ママやパパが子どもと一緒に楽しめるおうち遊びを毎週金曜日にご紹介している「VERYこども遊び研究所」。今回は、紙を好きにビリビリちぎって並べてみる簡単な遊び。何に見えてくるか、子どもも大人も想像が広がります。
ビリビリちぎって何に見える?
今回はとーーーっても簡単な遊びです。どこでも、誰とでもできそう。
1枚の紙を手で適当にちぎります。あんまり細かくする必要はありません。こんな感じ。
ちぎった紙を今度は並べ替えて「何に見える?」。見立てて遊びます。例えばこれならば「トイプードル」
さらに並び替えて今度は「鳥」
慣れてきたらちぎり方を変えてみます。また違う“何か”が見えてそう。これは「おじさんの顔」
ハサミを使うのも楽しいですね。ハサミのトレーニングにもなります。遊ぶときは手を切らないように気をつけて。
親子で連想ゲームのように遊んでみてください。色画用紙などの台紙の上に貼ればそのまま作品として飾っても綺麗ですよ。絵の具やクレヨンで色々と描き足してもいいですし、タイトルを考えるのも楽しいです。
何枚か出来上がったら、紙芝居のようにストーリーを作るのも魅力的。ちぎった紙片でできた絵と絵の関連を考える想像力はもちろん、論理性なども養われるだろうと思います。
この遊びのポイントは「何を作るか?」を考えるよりも、まずは手を動かしてみること。考えるよりやってみるという具合でちぎった紙片をあれこれと並び替えてみてください。不意に何かに見える瞬間が訪れるはずです。考えるよりもやってみる方が上手くいく場合って、実生活や仕事においても結構あるものです。子どもたちは大人と比べると「やってみる」が自然とできると思います。子どもたちからは学ぶことがたくさん。
子どもはもちろん、大人も自由な発想で遊んでみてはいかがでしょうか?たくさん会話をしながら親子で楽しんでください。
遊んでみた様子は、ぜひ#takeruide #VERYこども遊び研究所 のハッシュタグをつけてInstagramにアップしてくださいね!
\教えてくれたのは/
◉井出武尊さん Takeru IDE
2004年東京藝術大学先端芸術表現科卒業。子どもと遊びの企業にて多数のプロジェクトに携わり、15年以上にわたって子どもの遊具や遊び場のデザインを手がける。幼少期における表現活動の重要性を感じており、遊びのプログラムの開発、ノウハウの提供、情報発信などに幅広く従事。子どもの表現教育のためのミュージアム設立が目標。2021年1月現在、5歳の娘と毎日遊ぶ様子がSNSを通じてママたちの関心を集めている。Instagram:@takeru_ide