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赤ちゃんの器用さが育つ「簡単な手遊び」

VERYwebで好評配信中のこども遊び研究所。今週は、井出武尊さんに赤ちゃんと簡単にできる手遊びを教えてもらいました。

 

おなじみの遊びをアレンジ
どこでもできる赤ちゃんの手遊び

手の中に小さなものを隠して、両方の手を差し出したらどっちに入っているかを当てる、おなじみの遊びがあります。これをちょっとアレンジをして赤ちゃんの楽しい手遊びにしてみました。1歳から3歳頃までの小さな子どもたちにおすすめです。

自分の手の中に小さなおもちゃを隠してください。隠すものはなんでもOK。外出先でも、たまたまそこにあったものでもできます。
※赤ちゃんの誤飲には注意してください。

隠したら両方の手を赤ちゃんの前に差し出して「どっちだ?」と問いかけます。ここまではすでにご存知の通りですね。アレンジはここから。どちらかの手を赤ちゃんに選んでもらうわけですが、指差しで選ぶのではなく、ママの手を赤ちゃんに開けてもらいます。


手を開ける時は指を一本づつゆっくりと開けてください。赤ちゃんの小さな手だとママの指を握ってちょうど開きやすいと思います。小指から順番に人差し指まで開いたら当たりかハズレかを伝えます。隠しているものが途中で見えても手を全部開くまで渡しません。赤ちゃんは手の中のものを取るためにも指を全部開く必要があるんです。

 

たったこれだけのアレンジですが、どっちかを当てるゲームから、指先を使って細かい作業を行う手あそびに早変わり。指をたくさん使うことで手先が器用にもなりますし、鉛筆やお箸を上手に使えることにつながっていきます。また、手を使うことは脳への良い刺激にもなります。

もし、ハズレだったとしても残った正解の手も赤ちゃんに開けてもらってください。手を開けることがこのアレンジの醍醐味です。

今度は隠す過程を赤ちゃんの目の前でやります。手のひらにのせた小さなものを両手で包んで隠したらパッと左右に分けます。

生後9ヶ月頃を過ぎた赤ちゃんは自分の視界から消えたものが、見えなくなっただけでそこに存在しているということを理解できるようになります。これを「対象の永続性」と言います。「いないいないばぁ」が好きなのもこのため。見えなくなったおもちゃが手の中に隠れているということを理解していますから、ワクワクしながら探してくれると思います。同じく一本づつ指を開けてもらいましょう。

たまには両手を背中の後ろに持っていき、おもちゃを静かに床に落としたら、空っぽの両手を握りしめて差し出します。両方の手を開いた赤ちゃんは、どちらにもおもちゃが入っていないことを不思議がるかもしれません。「対象の永続性」を逆手に取った遊びです。


今年の年末年始は久しぶりの帰省などを考えている方も多いかもしれませんね。移動や大勢での食事の時間など、小さな子どもには退屈なこともあります。そんな時にもこの遊びはおすすめ。その場にあるもので簡単にできます。小さなビスケットなどを隠すのも楽しいですね。

 

遊んでみた様子は、ぜひ#takeruide  #VERYこども遊び研究所 のハッシュタグをつけてInstagramにアップしてくださいね!

 

\教えてくれたのは/

◉井出武尊さん Takeru IDE
2004年東京藝術大学先端芸術表現科卒業。子どもと遊びの企業にて多数のプロジェクトに携わり、15年以上にわたって子どもの遊具や遊び場のデザインを手がける。幼少期における表現活動の重要性を感じており、遊びのプログラムの開発、ノウハウの提供、情報発信などに幅広く従事。子どもの表現教育のためのミュージアム設立が目標。2021年1月現在、5歳の娘と毎日遊ぶ様子がSNSを通じてママたちの関心を集めている。Instagram:@takeru_ide

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