ママやパパが子どもと一緒に楽しめるおうち遊びを毎週金曜日にご紹介している「VERYこども遊び研究所」。井出武尊さんが、天候を気にせず室内で体を動かして楽しめる遊びをご紹介します。
「おうちで靴下カーリング」
おうちの中でも走り回って遊びたいのが子どもたち。ご近所への配慮もあるし家の中を走り回ってぶつけたり、転んだり怪我のリスクも気になります。今日はおうちでできる身体遊びをご紹介します。靴下を使った静な遊びです。
自分から2〜3m離れた場所にクッションなどを起きます。畳んだバスタオルやスツールなどでもOK。そこをめがけて丸めた靴下を放り投げ、その上に乗ればポイントゲットというシンプルな遊びです。
これはカーリングを模した遊び。カーリングのような独特なルールがゲームを盛り上げます。
親子それぞれ5個づつ、靴下を用意します。全ての靴下を投げ終わった時点で得点をカウント。靴下は交互に投げます。
このゲームでは実際のカーリングのように、相手の靴下に自分の靴下を当てて、得点エリアであるクッションの上から弾き出すことができます。
例えば、娘の靴下が得点エリア(写真ではスツール)に3つ乗っているとします。その時点では3点ですがパパが次のターンで投げた靴下は、娘の靴下を1つ弾き出して着地しました。これで娘の得点は2点に減り、パパの得点は1点に。勝負の行方がわからなくなっていくのが面白い!
実際の試合結果はこんな感じ。
相手の靴下を弾き出してOKというルールがあることで、結果は最後までわからず、ハラハラドキドキの楽しい遊びになります。
高さのあるスツールを得点エリアにしたり、バスタオルも折る回数で面積が変わりますから、それぞれに異なる楽しさがあります。子どもの発達に応じてアレンジしてください。相手が手でジャマをするなんていうハプニングも盛り上がるかも。
狙った場所にものを投げるというのは、強く遠くに投げるのとは異なり、力加減が必要となります。力加減は日常的な道具の扱いや、友だちとのコミュニケーションの中でも必要となるものですから、遊びながら覚えられると良いですね。
年齢の小さな子どもであれば、洗濯かご等を用いて、「靴下バスケ」にするのもオススメ。弾き出すというルールがなくなり、幅広く遊びやすいものになります。
急な雨や熱中症など、外遊びにはまだ不安がつきまとう時期。おうちでも存分に遊びましょう。
遊んでみた様子は、ぜひ#takeruide #VERYこども遊び研究所 のハッシュタグをつけてInstagramにアップしてくださいね!
\教えてくれたのは/
◉井出武尊さん Takeru IDE
2004年東京藝術大学先端芸術表現科卒業。子どもと遊びの企業にて多数のプロジェクトに携わり、15年以上にわたって子どもの遊具や遊び場のデザインを手がける。幼少期における表現活動の重要性を感じており、遊びのプログラムの開発、ノウハウの提供、情報発信などに幅広く従事。子どもの表現教育のためのミュージアム設立が目標。2021年1月現在、5歳の娘と毎日遊ぶ様子がSNSを通じてママたちの関心を集めている。Instagram:@takeru_ide