんの暑さ対策と、ママも一緒にできる暑さ対策について教えていただきました。ゲストで参加してくれた3人のママであるVERYモデルの原田夏希ちゃんも今年初めて、熱中症になってとても大変だったエピソードもあり、赤ちゃんだけでなくママも一緒に熱中症対策してくださいね。
■VERY児童館とは…
コロナ禍の中で出産されたママたちと繋がりたい!応援したい!とスタートした「VERY児童館」。おうち時間が長くなっている新米ママのみなさんの、ちょっとした息抜きや気分転換になれるようなオンラインでの集いを月に1回開催しています。
教えていただいたのは森由佳先生
名古屋の病院に勤務する小児科専門医/アレルギー専門医。小学生のお子さんのママ。
ご自身のインスタグラム(@mama_ped_yk)では小児科医ママの目線から、アレルギーや健診についてなど、子どもとの日常で役立つ情報を分かりやすく発信されているので要チェックです!
赤ちゃんは熱中症になりやすい?
赤ちゃんは体温を調節する機能がまだ未熟であること、身長が低く、大人よりも地面に近いのでより暑い環境にいることなどから大人よりも熱中症になりやすいです。大人が暑いと感じる時、赤ちゃんはもっと暑いんです。赤ちゃんの顔が真っ赤になっていたり、汗をぐっしょりかいてるのは暑いと感じているサインなので、赤ちゃんの様子を見ながら暑さ対策をしてあげてください。
VERYモデル原田夏希ちゃんも熱中症に!
ゲストで参加してくれた3人のママでVERYモデルの原田夏希ちゃんも今年初めて、熱中症になってとても大変だったエピソードを話してくれました。「子どもの参観で1時間、外の日陰にいたら、熱中症になってしまいました。もちろん水分もとっていたし、子どものことは気をつけていたけど、まさか自分がしかも日陰にいて熱中症になるとは思いませんでした。毎日朝食で取っているお味噌汁をその日はバタバタして飲み忘れてしまっていたことや、授乳中なこともあり、水分不足もあったかもしれません。頭痛がひどく、病院で点滴もしてもらいましたが、3日間くらい辛かったです。病院の先生に聞いたら、塩分も大事だそう。それ以降は常に水筒と、塩分タブレットを持ち歩いています」。小児科医の森先生からも「赤ちゃんの心配ばかりで自分がおろそかになってしまい熱中症になるママが意外と多いです。赤ちゃんと一緒にママも水分補給と帽子や日傘など日よけはしっかりするようにしてくださいね」。というアドバイスがありました。
熱中症にならないために気をつけたいこと
1.10~14時の暑い時間の外出は避ける
スーパーへ行くなどのちょっとした外出も、時間帯を工夫することで、熱中症のリスクは低くなります。いちばん暑い時間帯を避けて、10時前の朝や、夕方が赤ちゃんとのお出かけのおすすめタイムです。
2.水分補給はこまめに
赤ちゃんは喉が渇いたよ、とは言えないので、いつもより授乳やミルクの頻度を多めにするといいそう。マグで飲めるようになったら、水や、経口補水液も上手に活用しましょう。
3.赤ちゃんには物理的な日よけ対策を
赤ちゃんに直接陽が当たらないことも大事。抱っこ紐の時は赤ちゃんには帽子、ママは日傘など、赤ちゃんが日陰になる対策を。帽子を嫌がる赤ちゃんも多いと思いますが、ママが日傘をしていたら、日影になるので、帽子をかぶらなくても大丈夫!最近はベビーカーや、抱っこ紐につける冷却パッドなどの、ひんやりグッズも多く出ているので、そういうものを上手に活用するのも◎。ベビーカーに取り付けられる扇風機は、暑い中では熱風を送るだけで、涼しい効果がないこともあるので、冷却パッドなどを併用するのがおすすめだそう。
みなさんもお子さんの対策だけでなく、ご自身も気をつけてくださいね!
取材・文/栗生果奈