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近藤千尋さん「3日に1回の夜泣きは抱っこせず、眠くなるまで待ちます」

撮影/渡辺謙太郎

「悩まないタイプなんです」と話すVERYモデル・近藤千尋さん。実際はしっかりと子どもに向き合い、毎日奮闘するママ。SNSやテレビで見るキラキラした姿の裏で、イヤイヤ期や夜泣きに追われる日々を過ごしていました。

—SNSで発信してくれているイヤイヤ日記、激しく共感しつつも微笑ましく、楽しみにしています。最近起こった“事件”はありますか?

最近は、ついに(次女が)冷蔵庫を開けられるようになってしまいました。自分で開けて、みかんを取り出しては自分で皮をむき食べるのですが、みかんの汁やら皮の破片が部屋中に散乱していて。私はずっとお掃除シートで追いかけ回していて…腰が痛いです。お姉ちゃんのときはこんなに大変だったっけ?と、次女にはいろいろと期待を裏切られています(笑)。

 

—イヤイヤ期って本当に大変ですよね。夜泣きもあると仰っていましたよね。

3日に1回くらい激しい夜泣きが今でもあって。だいたい夜中の2時頃。「寝てよー」って感情的になりそうになるけど、そんなときは一旦深呼吸をして、ひー坊くん(夫であるジャングルポケット太田さんの愛称)をチラッと睨んで(笑)。お姉ちゃんを起こさないように次女を抱きかかえて、リビングに連れていきます。ソファに座らせたら、保冷剤を少ーしだけ頬に当てるんです。そうすると、目が覚めて現実世界に戻ってきてくれるので「美羽ちゃん、今は夜だよ?ちゃんと眠れそう?」って、声をかけます。「ママは美羽ちゃんが眠れる気持ちになるまで待つからね」ってゆっくり話をして、15~20分くらい経つと「眠いから寝る」って自分から言うので、一緒に寝室に戻ります。抱っこして寝かせつけようとはしません。そうしないと眠れなくなっちゃうかなと思って。2歳過ぎたくらいから、会話もできるようになってきたのでこの方法をとるようにしました

 

—“チラッとひー坊くんを睨んで”ってところが気になってしまったのですが(笑)。

そりゃイラッとしますよ。ひー坊くんも、やろうとしてはくれているんです。でも、半分眠った状態で泣いてる子をさするんですよね(笑)。「いやいや痛いわけじゃないのにさすっても泣き止まないでしょ」って思うのですが、仕事で疲れていて頭も回ってないし、「やってる風かよ!」って心で突っ込みながら「大丈夫だよ。ひー坊くん寝てて」って言っちゃいますね(笑)。芸人さんの仕事って本当に過酷で、早朝深夜問わず収録があるし、収録がなくてもネタを書いたりしているので、休めるときに休んでほしいなって思います。でも、(次女が夜泣きした)翌日起きると、前日私が片づけられなかったキッチンの洗い物などが全部終わっていたりして、「ひー坊くん、セーフです」って (笑)。

 


撮影/渡辺謙太郎

 

—お互いに思いやりが感じられますね! 以前、お子さんが生まれて間もないころ、「何か手伝おうか?」と言われて大問題になったとお聞きしました。

ありましたね。子どもが生まれてすぐ、娘が夜泣きしたときに「なにか手伝おっか?」って声をかけられて、「え? 他人事!?」って思って。“手伝う”って子育てで絶対言っちゃダメな言葉ですよね。私も産後でイライラしていたこともあって「あなたと私の子なんですけど。手伝うって困っている人にかける言葉だよね? 今あなたも困ってないとおかしい状況なんだよ! おかしくない? 私も働いてるんだけど!」って大爆発しました。「十月十日お腹の中で育てて、産んだのは私だけど、これから先も一緒に子育てしていくのに、私ばっかりに偏った子育ては絶対嫌だよ!」って細かく伝えました。

 

—そのときの太田さんの反応は?

