ママやパパが子どもと一緒に楽しめるおうち遊びを毎週金曜日にご紹介している「VERYこども遊び研究所」。
今回は、井出武尊さん。井出さん親子も実際によく遊んでいる遊びを紹介していただきました。
「隠れたモンスターを探せ!」
家で過ごす時間が増えてからというもの、家の中に宝物(ブロックなど小さなもの)を隠して、それを探す遊びをよくやります。今日はそのアレンジで、宝探しではなくモンスター探し!
ちなみにこの遊び、子どもが夢中になってモンスターを探している間、親はちょこっと休憩していられるのも良いところ(笑)。
まずはモンスターを作ります。
画用紙を思いのままに切り抜いて、顔を描けばそれで完成。色紙があるご家庭では複数色使うと後で面白くなります。もちろん白い紙でも十分楽しいです。
モンスターができたら早速、家の中に隠していきます。マスキングテープをくるっと丸めてモンスターの裏面に貼れば、家の中のどこにでもモンスターをくっつけることができます。セロテープでも優しく貼れば壁を痛めることもありません。
※ご家庭の環境に合わせて楽しんでください。
モンスターは見えない場所に隠す必要はありません。似た色の場所に貼れば、モンスターたちは勝手に隠れてくれます。ちょうど昆虫のカモフラージュのようなものです。白い壁には白いモンスターを。木のテーブルには茶色のモンスターを。
今回はせっかくのモンスターを探す遊びですから、この記事上でも遊べるようにしてみました。お子さまと一緒に写真の中のモンスターを探してみてください。
写真の中にモンスターが1匹隠れているよ。ど〜こだ?
正解はここでした!↓
今度はど〜こだ?
今度はどこかな?
今度はどこだ?
モンスター見つけた!
こんな感じで遊びます。家の中はいつも過ごす見慣れた場所。だけどこうしてモンスターを探すことで視点を変えたり、いつもは見ないところに目をやったりして、ちょっとだけ新鮮な気持ちにもなったりします。
見慣れたものでも視点を変えてみることで新しい体験になると言うのは、感受性や創造性を養うという意味でも大切なことかもしれませんね。
子どもが小さい場合には、白い壁に赤や青のモンスターをくっつけると、よく見えるので探しやすくなります。
また、文字に興味を持つ頃の子どもなら、文字でヒントを出してみてください。モンスター探しが文字を覚える遊びにもつながります。
モンスターの大きさ、色、隠す場所、ヒントの出し方…。子どもの発達段階や興味関心に応じてアレンジがしやすい遊びですから、色々工夫してやってみてください。もちろん、モンスターではなく「宝物を探せ!」などでも楽しく遊べます。
遊んでみた様子は、ぜひ#takeruide #VERYこども遊び研究所 のハッシュタグをつけてInstagramにアップしてくださいね!
\教えてくれたのは/
◉井出武尊さん Takeru IDE
2004年東京藝術大学先端芸術表現科卒業。子どもと遊びの企業にて多数のプロジェクトに携わり、15年以上にわたって子どもの遊具や遊び場のデザインを手がける。幼少期における表現活動の重要性を感じており、遊びのプログラムの開発、ノウハウの提供、情報発信などに幅広く従事。子どもの表現教育のためのミュージアム設立が目標。2021年1月現在、5歳の娘と毎日遊ぶ様子がSNSを通じてママたちの関心を集めている。Instagram:@takeru_ide