VERYwebで毎週金曜日に配信中の「こども遊び研究所」。今週は、井出武尊さんに赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむ遊びをご紹介いただきます!
パパも手軽にスキンシップ
おままごとで触れ合い遊び
スキンシップは親子の大切な時間。絆を強くし親子共に幸せを実感できます。また、子どもは情緒が安定しますし、記憶力やストレス耐性の向上など、様々な効果が実証されています。
難しいことは考えずに優しくぎゅーっと抱きしめてあげるだけでも良いのですが、今日は楽しく自然にスキンシップできる遊びをご紹介します。パパにもおすすめです。
赤ちゃんにとっても見慣れた日常であろう家事を模した遊びです。ただし、おままごとのように子どもがママやパパの真似をするのではありません。ここでは子どもは道具になりきります。
●お掃除ごっこ
まずは雑巾掛け。ママやパパの両手が雑巾で、子どもの体を優しく拭き掃除してあげます。上下にそっとゴシゴシするイメージです。
次は丸いお皿を洗います。お腹をお皿だと思ってまあるく時計回りにゴシゴシゴシ。次は逆回しでゴシゴシゴシ。
子どもが喜ぶようならば、ほっぺたや足の裏なども優しく撫でてあげましょう。大切なものを拭き掃除するような感じです。
●パン作りごっこ
今度はパンを作ります。まずはパン生地をこねるように子どもの体を優しくモミモミ。
この先は色々とアレンジをして楽しんでください。ウィンナーロールならば子どもに枕を抱えてもらったり、フランスパンなら生地のばすように子どもの体をコロコロします。お腹をぐるぐるとさする感じでまあるく触れれば、ピザも楽しそうです。ピザは生地をのばすイメージです。トッピングも忘れてはいけません。チーズやハムを乗せるように指で体をツンツンと優しく触れましょう。
最後は「いただきまーす!」と言って、顔を子どもの体に近づけて、手もわしゃわしゃさせながら少しくすぐるような感じで食べるふりをします。
●洗濯ごっこ
洗濯は干すところから始めます。湿った洗濯物を干すためにシワを伸ばします。パンパンと洗濯物を叩くように、ふわっと子どもの体を手のひらで触っていきましょう。実際の洗濯物干しとは異なり優しくね。
最後は乾いた洗濯物を取り込みます。天気の良い日に洗濯物を取り込むと、お日様の良い匂いがして思わず抱きしめて匂いを嗅ぐことってありませんか?あんな感じでぎゅーっと子どもを抱きしめます。匂いを嗅いでもいいですよね。子どもってなんであんなに良い匂いなんでしょう。
他にも色々と応用ができそうです。赤ちゃんはもちろん幅広い年齢の子どもたちに楽しんでもらえると思います。
2〜3歳頃のイヤイヤ期の子どもたちならば抱きしめようとすると「いや!」となることもあるかもしれませんが、これなら楽しく自然と触れ合うことができまそうです。
親子のスキンシップ(触れ合い遊び)は毎日少しの時間でも続けたい遊びの一つです。
遊んでみた様子は、ぜひ#takeruide #VERYこども遊び研究所 のハッシュタグをつけてInstagramにアップしてくださいね!
\教えてくれたのは/
◉井出武尊さん Takeru IDE
2004年東京藝術大学先端芸術表現科卒業。子どもと遊びの企業にて多数のプロジェクトに携わり、15年以上にわたって子どもの遊具や遊び場のデザインを手がける。幼少期における表現活動の重要性を感じており、遊びのプログラムの開発、ノウハウの提供、情報発信などに幅広く従事。子どもの表現教育のためのミュージアム設立が目標。2021年1月現在、5歳の娘と毎日遊ぶ様子がSNSを通じてママたちの関心を集めている。Instagram:@takeru_ide