泣いてたかな……すぐ泣いちゃうんです(笑)。「俺バカだから、わかんなくてごめんね。これからも全部言ってね。ちー坊ちゃん(太田さんがちぴちゃんを呼ぶときの愛称)が負担に思ってることがあったら全部言ってね」って。そういう繊細な人なんです。だからそんなにケンカにもならないし、イラッとすることはあるけど、私も言葉を選びながら伝えるようにしています。それに、パパって本当っに純粋にわからないみたいですよね。ミルクをあげるとか、オムツを替えるとかはわかっても、オムツを替えたらゴミ箱に捨てるところまでやって完了!とか、なかなか難しいみたいです。そんなときは「ゴミ箱に捨ててよー!」って言うんじゃなくて、「オムツ替えてくれてありがとう! ごめんね、ゴミもお願いしてもいい?」って言うと、「あ、いいよ!」って快く動いてくれたりするので、「助かったー! ありがとう♡」って (笑)。

 

—大人ですね、そして上手!

言葉には気を付けてます。けど、顔には出てますよ、自分の感情もちゃんと外に出さないとね(笑)。

 

—ちぴちゃんの子育ては、なんだかとても楽しそうに見えます。ご両親の影響でしょうか?

うちの母は実はとても繊細で、些細なことでも悩む人です。「お兄ちゃんにこう言っちゃったんだけど、どう思ってるかな…」なんてよく相談されていました。そんなときも、私は「どうでもよくない!?」って(笑)。私の子育てについても、「またお菓子食べてるよ」とか心配してくれています。だけど私は「食べたいんだから食べさせてあげたっていいじゃん」って。どっちが親でどっちがおばあちゃんなの?って会話ですよね(笑)。子どもって、ケミカルなものとかも好きじゃないですか? 長女はコーラが大好きで時々飲みたがるのですが、それは私のせいなんです。私がコーラ大好きだから。原因は私だし、もうそれはしょうがないかなって思っています。でも、考えてみたら母もコーラ大好きなんですよ。これは私の意見なので、栄養士の方には止められちゃうかもしれませんが…、私が伝えたいのは、それで心がストレスでいっぱいになって、子どもに当たっちゃったりとか、笑顔でいられなくなったりするよりはずっといいかなってことなんです。

 

—ちぴちゃんに話を聞いてもらったら、なんだか悩みなんて吹き飛んでしまいそうです。

本当ですか? 嬉しいです! そう言われれば、昔から友達にもよく相談されるタイプでした。読者モデル出身なので、ファンの方々とも距離が近くて、みんなと身近な存在のままでいたいって気持ちはずっと変わりません。昔から応援してくれている方たちは、ちぴちゃんってそういう人だよねって知ってくれているけど、最近テレビや雑誌で知ってくれた方には、まだそれがちゃんと伝わっていなかったみたいなので、SNSや密着番組などで少しでも伝わったら嬉しいなって思います。私、普通にその辺にいる人なんですよ(笑)。お友達も芸能人の方は少なくて。ずっと価値観や金銭感覚はズレたくないって思っているし、子どもも芸能人の子どもだからという扱いをするのもされるのもイヤなんです。

 

—ご自身がディレクターを務めるブランド「AJUGA.(アジュガ)」のアイテムも、すごく消費者目線ですよね。

そうなんです! 気付いてくださってありがとうございます。オリジナルで作るとやっぱり高くなっちゃうので難しいところですが、メーカーの方にも「子ども服で3,000円以上なんてなかなか買わないですよ」って正直に伝えています。本当に自分の子どもに着せたい服を作ってるし、自分でも買いたい!と思えるものじゃないとって。うちはたまたま姉妹でおさがりもできますが、男女のきょうだいでもシェアできるように、ユニセックスなデザインにもこだわっています。あとバッグなどは、パパもママと同じ気持ちで育児できるようにって考えて作っています!

 

取材・文/渡邊里衛

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