幼稚園、小学校、中学校、高校……。我が子はどのタイミングで挑戦するのがいいか、迷うこともあるのではないでしょうか。早ければ早いほどラク? 準備はいつから?お金はいくらかかる? その後どうなる?そんな疑問に、受験経験者のママたちのリアルな体験談をもとにお答えします。
■幼稚園で受験
勉強がない分、
負担は一番少ないとも言われる。
大学付属なら一生受験ナシ!
その後の進学展開予想図
■小学校受験
親の資質も試される「お受験」。
のびのびした学生生活を
送らせたいならここが勝負!?
その後の進学展開予想図
■中学校受験
首都圏の小学生の1/3が
中学受験組。
親子で心身ともに
一番ハードとの噂も
その後の進学展開予想図
■高校受験
子どもの成長とともに
親のコントロールは効かず、
ひたすら見守る
しかない正念場
その後の進学展開予想図
【まとめ】
子どもの性格によって
適正タイミングも変わります。
しっかり見極めることが大切!
2020年の大学入試改革の影響で私大付属校の人気が高まる中、海外研修やSTEM教育に力を入れる学校も人気です。学校の選択肢の幅という点では中学受験が最も広いでしょう。ただ3年間の受験生活は長くハードですし、親の言いなりの受け身の受験だと失敗したり、将来指示待ち人間になることも。精神年齢が高く、自分事として努力できる子が中学受験向きです。幼稚園・小学校受験も親離れできた社交性のある子が向きますが、学力より本人の資質が重視される分、子どもへの負担は軽い面も。
また中学受験をしない小学校だと教育が学力偏重にならないため、日本の子どもに多い自己肯定感が低いタイプになりにくい。高校受験は自立できて内申が取れる子向き。本人の意思次第なので自主性も育ちますが、上位の私立校は高校募集がないので選択肢は少なく、また入学して3年後には大学受験のため、ユニークな教育内容は展開しにくいのが現状です。
学校は入学して終わりではありません。我が子の性格やどう育ってほしいかを見極めて、納得のいく受験をできることが一番大切です。
取材・文/宇野安紀子 イラスト/村澤綾香 デザイン/Permanent Yellow Orange 編集/井上さや
※VERY2018年11月号「早い方が楽?遅い方がしっかりした子になる? 先輩ママの体験談を紹介します 受験のタイミング別、見通し予想図」より。
※掲載中の情報は、誌面掲載時のものです。