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「女の子だから」のジェンダーギャップ、子どもたちの未来のために、大人たちは何ができる?

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「女の子だから」「男の子だから」という区別なく、その子らしく得意なものを見つけて、のびのび育ってほしい……。もちろんわかってはいるけれど、「ジェンダーバイアスをかけて接していた?」と後から気づくことも。自分が育った頃はもちろん、数年前と比べてもジェンダーに対する考え方は格段に変化しています。例えば遊びひとつとってもそう。擦り剥き傷を作ったり、泥んこになるまで遊んでいる姿を見ると、女の子ならもう少しおしとやかにしてほしい……などとついつい思ってしまうことも?性別に関係なく、子どもたちが自由に未来をはばたけるようにサポートしてあげるために、大人たちは何ができるのでしょうか。
子どものためのチェックシート

「女の子だから」を窮屈に感じたりしていませんか?

公園では砂場でおままごとよりジャングルジムが好き

ピンクよりブルーが好き

スカートよりパンツスタイルが好き

「女の子なんだからおしとやかにね」と言われるとどうして?と思う

サッカーや野球などの習い事に興味がある

ラナ
ラナ
ピンクよりブルーが好き。お洋服はスカートが好きだな。公園で遊びたいのはジャングルジム! 女の子でも何でもやりたいし、どちらかというと可愛いものよりカッコいいものがすき!
ママ/パパのためのチェックシート

知らないうちに、
我が子にジェンダーバイアスかけていませんか?

つい「女の子なんだから」と言ってしまったことがある

娘には格闘技よりバレエを習ってほしいと思う

フリルやひらひらのスカートの方がいいと思う

将来、理系や医学部に進みたいと言ったら正直悩む

ママ
ママ
国際結婚ということもあり、そこまでジェンダーの窮屈感もなく育っていると思いますし、基本的には娘の自主性に任せたいと思っていますが、つい「女の子なんだから」と言ってしまったことがある、は心当たりがありました。

レゴグループの調査結果でも…

76% vs 24%

レゴ®️ブロックを息子に勧める親の割合は76%であるのに対して、娘に勧める親はなんと24%!レゴ®️ブロックのようなおもちゃは男の子向けだと考えている親が多いという結果に。

4倍

女の子にダンスやドレスアップを勧める親は、男の子に勧める親の4倍。

科学者やアスリートは男性向けの職業だと感じている親は、女性向けの職業だと感じている親の6倍。

※レゴグループによる意識調査 対象者:6~14歳の子どもおよびその親(中国、チェコ共和国、日本、ポーランド、ロシア、イギリス、アメリカ合衆国)約7,000人

VERY読者『我が家の事例』

香道実華さん 38歳
香道実華さん 38歳 れいかちゃん 5歳(+8歳の兄)
娘を幼稚園から女子校に通わせていますが「ママと同じ女の子でうれしい」と言っているので、窮屈感はなさそうです。「女の子らしく」と、私がそう育てられたので、「女の子だから、おしとやかに」「女の子だから、お行儀よく」「女の子だから、言葉使いに気をつけて」とまさに思ってしまいます。今回のアンケートをもとに、夫婦でもジェンダーについて話し合い、今の時代に合った子育ては勉強しないといけないと感じました。
志賀祥子さん 35歳
志賀祥子さん 35歳 みつきちゃん 4歳
どちらかというと女の子の窮屈感を感じていないタイプだと思います。ただ「髪が長い=女の子」とは思っている様子。私は、たとえば「女の子なんだから足を閉じて!」と言ってしまったりして、自分でハッとなるときがありますね。習い事は、本人が何に興味をもつかわからないので、幅広くいろんなことは経験させてあげたいのですが、思いつくのはピアノ、ダンスなど女の子の習い事になりがちです。
高木浩美さん 40歳
高木浩美さん 40歳 美樂ちゃん 7歳(+4歳と2歳の弟)
娘は、0歳の時から活発で怖いもの知らずだったので、いわゆる”女の子育児”をしている感覚がなく、親として「女の子らしくしなさい」という気持ちをあまり感じたことがありません。習い事も将来の仕事も、本人が好きで、熱中でき、やりたいことならなんでも応援したいと思っています。ただ、毎日年上の男の子と5~10人で遊んでいるので、高学年や中学生になった時、女の子独特の気遣いや空気の読み方ができるのかな?とつい心配に感じてしまう時はあります。
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ブロック遊びなどのクリエイティブな遊びは、男の子向けと思われがち。でも実はこれらの遊びは、21世紀を生き抜くために必要なスキルを培っていくことが期待できます。レゴ®️ブロックを例に、どんなスキルが身につくのかチェックしてみましょう!

大人が遠ざけてしまうのはもったいない!
クリエイティブな遊びで培う、
21世紀を生き抜く大切なスキル

レゴ®️ブロックでの遊びで培われるスキル

挑戦してみようとする力

このパーツをはずして違うデザインにしてみよう、などまだやったことがないこと、完成系が見えていないことなどに挑んでみることで、挑戦してみようという力が培われます。

他者への思いやりの心

この救急車でけが人を病院に運んで助けよう!など、できた作品を使ってストーリーをつくって遊ぶことで、相手の気持ちを考えたり、行動したりするロールプレイを自然と行うことができます。

