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青山祐子さん「新学期スタート! 生活ルーティンを作って、切り替え上手に」

「一人ひとりが自分の翼を持っている」

東京パラリンピック開会式で「片翼の小さな飛行機」13歳のヒロイン和合由依さんを始め、様々な個性が羽ばたき輝く姿に感動しました。

パラリンピック競技も子供達と一緒に応援したいです。

子供達の通う香港のインターナショナルスクールは8月中旬に新年度が始まりました。

4歳の末っ子も、兄姉と同じ学校に入学です。

特に入学式はなく、姉の手をギュッと握ってスクールバスで初登校。

姉とは違う教室へ向かうため、次女は一人で階段を上ることになり泣いてしまったそうです。

でも涙を拭いてから教室に入ったと話す娘に、頑張ったんだなと成長を感じました。

4人兄弟の末っ子は、いつも誰かに甘え助けてもらっているので、入学初日はとても大変な冒険だったようです。

翌日から、学校へ行きたくないと毎朝激しく泣き続けます。

なので、夜は早めにベッドに入り、学校で遊んだこと、新しいお友達のことを話して楽しいイメージを膨らませて寝かしつけ、ようやく5日目に泣かずに登校できるようになりました。

 

 

さて、この連載では、子供達の学校カウンセラーが両親のために開催している子育てワークショップで学び、我が家で実践していることの中から、

これまで、子供への怒り方、子供と作るルール、失敗は学ぶいい機会についてご紹介しました。

今回は子供達の生活ルーティンについてです。

長い夏休みが明け学校が始まると、子供達の生活は時間に追われ慌ただしくなります。

生活ルーティンを作ると、子供達が比較的スムーズに行動できるようになります。

例えば、寝る前のルーティンを作ると、子供は速やかにベッドへ向かい、寝る準備が整います。

睡眠は心と体の成長、脳の発達にとても重要で、10歳の子供で10時間、それより幼い子供はもう少し長く必要と言われています。

我が家では、夜8時過ぎ、歯磨き、テレビとipadを消す、ベッドで読書、就寝という流れです。(テレビやipadは睡眠前には見ない方がいいのですが、スポーツなどで忙しいのでやむなく許可しています)

お兄ちゃん達はルーティンが身についているので、寝る時間になるとすぐベッドへ向かうことができますが、4歳の末っ子はまだテレビを消すと激しく泣いて抵抗します。

ところが、「読みたい本を持っておいで」と言うと、泣き止んで自分の好きな本をたくさん抱えてベッドへ向かいます。

本を読んでもらう時間もすごく好きなのです。

最初は子供が選んだ本を楽しく、本に合わせておしゃべりしたり、末っ子にはぬいぐるみを使ったり。次に科学や少し長めの物語、最後は伝記の絵本へ。難しくても、目を閉じて聞いてねと読み始めます。

長男が4、5歳の頃は、日本語の伝記絵本は寝かしつけに都合よく、いつも途中で寝ていました。

内容に興味がないのかと思っていましたが、6歳ごろからマーチンルーサーキングや坂本龍馬などに興味を持ち始め、今では英語の伝記が好きでよく読んでいます。

眠れないときは、子供のお腹に手をあて、深い腹式呼吸で息をゆっくり長く吐くことに集中させると眠くなりやすいです。私も一緒に眠くなってしまうこともよくあります。

より良い睡眠には、日中、外で思いっきり体を動かすことも大事です。

 

 

朝のルーティンも決めておくと、子供達が自分から朝食、歯磨き、着替えなど動き始めます。マイペースな次男は出かける直前までおもちゃで遊ぶこともありますが(^^;

とは言っても、なかなか次のルーティンへ向かわない時は、

1、ストップウォッチを使う。

もっと遊びたいという子供達に、あと5分ねとストップウォッチをセット。

アラームが鳴ると、自分からやめて次へ向かってくれます。

上手にできたら褒めて次回に繋げましょう。自分から進んで行動できたという成功体験から次回もスムーズに。

2、命令ではなく、絞った選択肢から答えを選ばせると意識が次の行動へ向かいやすい

本を自分で選ぶ?それともママが選ぶ?

早く支度しなさい。ではなく、どっちの服が着たい?

早く食べなさい。ではなく、ピザとトーストどっちがいい?

3、競争、ゲームにする。

子供とママとどっちが早いか競争ね。と、おもちゃの片付けや、靴を履くときなど、競争すると子供は大急ぎで取り掛かります。

ギリギリのところで子供が勝つと喜び、さっきまで嫌がっていたことを忘れ次へ進みます。

大事なのは、ルーティンにそって、自分でできる小さな体験を積み重ねること。

朝起きたら、ベッドを綺麗に整えるというルーティンも、1日の始まりを一つの達成感を味わって始められるからいいと聞きます。

夜寝る前にテレビやipadを消すのは、タイミングを知らせ、できるだけ自発的に。

うまくできないこともありますが、自分から次の行動へ向かう、切り替えられる習慣をつけられるといいですね。

 

 

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