青山祐子さん「家庭にもある!子供を成功へ導く秘訣とは?」
「おしり」が読める6歳の息子が、トイレで「おしり」ボタンを押してびっくり!!
ところが「止」が読めず、勢い良くおしりに噴出し続ける水に「ママ‼︎」と救出要請。
2年ぶりに日本へ帰ったら、香港にはないハプニングに迎えられました。
香港は厳しいコロナ規制にも関わらず感染者が爆発的に増え、多い時には1日5万人を超え、病院も隔離施設も足りなくなりました。学校やスポーツ施設、ビーチは閉鎖が続き、レストランは午後6時まで、二人ずつしか座れず、子供達は行き場を失ってしまいました。さらに香港の全学校の夏休みが4月に前倒しすることが発表され、私達はしばらく帰国することにしました。
初めて見る満開の桜に感動する子供達
2年ぶりに会う祖父母、見違えるように大きく成長した従兄弟たちに、改めてコロナとの戦いの長さを実感します。
日本では、レストランで家族や友達と同じテーブルで食事ができるので、とてもありがたく感じられます。
香港の厳しいコロナ規制から解き放たれ、子供達は久しぶりのサッカーやテニスを楽しんでいます。
テニスプレーヤーの堀江享選手と
4人の子供達はオンラインで香港の学校に参加し、毎日クラスメイトと一緒に学んでいます。10歳の長男の「歴史の読み解き」の授業は討論会のよう。イギリスが世界に植民地を広げた時代、何が起きたか、それぞれの国の立場でポジティブとネガティブな影響を話し合います。しだいに議論は、今、ロシアはなぜウクライナを攻撃するのかへ発展。世界各地にルーツを持つ子供達からさまざまな意見が交わされます。歴史を暗記するのではなく、なぜ起こり、どんな影響があったか考え意見をぶつけ合う、私が受けた歴史の授業とずいぶん違うなと感心します。
7時間の授業は外で気分を変えながら参加
さて前回に続いて、子供が将来困難を乗り越え成功をつかむ力となる自己肯定感を育む取り組み、
今回は「過保護をやめて自立を促す」ことからのアプローチです。
子供は危険や失敗から学びながら、自分で解決する方法を学びます。甘やかして困難を取り除くと、子供は学ぶ機会を失い、自分で問題を解決できなくなってしまいます。
過保護、甘やかしすぎのサインとしては
□ 朝何度も声をかけないと起きない。
□ 子供が着る服を親が選ぶ。
□ 子供が欲しがるたびにお金を渡す。
□ 親をののしったり、尊重しない。
□ 子供のテレビ、音楽、ゲーム、インターネットの内容、時間を把握しない。
□ 親の責任で子供に宿題をやらせる。
□ テレビを見ながらの食事。
□ 子供の代わりに親が片付けをする。
□ 家事をまかせない。
などだそうで、私は反省点がいくつもあります。(子供の通う学校の子育て講座より)
過保護は将来、親への依存を強くし、反抗心をも生むそうで、私も少しずつ
「もう自分でできるんだね。すごいな。これからはまかせるね」と子供の自立を促すようにしています。
決めたお小遣いを子どもが責任を持ってやりくりすることや、家事の手伝いもいいそうです。
家事は子供に選ばせ、子どもが家族の力になれていることを感じることが大事だそうです。
香港では、ヘルパーがいて、勉強や習い事優先でお手伝いの機会がほとんどありませんでしたが、日本で家事に追われている私を見かねて、子ども達から「ママ手伝うよ」と声をかけてくれ、朝ごはんの準備、皿洗い、洗濯、部屋の掃除など皆んなで手伝ってくれるようになっています。
「我が子を成功させるために必要なことは、無償の愛と、家事に参加させることである」と長年、スタンフォード大学に務めたジュリー・リスコット・ヘイムス氏が語っていたのを思い出します。
<TED URL>
https://www.ted.com/talks/julie_lythcott_haims_how_to_raise_successful_kids_without_over_parenting
子どもが進んで家事を手伝うことで、自分にできることは何かを見つけ実行する、成功には欠かせない自分を信じ達成する力を育むそうです。
日本帰国がきっかけで、芽生えた子供達のお手伝い精神。
個性的にカットされたリンゴやにんじん、
4人で楽しみながら雑巾掛けをして床がびしょ濡れなんてこともありますが、
「ありがとう」「とってもうれしい」と笑顔で子どもに任せ、見守ってみようと思います。
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