問題を解決する力

このパーツがいいけど、ないから…こっちで代用してみよう!など、与えられた環境や条件の中で、やりたいことを実現するための解決方法を導くことにつながります。

発想力

「髪の毛を変えてみよう!」などと大人も思いつかないような大胆でクリエイティブな発想を育めます。

自己肯定感の向上

できあがった作品を見て、自分のクリエイティビティを誇らしく思う気持ちや、おうちの人にほめてもらってうれしい!という経験を重ねることで、自分に自信を持つことができるようになります。
「遊びを通した学び」でクリエイティビティの育成や、成功体験の獲得、自己肯定感や違いを認める気持ちが芽生える助けになります。
ママ
ママ
娘がはじめてレゴ®️ブロックに触れたのは、幼少期。大きいブロックのボックスを買って、それ以来、ことあるごとに追加して、どんどん増えていきました。現在3歳の弟がいるのですが、娘は、弟が喜ぶもの(乗り物や動物園など)を積極的に作って、一緒に楽しそうに遊んでいます。頑張って作ったものを弟に壊されたり、自分の思うように作れなくて、イライラしてしまうこともありますが、見守っているとまたひとりで作り始め、納得が行くまで時間をかけていることも。レゴ®️ブロックの遊びを通じて他人を気づかったり、あきらめずに我慢したりもう一回挑戦するようなマインドが身についたと感じています。正解がひとつじゃなく、繰り返し繰り返し作れるところもレゴ®️ブロックのいいところですよね。
ラナ
ラナ
これ、60人が乗れる大きな救急車なんだよ! 作っている間、ずっと、ぜんぶぜんぶ楽しかった! お気に入りポイント? ぜんぶだよ! うまくいかないところもあったけれど、やり直したり、いろいろ考えていたらひとりで作れたよ!

性別に関係なく、
すべての子どもたちが創造力を育み、
21世紀を生き抜く力を身につけるために。

ジェンダーニュートラルにデザインされた
レゴ®️ブロック新製品

41702 フレンズのハウスボート オープン価格

女の子と男の子2体ずつのミニフィギュアがついたハウスボート。想像の世界を航海しながら、畑やお店でお店やさんごっこをしたり、キャビンで楽しんだり自由な発想で楽しめます。太陽光パネルつきのイルミネーションがついていて環境への配慮について学んだり、ボートの組立にちょうつがいが使われていてものの構造が理解できたりというポイントも!

60330 レゴ®️シティの病院 オープン価格

機能満載の建物やリアルな乗りもの、たくさんのキャラクターたちが充実のレゴ®️シティ シリーズ。男性が多いとされるお医者さんですが、レゴ®️シティには男性、女性同数のお医者さんのミニフィギュアが入っているなど、子どもたちにジェンダーバイアスがかからないような工夫も。

誰もが未来にはばたける世界へ。
クリエイティビティを世界に発信している女の子たち

レゴグループが公式ウェブサイトやソーシャルメディアで紹介している女の子たち。STEMからアートまで。発明から音楽まで。おうちから宇宙空間まで。世界中のいたるところで、女の子たちはクリエイティブなアイデアで「創造力が、世界を変える」を実行しています。

創造力を分かち合うバースデー:チェルシー

チェルシー・ファイレさんは、10才の誕生日に、自分だけがプレゼントをもらうより、みんなに分けてあげたいと考え、お誕生日にお友だちから図画工作の材料や用具を集め、地域の民間シェルターへ寄付。ここから「チェルシーのチャリティ」がスタート。チェルシーさんは親しい人を相次いで亡くした際、絵を描いたり、物を作ることが慰めとなった体験から、ほかの子どもたちにも癒しを分けてあげたいという気持ちに。これまでにアメリカ国内30州と海外2カ国の子どもたちのためにアートセット1万3000点を寄付しています。レゴグループはこのチャリティとコラボレーションし、「Art for All(すべての人にアートを)」ボックスが生まれました。

よりよい世界を目指すなかよし姉妹:ファーティマ

発明家のたまご、ファーティマ・アルカアビさんが発明の楽しさを知ったのは7才のとき。アラブ首長国連邦政府からも支援を受け、これまでにたくさんの発明品を生み出しています。妹のシャイカちゃんも発明やイノベーションが大好きで、ふたりでレゴ®️ブロックを使って試作品を製作。STEM教育(科学・技術・工学・数学)の分野では、長年、性差別や女性に対するプレッシャーが横行し、女性研究者も多くないのが実状。ファーティマさんの願いは、妹をはじめとした好奇心を抱く少女たちがSTEM教育を受け、その興味・関心を広げていけるよりよい世界を実現すること。レゴ®️ブロック製作を通して「女の子だって何でもできる」ということを体現しています。

音楽でふるさとによろこびを広げる

11才のすずき まひるさん。幼い頃にトランペットの魅力を知ってから練習を続け、数年後、福島県南相馬市のマーチングバンド「Seeds+(シーズプラス)」に参加。他のメンバーとともに音楽と創造性を通じて、人々に元気とよろこびを分かち合うだけでなく、東北復興支援の募金活動も行っています。 「創造力は、みんなに元気や希望をあげられるもの」 「レゴ®️ブロックで遊ぶのは、音楽の演奏に似ています。組み立て説明書は楽譜みたいなものだし、即興で好きなように組み立てるのも楽しい!」というまひるさん。レゴグループは、Seeds+への応援を形にした作品を贈呈。見た人に「音楽の力と創造性が、世界を変える」というまひるさんのその思いが伝わることを祈っています。

お問合わせ先/レゴジャパン コンシューマー・サービス
☎00531-65-0597(平日9:00~17:00/通話料無料) 
LEGOJapan-cs@lego.com

ママ:ニットベスト¥7,590(ソコラ メイソングレイ)パンツ¥22,000(レッドカード トーキョー/ゲストリスト)ピアス¥19,800(ノムグ)リング¥18,480(J プロダクツ)その他はスタイリスト私物 キッズ:シャツ¥9,460(スムージー/チャールス)その他はスタイリスト私物
撮影/木村 敦 スタイリング/山本有紀 ヘア・メーク/榎田茉季さん〈ROI〉 モデル/ラヴェック・ラナ、ラヴェック・ユカ 取材・文/沼田珠実
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